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動画制作の費用ってどれくらい?相場と依頼先の選び方を紹介

動画制作の費用ってどれくらい?相場と依頼先の選び方を紹介

2021.10.22

自社の魅力をアピールするために、動画を活用する企業が増えています。自社で制作することは難しいため、アウトソーシングを検討している企業がほとんどですが、発注するにあたって気になるのは費用面ではないでしょうか。 今回の記事では、動画制作の費用の相場や依頼先の選び方について紹介します。

目次

【費用相場】動画制作の工程ごとにかかるコスト

【費用相場】動画制作の依頼にかかるコスト

動画制作を依頼するときのポイント

まとめ

※最終更新日:2023年12月19日(2021年10月に公開されたものを、最新情報を踏まえ編集部で校正・更新しました。

【費用相場】動画制作の工程ごとにかかるコスト

まずは、動画制作にかかる費用を、工程ごとに見てみましょう。

企画

企画では動画の目的を踏まえて、シナリオや絵コンテを作成し、スケジュールや使用機材、参加するスタッフなどを決めます。この工程でかかる費用は、以下のとおりです。

 
企画構成費 5~30万円
プロデューサー費用 静止画、アニメ:10~50万円 

実写、3DCG:30~100万円
ディレクター費用 10~50万円
作成する動画の内容によって、費用に幅があります。動画の制作規模によっては、プロデューサーがディレクターを兼ねる場合もあり、その分だけ人件費を節約できます

撮影

企画が固まったら、次は撮影です。1日あたり以下の費用がかかります。
カメラマン 5~10万円
照明スタッフ 3~10万円
カメラ本体・レンズ使用料 5~25万円
照明機器使用料 3~10万円
録音機器使用料 3~10万円
スタイリスト・ヘアメイク 3~5万円
キャストの出演料 10~20万円
エキストラの出演料 1~3万円
スタジオのレンタル代 15~30万円
ロケ地のレンタル代 10~25万円

当然、撮影日数が長くなるほど、費用はその倍となるので高額です。どんなに短い動画でも、凝った内容にすると、撮影には時間がかかります。編集でカットする分もあるので、どのシーンも少し長めに撮影しなければいけません。

逆に動画の内容によっては、簡素な機材を使用したり、参加するスタッフの人数を少なくしたり、撮影場所を減らしたりすることで、費用を抑えられます。

企業が保有するコンテンツやフリー素材を使ったり、アニメーション動画にしたりするなどして、撮影が不要になれば、これらの費用はかかりません。アニメーション動画を作成する場合の制作費は以下のとおりです。
2D(イラスト素材から作成) 5~50万円
3DCG(モデリングやテクスチャの作成) 30~200万円

編集

最後に撮影した動画や、制作したアニメーションを編集します。不要な部分をカットしたり、特殊効果やサウンド、ナレーションを追加したりするなどです。以下の費用がかかります。
動画の編集 5~25万円
カラーグレーディング 

(動画の色味を補正する作業)
3~10万円
MA(動画にサウンドを追加する作業) 3~10万円
BGM・SEの制作 5~10万円
ナレーションの追加 3~5万円

一度に完成させるのではなく、企業に見せて確認を取りながら、徐々に完成度を高めるのが一般的です。完成したら、企業が自由に扱えるようデータ形式で納品します。

【費用相場】動画制作の依頼にかかるコスト

続いて、依頼先別に動画制作でかかるコストを見てみましょう。

動画制作会社

動画制作を専門にしている会社です。動画の内容にもよりますが、費用は5~80万円が相場となります。

動画制作の知識や経験が豊富であり、専門的なスキルを備えたスタッフも在籍しているため、クオリティが高くて訴求力のある動画を制作してくれるでしょう。

ただし、会社の規模やスタッフの人数、保有する機材によって制作できる動画に限界があるため、ジャンルによっては得意不得意が分かれるかもしれません

動画制作会社の中には、ほかの動画制作会社やフリーランスのクリエイターと提携して、幅広いジャンルの動画制作に対応できるところもあります。

広告代理店

テレビやラジオ、紙媒体などの広告枠を販売しているため、制作した動画をメディアで展開する予定があるなら、制作から公開までスムーズに行えるでしょう。プロモーションによって、動画が多くの人に見られたり、拡散されたりするのも期待できます。

一方で、総費用は1,000万円以上かかるケースも少なくありません。インパクトを持たせるためにクオリティの高い動画を制作すると、費用がかさむ場合もあります。

また、多くの広告代理店では、自社で動画の制作部門を保有しておらず、ほとんどが動画制作会社やフリーランスへのアウトソーシングです。中間マージンが発生する分だけ、制作にかかる費用は割高になります。

フリーランス

動画制作会社に所属せず、個人で活動している映像クリエイターです。ひとりで企画から撮影、編集まで手がけたり、ひとつの作業に特化しているクリエイターがいたりします。費用の相場は5~10万円です。実績を積むために、あえて価格を安く設定しているフリーランスもいます。

企業にとっては、費用を抑えられたり、作業ごとに依頼できたりするのがメリットです。動画制作会社よりも、柔軟に変更や追加などの要望に対応してくれる場合もあります。

ただし、ひとりで制作できる動画のジャンルや規模には限界があり、目的によっては満足できる動画を作成できないかもしれません。知識や経験、スキルも個人差があります。初めて依頼するときは、どのような動画を作成できるのか、入念なリサーチが必要です。

動画に高いクオリティや訴求力を求めるなら、初めから動画制作会社などプロに依頼するほうが良いでしょう。使用する機材やスタッフの数などで大きな差があります。

動画制作を依頼するときのポイント

最後に、動画制作を依頼するときに、押さえておきたいポイントを見てみましょう。

【希望別】おすすめの依頼先

動画制作では、何を優先するかによって、おすすめの依頼先や話の進め方が異なります。

1.費用を抑えたいなら
あまり多くの予算をかけられず、できるだけ費用を抑えて制作したいなら、フリーランスか動画制作会社に依頼するのがおすすめです。代理店を介さない直接の依頼であれば、中間マージンもかかりません。

また、企画については、ある程度自社で大まかな方向性を決めておけば、一から考えるよりも費用を抑えられます。何かと費用がかかる撮影でも、出演者を社員にしたり、遠方のロケを避けたりすれば、少ない予算で制作できるでしょう。自社で保有している動画やフリー素材を活用すれば、新たなコンテンツの制作を減らせます。

ただし、費用の削減にこだわってしまうと、目的とはほど遠い動画になってしまうかもしれません。それもまた、費用を無駄にする原因です。あくまでもクオリティや訴求力を最優先に、できる範囲で費用を抑えましょう。動画制作会社に相談すると、どのように費用を抑えられるか、アドバイスしてくれます。

2.良質な動画を作りたいなら
クオリティや訴求力を優先するなら、動画制作会社や広告代理店に依頼するのがおすすめです。マーケティングに精通しているところであれば、どの媒体でどのように展開すれば良いのかアドバイスしてくれるでしょう。

一方で、費用は1,000万円以上かかる場合もあります。動画制作会社や広告代理店側でクオリティや訴求力にこだわるあまり、費用が高くなってしまうケースも少なくありません。費用対効果を考えて、どこまでなら許容できるか線引きをしましょう

依頼先の選び方

依頼先を選ぶときは、最初に目的の動画を制作できるか確認したいところです。その上で費用が適切か確認します。できれば、複数の動画制作会社などから見積もりを取って、比較するのがおすすめです。

ただし、高額だから法外というわけではありません。目的の動画を作るために、それだけの費用がかかる場合もあります。費用の内訳は必ず説明してもらうようにしましょう

その際、丁寧に説明してくれたり、相性の良さを感じさせてくれたりするところなら、依頼後もスムーズに制作を進められるはずです

動画制作会社は数多く存在します。その中から自社の目的に合ったところを探すのは大変です。初めてであれば、提示された費用が適正なのか判断しづらく、どのように交渉を進めて良いのか迷ってしまうでしょう。

 

ReadyCrew(レディクル)では、コンシェルジュがお客様から直接ヒアリングをし、20,000社にもおよぶパートナー企業の中から、ご希望に合った依頼先をマッチングできます。直接お伺いするからこそ、相性まで踏まえたマッチングが可能です。動画制作でお悩みの際は、ぜひレディクルにご相談ください。

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まとめ

動画制作では、依頼先や動画の内容によって費用が変わります。できるだけ費用を抑えたいなら、動画制作会社やフリーランスに依頼すると良いでしょう。自社で対応する範囲を多くすると、相場よりも安く制作できます。

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動画制作 費用 依頼