――前回(2024年1月)お話を聞かせていただいてから大きな変化があったそうですね。
豊方亮太様:2024年12月に、北千住から南青山にオフィスを移転しました。もともと「10名程度の精鋭チームを作りたい」という思いを持っていましたが、ありがたいことに早々に北千住だと手狭になり、ジャストサイズなものが南青山に見つかったという感じです。
――業績も順調と伺いました。
豊方亮太様:ありがとうございます、おかげさまで3期目に入りました。最初は「今月はいくら売り上げが立って、どのくらい利益を出せるのか」と不安に思うこともありました。それが、レディクルとお付き合いするようになってからは見通しが効くようになり、「今の実力であれば、このマンパワーでこのくらいの売り上げが作れる」ということがわかるようになってきました。
このように作戦が立てやすくなったことも、オフィス移転を決められた大きな要因ですね。見通しが立たなければ、そのまま北千住にいた方が安全です。ですが「今なら挑戦してもいいフェーズかな」という感覚があったんですよね。
「解像度が高い」「一番フィットする」。比較、検討して、レディクルへの信頼感を高める
ーー大きな変化のなかで、レディクルも役割を果たしてきたということでしょうか?
豊方亮太様:そうですね。僕、石橋を叩く……、しかも、かなり叩く人間なんです。正直なところ、レディクルさんと同じようなサービスに、何件も何件も問い合わせしました。そして「リストを見せてほしい」「どういうメールが来ますか」とか細かく聞いて。面談やミーティングもさせてもらって、「やっぱりレディクルが一番すごいんだな」「解像度が高いな」と。僕にはレディクルが一番フィットするなっていう感じです。
ーーいつ頃からそのような感覚をお持ちですか?
豊方亮太様:契約して1年くらい、ある程度時間が経った頃に、「レディクルで仕事を取れるということは、他の営業代行からも取れるよね」という考えに至りました。もっと流入を増やそうと、いろいろな会社のお話を聞いてみるのですがイマイチなんです。よく営業代行の方がお持ちになる「こういうお客さまがいます」という資料そのものの書き込み量がすでに違う、解像度が全然違いました。
レディクルを信頼してはいたのですが、先ほどの話で石橋叩くという意味でも「もしかしたら」と思ったのですが、そんなことはなかったです。
――ご自身でしっかりと比較、検討された結果でもあるのですね。
豊方亮太様:そうですね。サービスを使い始めた当初は、良い案件が届き、それを自分たちで受注できるという単純な状況でした。それはレディクルのおかげであり、同時に「我々にはちゃんと実力があったのだ、良かった」という自己認識にも繋がりました。
そこから信頼関係が深まったのは、定例ミーティングのおかげです。これは、普通に考えてすごいことではないでしょうか。我々も制作を進める上で定例ミーティングを行いますが、その相手は、ある意味で特別であり、ある種の特別扱いだと認識しています。それを何十社ものクライアントに行っているのは、本当にすごいとリスペクトの念が芽生え始めました。これが最も大きな信頼の基盤です。単に自社の利益だけでなく、本当に我々の利益のために考えてくれているのだなと感じることが多々あります。

スピード感ある成長の裏にレディクルあり。直接話せて、その思いを汲んで伴走してくれる
ーーレディクルが提供する“情報”もお役に立っていますか?
豊方亮太様:もちろんです。僕の判断はすべてデータに基づいています。例えば、レディクルから紹介された顧客数、その中で興味を示してくださった(手を挙げた)数、受注に至った数、受注額、そしてもし興味を示したすべての見込み客から受注できた場合の潜在的な売上高など、これらのデータをすべて収集・分析しています。そのため、ある程度算数的に将来の見通しを導き出すことが可能となっています。
そして、オンボーダーと直接話せる機会も貴重です。単に案件紹介のメールを受け取るだけでなく、「私たちはこのような目標を持っています」と具体的に伝えられる点が非常に大きいと感じています。一般的な営業代行会社の場合、契約後はメールを送るだけで、その会社が現在どのような状況にあるのか把握しようとしたり、それに応じた対応をしてくれることはないのではないかと思います。
例えば、「レディクル経由で1億円の売上を達成したい」と考えたとします。その目標をオンボーダーに伝えると、「では、このようなアプローチが良いのではないでしょうか」という提案や「現在の単価ではなく、より高い単価を目指すべきです」という率直なアドバイスをいただくことができます。そのようなコミュニケーションを取りつつ、日々案件紹介のメールが届くので、ある程度の安心感というか、「成功への道筋が見えている」という感覚を持って判断することができます。
ーー「あの時のアドバイスが活きている」とダイレクトに感じた経験や、アドバイスの信頼性によってレディクルへの信頼度が深まったと感じることはありますか?
豊方亮太様:言葉というよりも、行動によって信頼が築かれている部分が大きいと感じます。勉強会を開催してくれたり、我々の会社をレディクル社内に広めようと努力してくれたり、時には人脈を広げる機会を作ってくれたり。そのような姿勢が信頼感に繋がっていますね。その行動量は、企業として半端ではないと感じます。私自身も「口だけではダメだ」と考えているタイプですし、社員にも「口だけの人では良くない」と伝えています。結局は行動が重要だと考えているので、その点でも波長が合うと感じています。
ーー創業から数年でオフィスを拡張、移転と、強くアクセルを踏むことができた理由について詳しくお聞かせください。
豊方亮太様:社員3人の時にレディクルを使い始め、ある程度の成果が出ました。その段階で、レディクルのキャパシティが限界なのではなく、我々のキャパシティが限界であり、レディクルとしては「案件はたくさんありますよ」と、まだまだ案件を提供できるという状況でした。そこで、単純計算で「人員を増やせば、もっと多くの案件に対応できるはずだ」と。個人的にも「10人の精鋭チームで、ある程度の売上規模を達成したい」という目標があったため、将来の見通しが立った段階でオフィス移転を決断し、もう少し積極的に攻めていこうという気持ちになりました。
ーー売上以外にレディクルがもたらした側面があれば教えていただけますでしょうか。
豊方亮太様:当初、レディクルからの案件は私だけが対応していました。そして、自分にしかできないと思い込んでいました。しかし、受注を重ねる中で、若い社員にノウハウを伝え、対応させてみたところ驚くほど受注できるようになったのです。そこで「再現性があるのだな」ということに気づきました。
レディクルの案件は、非常にミニマムなものから、これは経営層でないと対応できないというような非常にリッチなものまで幅広い。その案件の幅広さを利用して、定例ミーティングの際に「若い社員にはこのレベルの案件を」「私にはこのレベルの案件を」とレイヤー分けをすることができたのです。それに気づいてから、会社の成長がぐんと加速したように感じます。
ーーそのような考えから活用の幅を広げていらっしゃったのですね。
豊方亮太様:「若手にはまず100万円規模の案件から挑戦させてみよう」とか「この案件は私なら手を挙げないけれど、今の君なら挑戦して戦ってみる価値があるのではないか」と常に戦略を考えていました。
定例ミーティングには基本的に社員全員が参加するのですが、オンボーダーから、そういった視点でのコメントをいただくこともありました。オンボーダーは僕が「今何をしたいと考えていて、そのために我々は何ができるか」という選択肢をまず提示してくれる印象で、非常にきめ細かく対応していただいています。

プレーヤーからマネジメントへ。案件の幅、挑戦の機会をフル活用して、新しい組織作りを開始
ーー今後、レディクルをどのように活用し、発展させていきたいとお考えですか。御社のビジョンと併せてお聞かせください。
豊方亮太様:会社としては、良い意味で私が現場から離れられる体制を築くことが目標です。つまり、私が直接関与しなくても、レディクルと社員たちだけで、しっかりと売上を構築できる状態を目指しています。そのために、現在は教育に力を入れている段階です。
レディクルには、これまで通り変わらずにサポートしていただければ十分だと感じています。先ほども申し上げたように、我々の現在のキャパシティよりもレディクルが提供できる案件数の方が圧倒的に多い状況です。その豊富な案件を我々がしっかりと受け止められるように、人員の増強やスキルアップを図っていくことが、我々の課題だと認識しています。単価を上げたいという気持ちもありますが、それは我々次第という感覚が非常に強いです。
ーーご自身が現場から離れられる体制というお考えの背景には、どのような思いがあるのでしょうか。
豊方亮太様:3年間経営して感じたことなのですが、「社長がプレイヤーであることは良くない」という通説がありますよね。当初は「何を言っているんだ」と思っていましたが、実際に経営してみると、「そうなのかもしれない」と体感として理解できるようになりました。経営者としてやるべきことは、チームのマネジメントやより広い意味での経営戦略など、他に無限にある。「いつまでも自分が主導して、提案していてはダメだな」という感覚ですね。
そうした考えを受けて、レディクルは若手でも対応可能な案件を提供してくれるので、さらに成長できる土壌があると感じています。レディクルとの連携は、我々の組織力向上にも繋がっていて、今では私が定例ミーティングに参加しなくても「きっと良い話し合いをしているだろう」と安心して任せることができます。
ーー会社の成長フェーズに合わせて、レディクルの使い方も進化させていくことができるということですね。
豊方亮太様:そうですね。会社の成長フェーズに応じて活用できます。そういう意味では、レディクルの活用に上限はないのではないでしょうか。私が知らない億単位の案件や非常に高単価な案件なども存在するでしょうし。案件の幅広さは本当にすごいと感じます。
それに、レディクル経由で受注し、紹介時の予算以上に契約金額が増えたり、最終的に年間予算をいただけるまでに成長した案件もあります。その際の派生的な紹介料などは発生しないので、レディクルは非常にフェアな会社だと感じています。そして、実はリピート率もかなり高いです。
ーーそんな特徴もあるのですね。
豊方亮太様:もちろん、すべてを受注できるわけではありません。ただし、ライバルが増えたとしても、それは本質的な問題ではなくて。ライバルが増えても、まったく取れていないわけではありませんし、費用対効果という意味では十二分に出ています。
結局は「自分がどこを目指したいか」という問題だけだと思っています。「受注できた」「できなかった」というのは、自分のプライドの問題であり、気にしているだけと言えばそれだけの世界というか……。そういう意味でも、やはり挑戦心がある方の方がレディクルは合っているということですかね。
ーー挑戦する”場“があることに価値を見出せるかどうかということですね。
豊方亮太様:そうです。レディクルが集めてくれる案件の質が高いからこそ、我々のレベルでも大手企業のコンペに参加できるわけです。そして、実際に受注でき「誰でも知っているだろうCMで見たことがある会社だな。この規模の会社の案件を我々が対応できたのだ」という成功体験というか、経験が着実に積み重っています。
例えば私が営業担当者を雇い「大手企業のコンペを取ってきてください」と指示しても、おそらく取れないでしょうし、そもそも参加させてもらえない。レディクルとのお付き合いを通して「いい会社になってきているのかもしれない」という一つの指標になりますし、非常にありがたい。ありがたい一方で、厳しい世の中でもあるなと感じてもいます。
一歩踏み出して挑戦したいと考える会社にとって、レディクルは最良のパートナーとなる
ーー最後に、豊方さんがレディクルの営業だとしたら、まだレディクルを使っていない人にどのようにPRされますか?
豊方亮太様:「 企業の成長フェーズに合わせた案件が広くあるのが特徴です。1人社長から数百人規模、数千人規模の会社まで、さまざまな案件をカバーしています。それに対して、ランダムに提案するのではなくて、定例ミーティングを通して御社の設定をしてきめ細かく対応します」という感じですかね。
ーーありがとうございます。案件に幅があるから、その会社の状況に合わせて長く使えば使うほどいいですということですね。
豊方亮太様:そうだと思います。契約して1年で辞めてしまうのは、成果が出なかったということなのでしょうけれども。1回使ってダメだった場合、おそらくその原因は自分たちのスキル不足だと思うのです。僕は他の営業代行業者を使ったことがあるので実感として思うのですが、「代行会社のせいでしょ」ということもあるとは思うんですが、レディクルの場合はそれがないので。
営業代行業者を利用する会社には、「今のままでも生きていけるけれども、もうちょっとほしい」というところと、僕たちみたいに「挑戦したい」と考えている二軸いると思うんです。後者の挑戦したい人にはレディクルはすごく向いているんですが、そこまでスケールを求めていないとガッツが出せないかもしれません。案件に手を挙げたら絶対受注できるわけではなく、そこから戦いが始まりますから。戦い方まですべて教えてくれるわけではありませんが、熱意を持ったオンボーダーが伴走して面倒を見てくれるので、挑戦したい、スケールを求めているという会社とはマッチ度が高いはず。自信を持ってすすめられますね。