綿半グループ各社の連携に欠かせない「社内報」を刷新したかった
ー綿半ホールディングス様は、約5年にわたって「レディクル」を利用されているそうですね。
夏目様:はい、IRフェアの展示会出展のサポートやグループ会社の映像制作など、いろいろな場面での発注でお世話になっています。私の配属前にも、別の担当者から依頼させてもらっているはずです。
池田:2016年に、私が最初にお話しさせてもらったのが広報室の関本様。その関本様から室長の毛利様や夏目様をご紹介いただきました。あらためて振り返ってみると、ありがたいことに、たくさんの方とお仕事をご一緒させてもらっています。
夏目様:私がはじめて池田さんにご相談したのは、会社のシンボルバッジをつくるプロジェクトでした。このときにも、親身になって相談に乗ってもらったと記憶しています。
ー2020年に「レディクル」にご相談いただいた、“社内報の制作”についても話を聞かせてください。社内報を継続的に発刊されているなかで、今回、デザイン会社の変更を検討された背景には、どのような課題があったのでしょうか。
夏目様:実は、綿半グループは、2018年にグループブランディングを再構築しているんです。新しいブランドコンセプトにあわせて、社内報のデザインを刷新したいと考えていました。ただ、社内報の紙面を別の企業と合同でつくっていた関係で、なかなかデザイン変更にまで踏みきれない事情があったんです。
ようやく綿半グループ単独で社内報を制作できることになったタイミングで、新しいデザイン会社を探そうという話になりました。
ー御社にとって社内報は、どのような位置づけなのでしょうか。
夏目様:社内報と一口にいっても、当社の場合、グループ会社20社の各拠点およびOGの方に配布しており、部数は2500部にのぼります。各社から記事を集めたり、私たちも取材を行ったりして、年4回、丁寧につくっています。
綿半グループがどのような思いで、どう経営の舵取りをしているのか。社内報は経営方針や企業理念を示し、ブランディングを浸透させていくうえで、とても重要です。
また、グループ会社が多く、事業内容も多岐にわたっているため、他の会社がどのような状況なのかを知る機会が少ないという課題もありました。グループ各社をつなぐため、事業内容や仕事内容、働く人を紹介することも、社内報の大切な役割です。
リニューアルした社内報は、社員アンケートで高い総合評価を獲得
ー「レディクル」には、どのようなデザイン会社を紹介してほしいと依頼されたのですか?
夏目様:「社内報編集の実績があること」「こちらのニーズを汲み、納期通りに仕上げられること」などの要望をお伝えしましたが、最も重視していたのは、「デザイン性」です。
以前のデザインは、老舗らしく落ちついた趣きではあったものの、少し古い印象がありました。そこで当社の若手社員も読みたいと思えるような、明るく、読みやすいデザインを得意とする制作会社を紹介してほしいと依頼したんです。
ー池田さんは、ご紹介する制作会社を選定する際、どのような点に気をくばりましたか。
池田:綿半ホールディングス様がブランディングの再構築を含め、新しいステージに向かわれていることを、しっかりとデザインに落としこめる会社がいいと考えました。
ー新しい社内報は、最終的にはA社様に発注されました。リニューアルした社内報をご覧になって、率直にどう思われましたか。
夏目様:正直、「こんなに変わるんだ」と驚きました。“いまどき”なデザインにしていただけたと(笑)。
写真の掲載一つをとっても、とても工夫されていると感じました。これまでは、お渡しした写真がそのまま載っていたのですが、新しい社内報では、デザイン会社さんが複数の写真を組み合わせたり、形を加工したりしてくださって。「文字も読みやすくなった」と評判です。
社内報発行後に、定期的に行っているグループ社員向けのアンケートでも、社員から高い総合評価を得られました。
コンシェルジュの池田さんの顔が真っ先に浮かびます」
ーコンシェルジュの池田さんには、どのような印象をお持ちですか。
夏目様:私がはじめて、シンボルバッジ制作のご相談をしたとき、迅速に動いて、いい会社さんを紹介してくださったので、感謝しています。紹介先を選定される前に、とても細かくヒアリングしていただいたことが印象に残っていますね。
私にとってシンボルバッジをつくるのは初めての経験。ご相談するにしても、何をどう伝えたらいいのか、漠然としていたんです。そんな私に、池田さんは「〇〇についてはどう考えていますか?」と丁寧に細かくヒアリングいただき、「こういった情報を知りたいです」とストレートに伝えてくれました。
日々、広報室の一員として、いろいろな会社さんから営業を受けますが、意外にも、丁寧にヒアリングしてくださる方って少ないんです。こちらが商品やサービス説明の聞き役になってしまうこともあります。
池田さんは、私たちがどんな課題やニーズを持っているのかを、根気強く引き出してくださいました。そのおかげで、当社に合う発注先が見つかったのだと思います。
加えてもう一つ。池田さんでよかった、と思うことがあります。
それは、ただ紹介して終わりではなく、その後も責任をもって対応してくれることです。だからこそ安心してご相談できますし、またぜひ頼みたいと思えました。
池田:ありがとうございます。率直に、嬉しいです。私自身、ご紹介したあとに「なにか困っていらっしゃることはないだろうか?」「進捗は順調かな?」と気になってしまうんです。それですぐ、ご連絡を差し上げてしまうのですが、その対応を、夏目様が「安心できる」と思ってくださっていたことが、とても嬉しいです。
ー池田さんは、日々の仕事において大切にしていることやポリシーは、ありますか。
池田:お客様から気軽に、フランクに、ご相談いただける存在になりたいと、いつも考えています。困ったときに、真っ先に、顔を思い出してもらえたら嬉しい。ビジネスライクではなく、人と人の繋がりを大事にした信頼関係を築けたら、と思っています。
夏目様:それでしたら、まさに、当社では、その状態になっていますよ。
シンボルバッジや社内報のときもそうでしたが、「発注先、どうしよう!」と、困ったときは池田さんの顔が真っ先に浮かびます。「困ったときはまず、レディクルさんに相談してみよう」が、当社広報室の合言葉になっています(笑)。
「レディクル」が橋渡し役を担う意義
ー「レディクル」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業に合うと思われますか。
夏目様:先ほど「困ったときは、レディクルさんに相談」が合言葉になっているとお話しましたが、そのフレーズ通り、発注先に困っているすべての企業に合うのではないでしょうか。
当社が、もしも自分たちだけで社内報のデザイン会社を探していたら、やはり、従来のデザインとは大きく変わらなかったのではないかと思っています。デザインは、センスが重要。必ずしも大手や有名企業が、当社にとっていいデザインを仕上げてくれるとも限りません。
レディクルさんが間に入ることで、私たちの本当のニーズが引き出される。そして、その内容を的確に発注先に伝えてくれることに価値があります。レディクルさんに橋渡しをしていただいたからこそ、すばらしい社内報にデザイン刷新できました。
ー最後に、今後の事業展開や「レディクル」の活用方法について検討されていることがありましたら、教えてください。
夏目様:綿半グループとしては、小売り事業が好調で、店舗の改装や新規出店を進めていく計画です。事業の拡大に合わせて、さまざまな販促物をつくる必要がありますので、レディクルさんにご相談する機会も増えるでしょう。
私の担当ではありませんが、いまもちょうど、IRフェアなどで株主の方々にお見せする会社紹介動画を、レディクルさんに紹介いただいた制作会社とつくっているところです。
紙媒体だけではなく、WEBや動画、システム、イベントなど、さまざまな発注先をご紹介いただけるとうかがっていますから、これからも頼りにしています。
(撮影/矢野 拓実 取材・文/猪俣 奈央子 編集/株式会社才流 中島 孝輔)