――まずは永富様が担われるお役割やお仕事について教えてください。
永富様:当社ではバラエティショップやドラッグストア向けのコスメブランドを多数展開しており、年間60ほどの新商品をお届けしています。私はそれらのブランド・製品イメージをつくり上げる広告ビジュアルなどのデザイン制作領域と、サイト・SNS運用などのデジタルマーケティング領域を兼任しております。
――「レディクル」を知ったきっかけは谷さんからのお電話だったそうですが、当時のことは覚えていらっしゃいますか?
永富様:当時は急を要する困りごとがあった訳ではありませんでしたが、制作をご依頼できるお取引先様の数が限られていることにはかねてから課題を感じていて。さまざまな企業様とマッチングをしてくださる「レディクル」さんのサービスは、「一つひとつの製品のコンセプトに合う企業様とクリエイティブ制作を進める、大きな助けになるのでは」というのが第一印象でした。
二部門を兼任していることもあり、すべての業務を一人でこなしながら新たなお取引先様を探すことの難しさを感じていたため、「レディクル」さんのお力を借りてアウトソーシングできる部分を増やし、業務の効率を高めていきたいなと。そんな思いで、直接お会いしてお話を聞いてみることにしました。
谷:実は、お電話で「トレンドを意識したデザインができる企業様」とご要望をうかがった段階から、今回のご発注先であるA社様が “合う” のではと、ぜひご紹介したいなと思っていたんです。お打ち合わせで、A社様をはじめいくつかの企業様の情報やご実績をもとに、「どのような企業様が合いそうか」を具体的にヒアリングさせていただきましたよね。
永富様:そうでしたね。当社のブランドコンセプトや制作時に注力したいポイントはある程度明確になっているので、複数の企業様のホームページや資料をお見せいただく中で「この企業様は合いそうです」「この点がイメージと異なります」などとお伝えしていきました。ここで感覚や判断軸のすり合わせをさせていただけたことが、非常によかったと思っています。
――今回、「レディクル」からご紹介させていただいたA社様と「キービジュアル制作」でお仕事をされたとうかがっています。どのような経緯でプロジェクトが発足したのでしょうか。
永富様:初回のヒアリング時に谷さんからA社様をご紹介いただき、一度お打ち合わせをさせていただきました。ご実績やご提案いただいた内容から「この企業様なら、ブランドや製品のコンセプトをしっかりと形にしていただけそうだ」と感じたため、タイミングを見て改めてご連絡させていただきたいとお伝えしていたのです。
商品の発売タイミングとの兼ね合いで、その後半年ほどはお願いできるものがなかったのですが、やがて社内で新ブランド立ち上げの話が持ち上がって。「環境にも肌にもやさしい日本製のクリーンビューティブランドで、洗練されたイメージを表現したい」というコンセプトにA社様がマッチするのではと感じ、コンペにご参加いただくことになりました。
――ご発注の決め手を教えてください。
永富様:コンペは、過去にお付き合いがあった企業様とA社様の2社で行わせていただきました。
新しい商品だからこそ今までとは異なった魅せ方に挑戦したいという思いが根底にある中、どちらの企業様も素敵なご提案をしてくださいましたが、A社様はよりセンスやトレンド感がマッチしそうだなという印象でした。
またデザインの制作だけでなくブランディングもお得意で、自社でオリジナル商品の開発から販売まで幅広く手がけられている点も決め手の一つになっています。最終的には社内のプランナーや営業担当者とも連携し、ビジュアルのみでなく、ECサイトの立ち上げやマーケティング領域まで幅広くご協力いただきました。
――実際にA社様にご発注されて、成果としてはいかがでしたか。
永富様:制作してくださったクリエイティブやサブカットのお写真を利用させていただいた広告の効果が、非常によかった点が特に印象的です。
広告は商品に目を止めて興味を持っていただく大切なフックとなるもので、今回クリック回数が多かったことから、「よいクリエイティブを制作いただけたのだな」と改めて感じました。
同ブランドの後続品のクリエイティブ制作など、A社様とは引き続きお仕事をさせていただいています。
――「レディクル」コンシェルジュの谷さんには、どのような印象をお持ちですか。
永富様:堅苦しくなくコミュニケーションができるお人柄と、ご提案の幅広さに魅力を感じています。
また「最近はいかがですか」「お困りごとはありませんか」とこまめに、丁度良いタイミングでご連絡をくださるのもありがたいですね。「そういえば、こんなことがあります」とお話しすると、初回のお打ち合わせでご共有した判断軸に合わせて適切なご提案をいただけるので。今では、何かあれば「谷さんに聞いてみよう」と私からご連絡させていただくこともあるほど、信頼させていただいています。
――あらためて、「レディクル」を利用するメリットはどのような点にあると思われますか。
永富様:お電話で困りごとをお伝えすると、当社や私に合う企業様をご紹介いただけて、いつの間にかアウトソーシングできる企業様のネットワークが広がっている、という点が一番のメリットだと思います。
さらに自分で企業様を探すよりも確度の高い「合う」企業様に出会えますし、一度ご紹介いただいた企業様とお仕事をする際に「レディクル」さんを通さず直接やりとりできるため、やりやすさもあります。お仕事をお願いする側の企業にとっては、本当によいサービスだなと感じますね。
コンシェルジュの方が密にコミュニケーションをとりながら、こちらの要望に寄り添ってくださるので、忙しくて業務改善に手をつけられていない方、課題があってパートナーに相談したい方は一度ご相談してみるとよいのではないでしょうか。
――ありがとうございます。それでは最後に、今後「レディクル」に期待されることがあればお聞かせください。
永富様:今新たにご相談をして進めさせていただいているものもありますし、今後もさまざまな領域でお力をお借りできればと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
――谷:「レディクル」には多様なパートナー企業様がご登録くださっており、非常に守備範囲が広いため、これからもさまざまな分野でお力になれれば嬉しく思います。今後ともよろしくお願いいたします!
(撮影/古宮 こうき 取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)
※ページの内容は2022年6月時点の情報です。