――まずは、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターの概要と、稲木様が担われるお役割や仕事内容からお聞かせください。
稲木様:開業10年目になる御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターは、当社が運営する会場の中でも2番目に歴史がある会場です。御茶ノ水駅1分の好立地で、WEB会議やハイブリッドセミナー、ホールと会議室を連動させたイベントなど、さまざまな用途でご利用いただいています。
私はこのソラシティカンファレンスセンターの施設長を務めており、運営から現場業務、営業施策の立案などを幅広く担当しております。
――昨年6月にパンフレット制作についてご相談いただいたとのことですが、ご相談の背景や、当時抱えていた課題について教えていただけますか。
稲木様:ご相談する以前は、開業時に制作したパンフレットを使い続けていました。そのため、この10年ほどで起きた設備や料金体系などの変更が反映されていなかったり、写真も古くなってしまっていたり。また詳細なレイアウトイメージやサービス内容が記載されていなかったり……と内容に課題があり、かねて更新の必要性を感じていたのです。
他の業務との兼ね合いでなかなか着手できずにいましたが、施設の稼働が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中、「このような状況下でもコンタクトを取ってくださるお客様にしっかりとした情報をお届けしよう」との思いで制作に向けて動き出していました。
倉持:私が初めてお電話をさせていただいたのが、ちょうど取り組みをスタートされたばかりのタイミングだったんですよね。
稲木様:そうですね。お電話で「広報関連ではweb媒体やパンフレット、映像などの制作を中心に紹介ができる」とのご説明を受けて、相談させていただいたのがスタートでした。内製も可能な体制ではありますが、雰囲気をガラッと変えるためにもできればアウトソーシングをしたいなと考えていたため、非常にタイミングがよかったんです。
倉持さんはとても丁寧でお話の進め方もお上手で、一度お話をうかがってみたいなと率直に感じましたし、「お話だけでも構わないので、お気軽に聞いてください」とハードルを下げてくださったのでご相談のしやすさがありました。
倉持:その後、まずはオンラインでお打ち合わせをさせていただきました。
稲木様:初回のお打ち合わせでは、まずは作りたいパンフレットの内容やある程度の予算をお伝えし、そこから詳しくヒアリングをしていただきましたね。
非常に丁寧なヒアリングで、私が思ってもみなかったような点まで要望を引き出してくださり、「それも考えなければいけなかった」と考えを深めたり整理したりすることができました。
――倉持さんは、ご紹介する企業様をどのようなお考えで選定されたのでしょうか。
倉持:会社・施設案内の制作や写真撮影のご実績をお持ちの企業様の中で、ヒアリングでお聞きしたご予算や「紙質を実際に見ながら相談したい」などのご要望に合う企業様をお探ししました。
――複数社の紹介があったとのことですが、印象としてはいかがでしたか。
稲木様:どの企業様も私たちの要望に沿うような方々ばかりで。最初にお電話いただいた時から倉持さんに対して感じていた「信頼できそうな方だ」という思いが、このマッチングを経て確信に変わったなと思います。
それぞれどのような企業様で、どのような特色や強みをお持ちなのか、といった詳しい情報までいただけて、ヒアリングでお伝えした要望が反映されていると感じましたし、判断のしやすさもありました。
また実際にお会いしてみると、こちらの要望が相手の企業様にしっかりと伝わっていたため、お話もスムーズに進められてありがたかったですね。
――今回、株式会社N社様に発注された決め手は何でしたか。
稲木様:お打ち合わせをさせていただく中でのやりとりのスムーズさや、ご実績の豊富さなどさまざまありますが、中でも大きな決め手となったのは担当者様のお人柄です。やはり制作を進めるにあたっては「やりやすいかどうか」が大切になると思うので、しっかりと意思疎通がとれそうな方だと思えたことは大きかったですね。
「レディクル」にご相談するほかに、自分自身で発注先を探したり内製したりする選択肢もありましたが、N社様とお会いした時点でとても良い印象を受けたため、ぜひこちらにお願いしようとすぐに決断できました。
――実際にご発注いただいて、成果や満足度としてはいかがですか?
稲木様:サイズや構成、情報の充実度など、思い描いていた通りの出来に仕上げていただけました。さらに「資料や名刺をはさめるポケットを作りたい」という要望について、費用を抑えて実現できる方法をご提案いただいたり、理想の紙質に近づけるために紙見本を使ってご相談に乗っていただいたり……私たちがやりたかったことを形にするために、手厚いサポートをいただけたなと感じています。
出来上がりを見て、一緒に撮影を進めたスタッフからは「とても良い出来になった」と、他の会場の担当者からは「このパンフレットを参考にさせて欲しい」との声が上がっています。
また施設外に設置したパンフレットの減りが想像以上に早く、お客様に手に取りたいと思っていただけるような出来になったのではと満足しています。
――改めて、「レディクル」をご利用いただいてよかった点があればお聞かせください。
稲木様:これまで後手に回ってしまっていたパンフレット制作でしたが、「レディクル」を介したことで歯車が噛み合い、上手く進むようになった感覚があります。
ご相談後は「こんな企業様が合うのではないでしょうか」と、良い企業様が見つかると都度ご連絡をいただけました。「短時間で企業をピックアップし、紹介して終わり」ではなく、常にこの制作のことを気にかけてアンテナを張ってくださっていたのだなと。そんな一生懸命さの伝わる丁寧なサポートのおかげで、良い企業様と出会えたことがありがたかったですね。
ヒアリング力とマッチング精度の高さにとても満足しており、現在は別会場のスタッフを巻き込みながら新たなご相談もさせていただいています。
――「レディクル」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業に合うと思われますか。
稲木様:特におすすめなのは、規模がそれほど大きくなく、一部署の担当者がさまざまな領域の業務を担当されているような企業様です。
今回の制作についてもそうでしたが、広報や営業戦略立案などさまざまな領域を担当していると、どうしても後手に回ってしまうタスクが生まれたり。また社内で相談できる人が少ないことによって、視野が狭くなってしまったりすることもありますから。
タスクを進めるサポートをいただけるという点でも、ヒアリングを経て自分の考えを整理できるという点でも、中小規模の企業様には特にぴったりのサービスなのではと思います。
――ありがとうございます。それでは最後に、御社の今後の展望と、その中で「レディクル」に期待されることがあればお聞かせください。
稲木様:お客様のご要望やトレンドも日々変化しているので、それらにしっかりと対応していく必要があると考えます。
「レディクル」はフォローされている範囲がとても広いですし、またコンシェルジュの方が各領域についてきちんと知識をお持ちで信頼感があるため、施策やサービスなどさまざまな面でノウハウをシェアしていただきつつ、マッチングもお願いしていきたいですね。これからも、気軽にご相談できる存在でいていただけたらありがたいなと思います。
倉持:せっかくご相談いただくからには、たくさんの企業様をサポートさせていただいてきた経験やそこで得たノウハウをぜひご共有したいなと思っています。今後も、ジャンルを問わず気軽にご相談いただければ幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。
(撮影/服部 健太郎 取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)
※ページの内容は2022年7月時点の情報です。