今回は卸用発注システムの立ち上げを行うにあたり、「レディクル」をご利用いただきました。「レディクル」をどのように活用し、どのような成果を得られたのか。「レディクル」コンシェルジュの長峰と共に、同社 管理統括本部 経営管理部 企画システム課 木我 隆弘様に話をうかがいました。
【導入企業紹介】
グランマルシェ株式会社
酒類の卸売を手がける老舗、株式会社徳岡から分社し2020年3月に設立。業務用酒類・食品の卸売事業、店舗⼩売事業、FC事業、青果事業、水産事業と、お酒と食に関わる領域で多角的に事業を展開する。卸と小売の両方を手がけることにより、ノウハウや経営資産の共有による効率化を実現する他、5,000軒以上の飲⾷店様とのお取引で培った提案力を強みとする。
【人物紹介】
画像左 グランマルシェ株式会社 管理統括本部 経営管理部 企画システム課 木我 隆弘様
画像右 フロンティア株式会社 レディクル事業部 長峰 郁香
※「レディクル」は、新型コロナウィルスの感染対策に一層注意を払っています。取材に参加したメンバー全員が検温消毒を徹底し、取材時もソーシャルディスタンスを保っています。また記事内の画像につきましては、木我様の許可のもとインタビューカット撮影時の数分のみマスクを外し、それ以外はマスクを着用しています。
その結果、高コストで従業員への負荷も大きい24時間運営のコールセンターを使うことになりましたが、オペレーターの少ない時間帯は電話がつながりにくかったり、とお客様にご不便をおかけする場面もありました。そのような状況を受け、発注システムの刷新を皮切りにDXを進めていくべきだと舵を切ったタイミングでした。
これを機に、既存のネットワークだけでなく外にも目を向けて新しいパートナー様を探すことにしました。そこでふと、以前お電話をいただいた「レディクル」コンシェルジュ 長峰さんの存在が頭に浮かび、ご相談してみることにしました。

またそれぞれの企業様とお打ち合わせをさせていただく中で、どの担当者様も今回のプロジェクトについての前提知識を正しく把握されていたことが印象に残っています。これは、長峰さんがしっかりとヒアリング内容を伝えた上でつないでくださったからだろうなと感じました。
自分で企業様を探した上で一社一社に事業やご相談内容について説明するのは大変な労力ですが、おかげさまで非常にスムーズに進めることができました。

今回要望として挙げさせていただいた内容には、決まったものを定期的にご注文いただくことが多いという特徴をふまえた発注リストなど、BtoB、卸売ならではの独特な機能も多くあるため、卸の商売をご経験されている方にお願いできる安心感がありましたね。
お客様のご事情もあるため電話やFAXでの受注が0になった訳ではありませんが、今回の刷新によってコールセンターを廃止することができ、年間2,000万円を超えるコスト削減にもつながりました。ちなみに構築費用も当初の1/3程度に収まりました。
キール様にはたくさん要望をお伝えしてしまいましたが、それをしっかりと聞いてくださり、また全部を鵜呑みにはせずできないことにはしっかりとNOを伝えていただけたのも、非常にありがたかったですね。

客観的に当社の事情を汲み取り、それをフラットに伝えられるコンシェルジュの方が介在してくださることが、とても良かったと思っています。
だからこそ、第三者の客観的な視点を一枚はさむことが重要だと思います。利害関係のない方からの提案や価値観に少しでも触れることが、新しい風を吹かせることにつながるのではないでしょうか。
販促部門などにも「レディクル」を使ってみてはと声をかけていますので、今後ともお力添えのほど、よろしくお願いいたします。
(撮影/服部 健太郎 取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)