――「レディクル」を知ったきっかけは、倉持さんからのお電話だったとうかがっていますが、当時のことは覚えていらっしゃいますか。
服部様:はじめてお電話をいただいたのは昨年の5月、ちょうど新たに広報部を立ち上げたばかりの頃でした。当時は、お話を聞く時間が確保できなかったのですが、半年ほど経った頃に改めてお電話をいただきました。すべての営業のお電話をお受けしている訳ではないのですが、倉持さんがおっしゃった「ビジネスマッチング」というお言葉が気にかかり、まずはお話をお聞きしてみることにしたのです。マッチングをお願いするのに料金がかからないという点が、まずは一度ご相談してみようと決断する後押しになりましたね。
――昨年10月にはSNSを活用したイベント開催についてご相談をいただいたとのことですが、当時はどのような課題感をお持ちだったのでしょうか。
服部様:10年ほど前に一度、広報ではなく企画開発という立場でSNSを活用したイベントを実施したことがあって。今回、新たに広報部を立ち上げるにあたり同様のイベントを開催したいと考えていたのですが、イベントの企画をお手伝いいただけるような企業様を存じ上げず。また、私一人の力で発注先探しを行うことに難しさを感じていました。
――イベント開催についてのご相談を受け、倉持さんはどのような思いでご紹介する企業様を選定されましたか。
倉持:広報部をお一人で立ち上げられたばかりとのことで、広報業務周りのご紹介を特に得意としている「レディクル」なら絶対にお役に立てるだろう、お力になりたい、と強く感じていました。
ご相談いただいた当時、SNSを活用したイベントについては、その領域を専門とする企業様がいらっしゃるわけではないため、できる限りご対応領域の幅が広い企業様をお選びした方がよいだろうと考えて。そこで今回、ブランディングデザインを幅広く手がけられている株式会社ヴィジョニーク様をご紹介いたしました。
服部様:ヴィジョニークさんにイベント企画のご提案をいただいたところ、弊社の役員がその内容を非常に気に入り、早速動き出すことに。さらにサンプルとしてお見せいただいたデザインがフィーリングに合致したことから、同時に社内で持ち上がっていた主力商品のパッケージデザインリニューアルについても、ヴィジョニークさんにお願いすることになりました。
――実際にご発注いただいて、成果や満足度としてはいかがですか?
服部様:4月下旬からの1ヶ月間、SNS上で100名様に商品をプレゼントするイベントを実施し、およそ250名の方にご参加いただきました。
このイベントを機に新たに当社アカウントをフォローしてくださる方もいらっしゃった他、当選された皆様からは「とても良い商品だ」との感想をいただけるなど、手応えを感じられる結果となりました。加えて、ヴィジョニークさんにお作りいただいた弊社の新キャラクター「ハトリーニョ」に熱烈なファンが生まれたことも、大きな成果だと捉えています。フォロワーの方々との接点として、ここから取り組みを広げていきたいですね。
パッケージをリニューアルした商品については、8月に行われた展示会にて、商品とその世界観を表現するブースの出展を行いました。環境配慮も感じさせつつ、暮らしに密着した商品の使用提案についてしっかりと伝わる展示内容に非常に大きな反響をいただいており、新規で商品をお取り扱いいただけることになった店舗さんもございます。また社外だけでなく、社内からも喜びの声があがっており、素敵なパッケージに仕上げていただけたことをありがたく思っています。
――あらためて、「レディクル」やコンシェルジュ倉持さんへのご評価をお聞かせいただけますか?
服部様:私自身ものごとをお伝えするのが得意ではありませんが、倉持さんはお電話での対話を重ねながらこちらの要望をしっかりと汲み取ってくださいました。倉持さんのお人柄のおかげで、しっかりとコミュニケーションを取って進められたことが良かったと思っています。
――「レディクル」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業に合うと思われますか。
服部様:お一人で事業をされている方や、広報を立ち上げたばかりの方におすすめしたいですね。周りに相談できる方がいないときに、コンシェルジュの方が優しい口調で語りかけて安心を与えてくださるはずです。
――ありがとうございます。それでは最後に、御社広報部の今後の展望と、その中で「レディクル」に期待されることがあればお聞かせください。
服部様:コロナ禍で社内でのコミュニケーションが以前のようには取れなくなったことを受け、これまでは「社長の思いを社員に共有しよう」と社内広報に力を入れてきました。
しかし、私たちが世界に対して貢献していることをきちんと世の中に発信していかなければ、お客様に商品をお選びいただくことはできませんから、今後は社外に向けた広報にも注力していきたいと思っています。そのためにも「レディクル」さんには、私たち服部製紙が目指すこと、取り組むことに共感して応援してくださるような企業様とのご縁をお繋ぎいただくことを期待しております。引き続きよろしくお願いいたします。
(取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)
※ページの内容は2022年12月時点の情報です。