導入事例 > 案件カテゴリ:

条件を満たしているだけでなく、期待値調整までしてくれるからすり合わせの手間が省けた

目的や背景を深掘りしたヒアリングで求める企業とマッチング

京王電鉄株式会社

写真左から:京王電鉄株式会社 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当 課長補佐 増田裕介様、

フロンティア株式会社コンシェルジュ 中山華穂

京王電鉄株式会社

鉄道事業や土地・建物の賃貸業などを展開する京王グループ様。お客様に心の豊かさとうるおいある生活ステージを提供するための事業のひとつとして、全国各地にてホテル運営も行っています。今回はホテルのブランド策定のために、レディクルをご活用いただきました。その結果、それまでの人脈や検索では巡り会えなかった企業とのマッチングに成功し、長期的に伴走できるパートナーに。京王電鉄株式会社 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当の増田様に、リブランディングの背景やレディクルの活用法、その成果などを伺いました。
目的
  1. ホテルのブランドコンセプトを策定したい
  2. 上流工程から依頼できる企業を探したい
課題
  1. 視野を広げるために幅広く発注先企業を探したい
  2. ホテル内外にブランドコンセプトを浸透させる必要があった
  3. 取り組みに伴走できるブランディングに長けたメンバーが必要だった
効果
  1. 自分たちの人脈では辿り着けなかった企業とマッチングできた
  2. 寄り添って対応をしてくれる企業と継続的に伴走できている

担当コンシェルジュ 中山 華穂

今回はブランディングの中でも上流工程の知見が必要なご相談だったため、制作やデザインが得意な会社ではなく、コンサル知識や上流工程の支援経験がある企業様に絞ってお探しさせていただきました。お客様の本当の課題やニーズを見つけ、課題解決にもつなげられるように日々精進してまいります。

ホテルのブランドコンセプトの策定を支援してくれる企業を探したい
― 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当 課長補佐 増田 裕介様

視野を広く持つために、レディクルで発注先企業探し

ー京王電鉄株式会社様が、ホテルのブランドコンセプトの策定に至った背景を教えてください。

増田様:宿泊特化型ホテルはビジネスホテルのイメージが強く、その名の通り、昔はビジネス利用のお客様がほとんどでした。しかし、最近では観光や推し活など幅広い理由で、宿泊される方が増えてきています。

今の時代のお客様とその価値観に合わせたブランディングをする必要があると考え、今回は京王プレッソイン、そして同じ宿泊特化型ホテルにカテゴライズされる京王プレリアホテル、2つのホテルのブランドコンセプトを見直すことになりました。

ー今のニーズに合わせたホテルを提供するために、リブランディングをする必要があると考えられたのですね。

増田様:ホテル運営において、お客様が宿泊先を選ぶ基準となる対外的なブランディングはもちろんですが、インナーブランディングも重要です。宿泊者と直接関わるホテルスタッフたちの行動指針は対外的なブランディングと連動し、お客様の体験にも直結するため、しっかりと従業員ひとりひとりにブランドを理解してもらう必要があります。お客様がホテル滞在に求めていることや価値観を見直し、双方に再定義されたブランドコンセプトを浸透させる必要があると考えました。

京王電鉄株式会社

ーレディクルを活用しようと思ったのはなぜでしょうか?

増田様:プロジェクトマネジャーの私が他にも多くのプロジェクトを抱えていたなか、社内に私以外のブランディング経験者もいなかったため、まずは社外の支援を決めました。自分の持っている人脈を通じてお話をしていた発注先候補が数社あったのですが、視野を広く持つために、他の企業も探そうと考えていました。そんななか展示会でレディクルを知りました。「ブランディング」には様々な解釈や定義があり、企業によって対応範囲や強みも違うため、レディクルを活用することで自社が求めている企業に出会える確率が上がるかなと。発注先企業を探す側に費用負担はないため、ハードルを感じることもなく、気軽に相談できました。

京王電鉄株式会社
ホテルのブランドコンセプトの策定を支援してくれる企業を探したい
/ 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当 課長補佐 増田 裕介様
寄り添った対応をしてくれる企業とマッチングでき、長期的なお付き合いへ
― 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当 課長補佐 増田 裕介様

人脈や検索では辿り着けない、実績が豊富な企業と出会えた

ー今回はレディクルから数社ご紹介させていただきましたが、ご紹介のスピードや質はいかがでしたか?

増田様:中山さんとお打ち合わせさせていただいてから2日後には条件に当てはまる企業をご提案いただけたので、スピード感に驚きました。

今回、発注先企業に求める条件として、ブランド開発に長けており、私が求めるブランド開発のアプローチが可能であることを挙げていました。ブランドコンセプトはスタッフの働き方や姿勢にも密接に関わるものなので、インナーブランディングを依頼できることも重視していました。そのどちらの条件も満たす企業をご紹介いただき満足しています。

中山:ありがとうございます。ブランディングは一口に言っても幅広く、ご担当者様によって概念や求めるものが全く違うこともあります。増田様はブランドの設計部分から伴走できる企業を求めていらっしゃいました。また、ヒアリング時には、どのようなゴールを目指しているのかを深掘りさせていただき、ニーズに合った提案が可能な企業様をピックアップさせていただきました。

特に発注先にお選びいただいたS社様は、上流工程に特化している企業で実績も豊富なので、京王電鉄株式会社様にぴったりだと思っていました。

ー今回、発注先にS社様をお選びいただいた決め手は何でしたか?

増田様:S社様は私が思い描いていたブランディングに対しての考え方が近かったことや、豊富な経験や知見に基づいたアプローチが可能な企業であると思い、発注を決めました。中山さんのお話にもあったように、S社様は上流工程が得意、かつインナーブランディングの依頼もできることに加え、我々に寄り添った柔軟な対応をしていただけそうだったことも決め手です。S社様は自分たちの人脈では辿り着けなかった企業なので、ご紹介いただけて本当によかったと思っています。

中山:そう言っていただけて嬉しいです。S社様は基本的に紹介で依頼を受けており、検索では見つけにくいと思うので、良いご縁を結ぶことができてよかったです。

ー先日、S社様との契約を延長されたと伺いました。

増田様:はい。元々はインナーブランディングの設計までを依頼して、実行部分は自社で行う予定でした。ですが、我々に寄り添った対応がホテル会社の社長からも評価されていたので、契約を延長して施策の実行まで伴走をお願いすることにしました。

中山:発注先に私がご紹介したS社様をお選びいただいたときも嬉しかったですし、契約延長のご報告をいただいたときは、さらに喜びの気持ちでいっぱいになりました。短期的ではなく長期的にお付き合い可能な企業様との機会を創出できた、と。

増田様:リブランディングのプロジェクトが始まったのが2023年の11月、ブランドコンセプトが決まったのが2024年の3月で、現在は実行フェーズに入っています。1年以上かけた長期のプロジェクトなので、S社様に伴走してもらいながら進めているところです。来年度になれば、リブランディングの成果も見えてくると思います。

京王電鉄株式会社
寄り添った対応をしてくれる企業とマッチングでき、長期的なお付き合いへ
/ 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当 課長補佐 増田 裕介様
幅広い業種の知見を持つコンシェルジュだからこそ、最適な企業を紹介してもらえた
― 経営統括本部 グループ事業部 ホテル戦略担当 課長補佐 増田 裕介様

データベースとコンシェルジュの知見の掛け合わせで、ベストなマッチングが実現

ーレディクルを活用するメリットは、どのような部分にあると感じますか?

増田様:レディクルの多くのパートナー企業の中から、最適な企業を厳選して紹介していただけることが最大のメリットだと思います。ご紹介いただく前に詳しくヒアリングをしていただくので求める条件は満たしていますし、期待値調整もしていただけているので、すり合わせや説明をする手間が減るのも助かりました。

中山:ありがとうございます。レディクルのパートナー企業様の情報は全てデータベースで管理しています。社内のコンシェルジュ同士でも「この企業はこの分野が特に得意」「こんな案件でマッチしていた」といった情報共有もしているので、ベストなマッチングを提供できているのだと自負しています。

ー増田様は、レディクルのコンシェルジュにどのような印象をお持ちでしょうか?

増田様:中山さんは推進力のある方だと思っています。レディクルを活用している他の企業様にさまざまな提案をする中で幅広い業種の知見を得ていることが伺えますし、論理的思考を持っている方だと感じました。企業とのネットワーク作りは時間がかかるので、気軽に相談できて最適な企業を紹介してくださるレディクルはとても助かる存在です。

ー今後、どのようなシーンでレディクルを活用したいですか?

増田様:人事制度の見直しをする際に活用したいです。ホテル業はとくに人が資本なので、人事制度の設計が必要だと感じており、またベースにある企業風土や職場環境に関わることも重要になってくると思っています。必要なタイミングでまたご依頼したいですね。

中山:ありがとうございます。最近はHR領域を得意とする企業様の登録も増えているので、ぜひブランドコンセプトの策定が落ち着いたら人事制度についてもご相談いただけたらと思います。

ーどんなシーンでレディクルを活用するのがおすすめですか?

増田様:明確な課題や理想の発注先企業像がある場合に、そこに当てはまる企業をレディクルで探してもらうという使い方が良いのではないでしょうか。求めるものが決まっていたほうが判断基準が明確なので、より良いマッチングに繋がると思います。

中山:今回の増田様のように求める企業像が決まっている場合は、条件を満たす最適な企業をピックアップしてご紹介しています。一方で、課題が曖昧な場合もお打ち合わせさせていただく中で要件を一緒に整理して、最適な企業をご紹介することが可能です。そのため、求める企業像が未確定の場合でも、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

増田様:課題整理の段階からご相談できるのは、素晴らしいですね。「何から手をつけていいのかわからない」という場合でも良いのでしょうか?

中山:もちろんです。ご紹介する企業様にも発注元企業様の課題感やステータスはお伝えするので、期待値のズレが生じないようにしています。

ー今後の事業の展望を聞かせてください。

増田様:今回のリブランディングで定めたブランド戦略を軸に、世の中に価値を提供し、従業員も気持ちよく働ける、収益も上げられる、株主にも貢献できる、といったサイクルが回せるようにしたいと考えています。そのためにも、まずはブランド戦略を実行する体制をしっかりと整えていこうと思っています。

京王電鉄株式会社
リブランディングで定めたブランド戦略を軸に、世の中に価値を提供していく

※ページの内容は2024年5月時点の情報です。

京王電鉄株式会社

業種:交通・レジャー

事業内容
鉄道事業 、土地、建物の賃貸業・販売業など
設立
1948年6月1日
従業員数
2,410人
Webサイト
https://www.keio.co.jp/index.html