―まずは、コーポレートコミュニケーション部サステナビリティ推進グループのお役割や業務内容からお聞かせいただけますか。
古田島様:コーポレートコミュニケーション部サステナビリティ推進グループは、サステナビリティ分野の推進を主な役割とする部署です。具体的には、ESGやSDGsにまつわる当社の取り組みを社内外のステークホルダーの皆さまにご理解いただくべく、統合報告書の企画・編集や社外評価機関の対応などを行っております。
―当時は、コーポレートレポートについてどのような課題感をお持ちだったのでしょうか。
古田島様:課題と捉えていたのは、当時のコーポレートレポートが社内報寄りの内容になっていた点でした。
グループ会社を含めた社員は非常に重要なステークホルダーであり、理解と共感を得ることの重要性を認識しています。当時はそれに加えて社外のステークホルダーに向けて説明責任を果たすことに対する社会的要請が高まってきた頃でもありましたから、社外ステークホルダーにとって分かりやすく説得力のある内容へリニューアルしたいと考えていました。
また、コーポレートレポートは毎年発行し続けていくものなので、今回のリニューアルを機に、長く二人三脚で歩んでいただけるようなパートナー企業様を探したいという思いもありました。そんな時、徳永さんからお電話いただいた事が最初のきっかけです。
古田島様:これまでは取引先候補となる企業様について一社一社、その企業の実績や信用などを自分自身で下調べをしていましたが、レディクルさんにご紹介いただいた会社様は最初からその部分が担保されているのが安心感があります。業務と並行して一社一社インターネットで検索して「どのような企業様か」を調べていく時間がなかなかとれないことが多いので、レディクルさんにその部分を担保いただけることで、結果として効率的に選定ができたと思います。
―最終的に決め手になったのはどのようなポイントでしたか?
古田島様:決め手となったのは弊社の「価値創造プロセス」に対する理解ですね。
特にこちらから言わずとも、肝となる部分を見抜いて誰がみてもわかるような構成を提案いただきました。
また単に数字情報を並べるだけでなく、私たちのグループビジョンである「高める、つくる、そして、支える。」という要素を盛り込んだ提案で、当社のことをしっかりと考え、ただしく理解していただいた上で、作ってくださったと伝わりました。“熊谷組らしさ” を表現いただけ、当初の目的どおり、社内外にしっかりと伝わるコーポレートレポートになるだろうとイメージできたことが大きかったです。
―実際にご発注いただいて、成果や満足度としてはいかがですか?
古田島様:定性的な評価として社内で毎年アンケートを実施しているのですが、2018年から現在まで5年にわたってコーポレートレポート制作の依頼を継続させていただいてきた中で、「昨年よりもよくなった」という声が毎年あがっています。前年の反省を活かしたブラッシュアップに二人三脚で取り組んでいただき、進化し続けられているのかなと感じます。
―あらためて、「レディクル」やコンシェルジュ徳永さんへのご評価をお聞かせいただけますか?
古田島様:「レディクル」さんが紹介してくださった企業様にお願いしたからこそ今のコーポレートレポートがありますし、5年超にわたってお付き合いもさせていただけていますから、まずはよいご縁をつないでいただけたことを感謝しています。
―「レディクル」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業に合うと思われますか。
古田島様:取引先を自由に選べるような企業様に、「レディクル」さんに一度ご相談されてみることをおすすめしたいです。中でも、ご自身の業務が忙しく外注先を探す時間がとれない方にとっては、大きな助けになってくださるのではないかと思います。
特に、外注先を選定する際ぶは一社一社「どのような企業様か」を知る必要がありますが、ネット上の情報だけでは判断できない部分もたくさんあり、商談を日常業務と並行して行うのに多くの時間がかかってしまう、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ここで「レディクル」さんにご相談すれば、こちらが求めるご実績をお持ちのしっかりとした企業様をご紹介いただけるので外注先候補となる会社の一次スクリーニングという意味で、助けになってもらえるはずです。
―ありがとうございます。それでは最後に、今後「レディクル」に期待されることがあればお聞かせください。
古田島様:「レディクル」さんは幅広く情報をお持ちのため、パートナー企業様をご紹介いただくだけでなく、「ESGやSDGs、デューデリジェンスといったトピックをいかに社員に伝え浸透させていくか」など今後取り組むべき課題について知恵をお借りできればありがたいなと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。
徳永:ヒアリングから課題を明確にしてご提案させていただくことも可能ですので、「悩んだらとりあえず聞いてみよう」という感覚でまずはお気軽にお声がけいただければ嬉しく思います。御社の繁栄につながるよう尽力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(写真/服部 健太郎 取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)