――まずは「レディクル」をご利用いただいた背景や、当初抱えていた課題についてお聞かせいただけますでしょうか。
水嶋様:これまではリファラル営業を中心にマーケティング支援を展開してきましたが、さらにサービスを拡大していくにあたり、営業強化の必要性を感じていました。
ただテレアポを行うにも、自社のサービスを理解しお客様のビジネスモデルや課題に合うご提案につなげるには一定のスキルが必要になるため、採用の難しさがあります。
では営業代行などのプロにご依頼するのかと考えてみても、比較的新しい概念である「インタラクティブ動画」を含むビジネスを、外部の方に理解しご提案いただくのは尚のこと難しいのではと、懸念が拭えずにいた状況でした。
――営業代行サービスに対し懸念も感じられていた中で、「レディクル」をご利用いただくことになった決め手はどのような点でしょうか。
水嶋様:商談の中で「質の高いアポイントをご提供できる」とのお言葉をいただいて。その根拠としてお見せいただいたヒアリングシートが、大きな決め手の一つです。
どのような企業様がどのようなことに困っているのか、ご予算や規模はどの程度で、どのようなご検討状況にあるのか……微に入り細を穿つヒアリング内容に、「これだけの情報を引き出していただけるなら、投資に見合う成果をあげられるだろう」と判断しました。
また現在35,000社を超える企業様に利用されており、さらにサービスを発展させていこうというフェーズにあることから、今後さらに発注側の企業様が増えて私たちのビジネスの可能性も広がるのではと期待もありましたね。
――パートナーとしてご登録いただき、どのような印象をお持ちでしょうか?
水嶋様:初めにコンシェルジュの方々とご挨拶をさせていただいたのですが、皆さん非常に聞き上手・話し上手で、人間力や対応力の高さを感じました。このような素晴らしい方々が間に立ってくださるからこそ、精度の高いヒアリングやマッチングが成立するのだと納得感がありました。
またサービスを展開した際や新たな事例ができた際には、情報共有の場を設けていただいていますが、真摯に話を聞いて理解しようとしてくださる姿勢がありがたいなと。当初は外部の方に営業をお願いするのは難しいのではと思っていましたが、コミュニケーションをとる中で前向きな印象に変わったことを実感しています。
――ご登録いただいたことによる成果があればお聞かせください。
水嶋様:コンシェルジュの方々が拾ってきてくれるニーズは、私たちだけでは絶対に拾えなかったものばかりです。みなさんがさまざまな企業様のもとへ足を運び、私たちの代わりにお客様の思いに耳を澄ましてくれていたからこそ繋がったご縁だと感じます。
また、そのニーズが生まれた瞬間を逃さず捉えてくださるおかげで、お客様にとっても期待値の高まった最適なタイミングでのご紹介になりますから、商談からお仕事につながる確率も高まります。
実際に、レディクルからご紹介いただいた案件の8割以上がご提案につながり、また提案まで進行した案件の受注率は約30%に。これは非常に高い数値だと捉えており、私たちにとって「“今”必要としてくれている方と“今”繋がれる」という点で、非常に質の高いアポイントだと感じます。
さらにこのような確度の高いご紹介の成果として、売り上げは月間で約1.2倍程度伸びています。ただ、これは今まで行っていた電話営業や確度の低いアポイントをリード獲得の手段から外した上での結果であり、社内の営業チームに与えたインパクトとしては数値以上のものがありました。
――「レディクル」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業に合うと思われますか。
水嶋様:まずはやはり、現状アポイントの質に悩まれている企業様でしょうか。テレアポで無理に「このような課題はありませんか?」とプッシュしてアポイントをいただいても、本当にニーズや興味がなければお仕事には繋がりづらいものですから。
その点、お客様側からの「このような課題があるんです」というお声から始まる「レディクル」のアポイントは、しっかりとお話を聞いていただけるため他とは違うなと感じます。
またターゲット設定が難しく、お客様の課題ベースでご提案をしていきたい企業様、地方に拠点をお持ちで東京や大阪の企業様にソリューションを提供していきたい企業様なども、「レディクル」を活用することで業務効率化を図れるのではないかと思います。
――「レディクル」はタッチスポット様にとってどのような存在でしょうか。
水嶋様:登録させていただいた当初から、私たちのビジネスのあり方も少しずつ変化していますが、その過程でコンシェルジュの方々からのご説明やヒアリングについても適宜方向修正をしていただいていて。会社の変化に合わせて密にコミュニケーションをとり、理解した上で動いていただけるという点で、“営業代行サービス”にとどまらない「ビジネスパートナー」のような存在だと感じています。
――ありがとうございます。それでは最後に、御社の今後の展望やその中で「レディクル」に期待されることがあればお聞かせください。
水嶋様:今後さらに私たちの会社を成長させていくために、まずはコンシェルジュの方々に「この会社を紹介したい」と思っていただけるような良い仕事をして。「レディクル」を介してお会いするお客様に、アポイントを楽しみに来ていただけるような環境を作っていきたいと思っています。
また、ビジネスパートナーとしてコンシェルジュの皆さんと一緒にお仕事をさせていただく中で、社員一人ひとりが学ばせていただく場面も多々あると思います。ぜひ今後の私たちの成長を見守っていただけるとありがたいですね。
(撮影/服部 健太郎 取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)
※ページの内容は2022年9月時点の情報です。