毎回好評をいただいている製造業のDXに関するウェビナーシリーズ、今回は現場での業務自動化を3つの異なる部門・組織で推進したリアルな事例と、個別組織での成功に留まらず組織全体に活動を広げていったストーリーをお届けします。

オムロンの電子部品事業の中核を担うオムロンリレーアンドデバイス株式会社では、組織全体でDX推進に積極的に取り組み、2年連続でDXアワード＊1）を受賞するなど、目覚ましい成果を上げてきました。 ＊1：「くまもとDXアワード2022　熊本商工会議所産業活性化委員会賞」（主催：熊本商工会議所）を受賞

第1部では、現場で業務自動化に携わってきた同社第2製造部 製造2グループ チーム長 冨岡 弘一 氏をお招きし、具体的なエピソードをまじえながら、取り組みのbefore／afterでどのような変化があったのかご紹介いただきます。

第2部では、同じく同社品質環境グループ チーム長 松尾 直樹 氏から、リスク部材の流動監視という難易度の高いテーマを本業を抱えながら1人で実現した事例をご紹介いただきます。また、半世紀にわたって障がい者雇用を先駆けてきたオムロン太陽株式会社 経営企画部 経営管理グループ グループ長 生田 昌弘 氏からは、企業理念との一貫性を持って業務自動化に取り組んだ事例をご紹介いただきます。

また、生産財や産業財など製造業のDX含め、社内組織で成果を出す仕組み作りを大手230事業体以上に提供して来られた株式会社Nexal 代表取締役 上島 千鶴 氏と、自律型業務改善サービス「pengu」を作り上げた河野 智樹 氏（元・SDTM事業推進部 戦略統括責任者/現・WESOU JAPAN株式会社DX事業部事業部長）をお招きし、DX推進の組織展開のポイントについて解説いただきます。

製造業の現場における具体的なDXの進め方のお話から、組織全体に活動を広げるポイントまで幅広いテーマを網羅しており、皆さまの日々の経営判断・業務改善などに役立てていただける機会となるよう企画しております。ぜひこの機会にご参加ください。

開催概要

登壇者

株式会社Nexal 代表取締役 上島 千鶴 氏

事業戦略からマーケティングを定義し、組織成長を実現するBtoBマーケティング×営業変革コンサルティングに20年近く従事。生産財や産業財など製造業のDX含め、社内組織で成果を出す仕組み作りを大手230事業体以上に提供。日経BtoBマーケティングアワード、リックテレコム コンタクトセンター・アワード審査員。近著は「営業を変えるマーケティング組織のつくりかた(技術評論社)」ほか多数。

WESOU JAPAN株式会社 DX事業部事業部長 河野 智樹 氏

1985年オムロンソフトウェア株式会社に入社。ファクトリオートメーション事業でのソフトウェアの開発を経験。中でも製造現場におけるデータドリブンのアプリ・システム開発、PMを担当。インダストリアルシステム事業部事業部長、企画本部マーケティング部部長を経て、2018年オムロン株式会社転籍後、イノベーション推進本部で製造業向けの業務改善のDX事業における事業およびサービス企画・開発を統括。2023年2月より、WESOU JAPAN株式会社においてDX事業責任者。

冨岡 弘一 氏 オムロンリレーアンドデバイス株式会社 第2製造部 製造2グループ チーム長 冨岡 弘一 氏

オムロンリレーアンドデバイス株式会社 第2製造部 製造2グループ チーム長
オムロンリレーアンドデバイス株式会社に2004年に入社。以来20年近くにわたってMYの生産ラインの生産、保全業務に携わってきた。現在はチーム長として、生産性の向上とDX化導入への中心的役割を担っている。

オムロンリレーアンドデバイス株式会社 品質環境グループ チーム長 松尾 直樹 氏

オムロンリレーアンドデバイス株式会社に2012年に入社し、以後、技術・購買・生産・品質など複数の業務を経験。現在は品質環境グループにて、製品に含有する化学物質を管理する業務のチーム長を担っており、「品質を工程で保証する」考えのもと、業務のDX化に取り組んでいる。

オムロン太陽株式会社 経営企画部 経営管理グループ グループ長 生田 昌弘 氏

2020年～　経営管理グループ 人事・経理・総務・サムロータリースイッチおよびRoHS分析の事業企画
2019年　事業企画グループ 業績予実管理・サムロータリースイッチ事業および社外発信／社会貢献活動の企画
2017～18年　生産管理グループ 生産計画・部材調達・物流
2004～17年　オムロン阿蘇に在籍（主に部材購買・調達）