2023.12.04
「インナーブランディングにより力を入れたい」「工数がかかっている割にクオリティが低い」などの理由から、社内報の作成を外部の制作会社に依頼しようと考えている担当者は多いのではないでしょうか?
ただ、社内報を作るのにどんな制作会社に依頼して、料金がいくらかかるかなどわからないことも多いでしょう。
この記事では、社内報の作成を外注する際の費用相場や制作会社の選び方、おすすめの制作会社について紹介します。
社内報の作成を外部の制作会社に依頼する場合、「どのくらいの費用がかかるのか?」という点は、多くの担当者が気になるポイントです。ここでは、社内報制作にかかる費用の内訳や相場感、費用を左右する要因について詳しく解説します。
社内報の作成費用は、一律ではなく制作内容やパートナー企業によって異なります。特に、以下の2点が料金に大きな影響を与える要素です。
どの制作会社に依頼するか(制作会社の実績や得意領域)
制作のどこまでを依頼するか(企画のみ、編集のみ、印刷まで含めるかなど)
例えば、企画からライティング、デザイン、印刷、配送まで一貫して依頼する場合と、一部の工程のみを発注する場合では、当然ながらコストに差が出てきます。
社内報制作の費用のうち、特に大きな割合を占めるのがエディトリアルデザイン(編集デザイン)費用です。
制作費の目安:1ページ(A4サイズ)あたり約10万円〜
印刷費の目安:印刷部数やページ数、紙質、カラー印刷の有無によって変動
たとえば、従業員数が多く印刷部数が数千部以上になる企業では、印刷費用も大きくなります。逆に、PDF形式での社内配信など、紙媒体にしないケースでは印刷コストを抑えることが可能です。
「エディトリアルデザイン」とは、単に文字や画像を配置するのではなく、読者の視線や理解しやすさを意識して情報を構成・レイアウトする手法です。
良質なエディトリアルデザインが施された社内報は、読み手の関心を引きつけ、最後までしっかり読まれるコンテンツに仕上がります。そのため、専門の制作会社に依頼する場合は、このデザイン力の高さが費用に反映されることも少なくありません。
費用を抑えることばかりに注目するのではなく、**「社内報を通じて何を伝えたいのか」「どのような効果を期待するのか」**といった目的を明確にした上で、必要な制作範囲やパートナーを選定することが重要です。
料金だけでなく、提案力や社内理解の深さ、柔軟な対応力なども重視して制作会社を選ぶことで、結果的に満足度の高い社内報を実現することができるでしょう。
社内報の制作を外部のプロに依頼する場合、どの制作会社に依頼すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、後悔しない社内報制作会社の選び方について、具体的なチェックポイントを解説します。
まず確認したいのは、**「どこまで業務を任せられるか」**という点です。
例えば以下のように、制作会社ごとに対応範囲は異なります。
企画・構成の立案から対応してくれる会社
デザイン・編集のみ対応可能な会社
印刷・発送まで含めた一括対応が可能な会社
「社内報を一から丸投げしたい」「デザインだけ依頼したい」など、自社の目的と体制に合わせて、柔軟に対応してくれる会社を選びましょう。
実績がある制作会社は、業界特有の課題や社内文化への理解が深く、完成物の品質にも安心感があります。
過去に手がけた企業例や制作サンプルを見せてもらい、以下を確認するのがおすすめです。
同業種・同規模の企業への実績があるか
紙・デジタル両対応の実績があるか
多言語対応など特殊要件に対応できるか
社内報の目的やターゲット層に近い事例があるかどうかも、大きな判断材料になります。
社内報制作で最も重要なのが「意思疎通です。
依頼する側の意図やトーン、社内の雰囲気をきちんと汲み取れなければ、良質な社内報は完成しません。
担当者のレスポンスが早く丁寧か
初回のヒアリングで要望を深く掘り下げてくれるか
制作途中で柔軟な相談・修正対応が可能か
といった点を見て、密なコミュニケーションが取れる体制があるかを確認しましょう。
社内報制作には、企画・取材・撮影・編集・デザイン・印刷など複数の工程が関わるため、費用が不透明になりやすいのが実情です。
そのため、あらかじめ見積もりの内訳を明確に提示してくれる会社を選ぶことが重要です。
初期費用や修正費用が明確か
不要なサービスが含まれていないか
オプション料金が発生する条件があるか
「費用対効果」を重視しながら、予算に合わせた提案が可能な会社を選定するのがベストです。
単なる制作代行ではなく、「社員が読みたくなる」企画を提案できるかどうかも重要です。
特にインナーブランディングの観点では、コンテンツの設計力やストーリーテリング力が求められます。
「読まれる」社内報の構成やトーンを提案してくれる
表紙デザインや写真・図解を効果的に活用してくれる
トレンドを押さえた企画力がある
など、企画段階から頼れるパートナーかどうかを見極めましょう。
社内報は、単なる社内向けの連絡媒体ではなく、企業文化や理念を社内に浸透させる大切なコミュニケーション手段です。
だからこそ、「作る力」だけでなく「伝える力」を持った制作会社をパートナーに選ぶことが、成功のカギとなります。
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ここでは、社内報の作成を依頼できる制作会社を10社紹介していきます。10社それぞれのおすすめポイントなども解説します。
アイムアンドカンパニー株式会社は、企業ブランディングを基盤に社内報の制作を行っています。特に、SP力を付加するクリエイティブを提供し、企業の広報メディアを幅広くサポートしています。
主な制作物としては、企業の会社案内、カタログ、ホワイトペーパー、セールスドキュメント、社内報などです。
アイムアンドカンパニー株式会社に依頼することで、企業のブランディングと広報活動が一貫して強化されるでしょう。
会社名 | アイムアンドカンパニー株式会社 |
サービス名 | ・企業広報・広告制作 ・Webインテグレート ・動画プロデュース ・採用広報ツール ・ブランディング・CI |
費用 | 要相談 |
おすすめポイント | ・企業ブランディングを基盤とした社内報制作 ・SP力を付加するクリエイティブ提供 ・企業の広報メディアを幅広くサポート |
株式会社三幸企画は創業以来、多種多様な業種のコミュニケーションツールを手がけている会社です。
社内に在籍するディレクターやライター、カメラマンなどを含めた専属チームが「読まれる社内報づくり」をサポートしています。社内報を新規で制作するだけでなく、リニューアルにも対応。
さらに社内報のほか、CSRレポートやIRツール、採用PRツールなども手がけており、幅広い制作支援を行っています。
会社名 | 株式会社三幸企画 |
サービス名 | ・マーケティング/セールスプロモーション ・ 展示会 ・パンフレット/カタログ ・IRツール ・CSRレポート ・採用PRツール ・社内報 など |
費用 | 要相談 |
おすすめポイント | ・BtoB企業特化の社内報づくり ・読まれる社内報制作のための心理的アプローチ |
株式会社アンドロードは広告代理と出版編集などの分野で実績を築いており、社内報のコンサルティングでは企業のビジョンや目標を適切に反映できるのが強みです。
人との出会いを大切にし、ビジネスの喜びを共有する環境を作っています。この理念は社内報制作にも活かされ、企業の情報伝達とチームの結束を促進する役割を果たしています。
アンドロードでは、社内報等のコンサルティング以外にもフリーペーパープロデュースも行っており、東武鉄道のスカイツリーが完成するまでの季刊誌が代表的な実績として挙げられます。
会社名 | 株式会社アンドロード |
サービス名 | ・社内報などのコンサルティング ・Webマーケティング事業 ・広告代理事業 など |
費用 | 要相談 |
おすすめポイント | ・クライアントの課題に寄り添ったサポート ・豊富な支援実績を持つ |
株式会社Hikidashiは東京と金沢市に拠点を持ち、ブランディングとエディトリアルデザインを得意とするデザインプロダクションです。
これまでにカゴメの周年誌の制作実績があります。そのプロジェクトでは企業の歴史や成果を視覚的に表現しています。
また、社内報制作から広告、サイトデザインまで手がけ、企業のブランドや価値を伝えるための専門的なデザインとコンテンツ制作のサポートを行っています。そのアプローチは「モノ・コトの本質」を引き出すことに焦点を当て、社内報制作にも効果的に活かされているでしょう。
会社名 | 株式会社Hikidashi |
サービス名 | ・ブランディング ・ロゴ・ネーミング ・グラフィック ・エディトリアル ・サイトデザイン など |
費用 | 要相談 |
おすすめポイント | ・モノ・コトの本質を引き出すデザイン ・幅広いデザインサービス ・経験豊富なデザインチーム |
株式会社ピストは、紙媒体の制作を中心に手がけるデザイン会社です。
社内報や商品パンフレット、通販DMなどの制作を、企画からデザイン、コピーまでトータルに対応しています。社内にはコピーライターや編集ライターもおり、大手企業の社内報制作において多数の実績を持っています。
媒体選定や撮影ディレクション、印刷手配、発送などのサポートも提供し、クライアントの多様な要望に応えることが可能です。
会社名 | 株式会社ピスト |
サービス名 | ・社内報や通販DM、商品パンフレットなどの企画、デザイン、コピー ・媒体選定、撮影ディレクション など |
費用 | 要相談 |
おすすめポイント | ・企画からデザイン、コピーまでトータルサポート ・創意工夫とアイデアで魅力的なクリエイティブを提供 |
株式会社鳥子は、企画からデザインまで一貫して手がける制作会社です。旅行媒体を制作する会社に所属していたメンバーで鳥子を立ち上げています。
社内報制作においては、経験豊富なディレクターやライター、デザイナーが要望をヒアリングし、企画立案からワンストップで支援します。
女性スタッフばかりの会社であるため、女性ならではの視点を活かした提案を得意としています。
会社名 | 株式会社鳥子 |
サービス名 | ・グラフィックデザイン ・Webデザイン ・編集デザイン ・企画・プロモーション |
費用 | 【会社案内・パンフレット・カタログ・冊子等】 ・表紙(表1)デザイン料金:50,000円~ ・本文デザイン:30,000円〜 / 1P ・編集:15,000円 / 1P ・コピー・ライティング:15,000円 / 1P (※2023年10月時点) |
おすすめポイント | ・経験豊富な編集ライターとデザイナー在籍 ・顧客との密なコミュニケーション ・多様な制作実績 |
株式会社グラフィックウェイヴは、多彩なクリエイティブコンテンツの制作を手がけるクリエイティブプロダクションです。
サービスの1つである「インターナルコミュニケーションサポート」では、社内報を軸として多彩なコンテンツで企業の情報共有の活性化をサポートしています。
また、同社の強みは、プロジェクトごとに最適なデザインを提案する柔軟性と、高品質なエディトリアルデザインにより、リピート率95%を誇ることです。
会社名 | 株式会社グラフィックウェイヴ |
主なサービス名 | ・ブランディング ・インターナルコミュニケーション ・営業戦略 ・マーケティング ・採用コンテンツ ・素材サイトの提供 |
おすすめポイント | ・多様なコンテンツの提供 ・高品質なエディトリアルデザイン |
社内報の制作を依頼できる10社をピックアップし、それぞれの特徴を紹介してきました。社内報作成を検討中の方は、今回紹介した選定ポイントやおすすめの制作会社を参考に、自社にマッチした制作会社を選んでください。
また、制作会社選びに困った場合は、レディクルにご相談ください。レディクルでは、コンシェルジュがヒアリングを行った上で、無料で企業紹介を行っています。
自社にマッチした制作会社をスムーズに選定したい方は、ぜひレディクルにご相談ください。
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