リスティング広告の費用相場とおすすめの運用代理会社5社

リスティング広告の予算は自社の成果目標によって定まるものです。具体的には、以下の公式が重要です。

必要予算=目標CPA（CV1件あたりにかける広告費）×目標CV数（広告主にとって「成果」とみなされる行動の数）

自社のサービス・商品の目標CPA、目標CV数を社内で検討し、予算を定めましょう。

とはいえ、「実際にどのくらいの費用感なのか」が気になっている方も多いと思います。前提として費用感は広告を出稿するサービス・商品により異なりますが、一般的には月額20万円~50万円程度をかけている企業が多いと言われています。リスティング広告に注力している大手企業の場合、月数千万円から数億円にのぼることもあるようです。

しかし、小規模な企業や個人事業主の場合、月1万円程度で出稿している場合もあります。あくまで自社の目標から予算を定めることをおすすめします。

広告の表示回数とクリック率を上昇させるためには広告ランクの上昇が重要です。広告ランクは「入札単価」と「品質スコア」で決まりますが、費用対効果の面では「品質スコア」により着目する必要があります。

品質スコアは「ランディングページの利便性」や「キーワードと広告の関連性」などから10段階評価で決まるため、これらの改善に取り組み、ユーザーにとって有益かつ使いやすいサイト構築が重要です。

除外キーワードを設定し、定期的に見直すことも重要です。除外キーワードが検索クエリ内に含まれていることは多くあり、成果に繋がらない無駄なクリックを発生させます。

例えば広告の目的が新規顧客獲得の場合、既存顧客が検索するであろうキーワードは除外設定とすべきです。（例：「●●（商品名） ログイン」など）

広告の配信対象を絞ることも重要です。リスティング広告では地域・時間・年齢・性別・デバイスなどの調整が可能です。自社がターゲットとする層をよく検討し、これらの調整項目で配信対象を絞りましょう。

マッチタイプと呼ばれる広告表示の条件設定も重要です。マッチタイプには以下の4種類があります。例えば部分一致を使用して幅広いキーワードでの集客を行い、CVに繋がりやすいキーワードを分析・特定した後で完全一致に切り替える、などの戦略が考えられます。

・完全一致

・フレーズ一致

・絞り込み部分一致

・部分一致

予め撤退や増額の基準を決めておくことも重要です。「CPAが●●円になったら」「●●カ月の平均CV数が●●件以下になったら」などの具体的な基準を設定することで、資金を効果的に使用できます。

但し、リスティング広告は効果を実感できるまでに、最低3カ月程度はかかると言われています。基準を設けることは重要ですが、3カ月間は分析や改善に取り組むようにしましょう。

リスティング広告を運用代行会社に依頼する最大のメリットはリスティング広告のノウハウを豊富に有している点であり、効果的な広告設定、数値分析を短い時間で行ってくれます。また、広告運用に対し自社リソースを多く割く必要がなく、他業務に注力できる点もメリットです。

一方で運用代行会社に依頼するデメリットは、社内に広告掲載のノウハウが溜まりにくい点と、運用手数料がかかる点です。運用手数料は一般的には広告費の20%程度であることが多いと言われていますが、料金は各社異なるため個別の確認が必要です。

メリット・デメリットがある運用代行会社への依頼ですが、総合的に見て依頼をした方がよいのは以下のような場合です。

・自社にリスティング広告運用のスキルや経験をもつ人材がいない

・なるべく最短で高い成果を出したい

・運用したい予算の額が大きい

特に、1点目の適切な人材がいない場合は、自社運用は避けた方が無難です。作業に多くの時間を割いてしまう一方で、高い成果を出せる可能性が低いためです。自社の状況を把握して、必要に応じて運用代行会社に依頼しましょう。運用代行会社とのマッチングを行っている企業・サービスもあるので、相談してみるのもよいでしょう。

株式会社メディックスは、デジタルマーケティングに必要な集客・解析・クリエイティブの機能をワンストップで支援しているインターネット広告代理店です。

リスティング広告のプロフェッショナルスタッフが在籍しており、広告の最適化・最大化するための運用サポートが手厚いのが特徴です。クライアントの担当プランナーを配置した上で、複数人でのサポート体制を組み、サービスのスピードと品質を保っています。

また、クリエイティブの機能を有しているため、費用対効果向上の重要ポイントの1つである、ランディングページの品質向上もサポート可能な点も強みです。

株式会社グランネットは、SEOコンサル・リスティング広告・MEO・ライティング・オウンドメディア運用代行・Instagram運用代行等の対応が可能なデジタルマーケティング会社です。

株式会社グランネットの強みは、透明性の高いサービスを提供する点です。提供するサービス・施策内容を全てクライアントに開示してもらえるため、プロジェクトを通じてノウハウを自社内に蓄積することが可能です。そうすることで、運用代行会社に頼ることなくリスティング広告運用を自社で活用できるようになります。

株式会社DomiNatorZはリスティング広告やディスプレイ広告・各種SNS広告をはじめとしたデジタル広告全般とTVCMを中心としたオフライン広告を取り扱っている企業です。

運用実績は食品・アパレル・雑貨・化粧品の総合通販をはじめとしたtoC系や、法人向け設備やSaaS商材などのtoB系商材など、業種・業態問わず幅広く有しています。

株式会社DomiNatorZの強みはあらゆる広告媒体に精通している点です。リスティング広告のノウハウが豊富なのは勿論のこと、クライアントの目的と状況に応じてその他の広告媒体も含めた広告戦略の提案が可能です。

株式会社クロスリミットは、SEOとリスティング広告やSNSをはじめとした、有料広告での集客事業を中核事業とするWebマーケティング会社です。

強みは小回りが利く体制を活かし、常にトレンドをキャッチアップしています。GoogleやFacebookなどから得られる最新の情報と、膨大な出稿実績をもとに媒体アルゴリズムの研究を重ねており、攻略ノウハウを詰め込んだ広告運用の提案が可能です。

株式会社Radical Adは、リスティング広告運用代行・SNS広告運用代行・Webサイト制作事業Webマーケティングを行っている企業です。

株式会社Radical Adの強みは、ウェブマーケティング戦略構築です。リスティング広告出稿に際しては、以下の手法で本当に必要な人に必要な場所で必要なタイミングに、情報を提供するための戦略を立案することが可能です。

・Goal：目標設計 - KPI/KGIの策定・目標数値シミュレーション

・Positioning：競合調査 - 3C分析・SWOT分析

・Targeting：ターゲット戦略

・Persistent：定番化 ・CRM・リピート施策・LTVの最大化