事前準備を行う
翻訳を依頼する際、まず依頼内容を整理し、原稿や資料を準備する必要があります。特に資料を用意する時、専門用語や解説をまとめた参考資料を必ず用意することが大切です。また、表記の統一ルールをまとめたガイドブックや、完成のイメージに近いアウトプットの見本も用意します。このように、より適切な表記を使用してもらうことや、具体的な仕上がりイメージを共有することで、納品時のトラブルを未然に防止できます。
2024.08.30
「翻訳を依頼したいけど、費用相場や選び方がわからない」といったお悩みを抱えておられる方も多いと思います。そのような悩みを解決するために、本記事では、依頼費用や手順・依頼時のポイントを徹底的に解説します。
この記事のポイント
1.翻訳を依頼するまでの流れと費用相場
2.翻訳会社を選ぶ時のポイント4つ
3.翻訳の依頼が可能なおすすめの会社4選
翻訳に強いおすすめの会社
会社名 |
株式会社Water’s Edge |
フィデル・テクノロジーズ株式会社 |
株式会社アウトクロップ |
IN-EXPORT株式会社 |
対応領域 |
日本語文書の外国語への翻訳・通訳・出版/ 外国語文書の日本語への翻訳・通訳・出版など |
ローカライゼーション/バイリンガルスタッフィングなど |
複数の外国語翻訳/映像制作 |
翻訳/デザインなど |
おすすめポイント |
IR・コーポレートコミュニケーション分野に特化 |
世界80国以上の言語で翻訳可能 |
バイリンガルスタッフによる5か国語翻訳 |
「早い・高品質・綺麗」な翻訳の提供 |
このような方におすすめ |
上記の分野に特化した翻訳を希望の方 |
マイナー言語での翻訳を希望の方 |
スピード納品を希望の方 |
早くて高品質かつ綺麗な翻訳を希望の方 |
この章では、実際に翻訳を依頼するまでの流れや準備内容について解説します。
翻訳を依頼する際、まず依頼内容を整理し、原稿や資料を準備する必要があります。特に資料を用意する時、専門用語や解説をまとめた参考資料を必ず用意することが大切です。また、表記の統一ルールをまとめたガイドブックや、完成のイメージに近いアウトプットの見本も用意します。このように、より適切な表記を使用してもらうことや、具体的な仕上がりイメージを共有することで、納品時のトラブルを未然に防止できます。
翻訳会社に問い合わせる際には、対応できる言語や媒体・納期・費用・実績などの確認が大切です。また、料金やサービスを比較するために、複数の翻訳会社から見積もりを取ることをおすすめします。
次に、問い合わせた内容をもとに、正式に翻訳する会社を決定します。会社により料金や対応できる言語など、さまざまな対応が可能なパターンもあるため、自社の希望に合った会社を慎重に選定する必要があります。各社の見積もりを比較検討し、一社に絞りこめたら、正式に翻訳の依頼を進めてください。
契約を完了する前に、翻訳された納品物は全文依頼通りの内容になっているか、また表記のルールが守られているか、など、入念なチェックが必要です。
ここからは、翻訳会社を選ぶ際に気をつけるべきポイントを4つ解説します。
医療や金融・IT・機械など専門性の高い分野やマイナーな言語の翻訳を依頼したい場合、依頼先がその分野に対応できるかをしっかりチェックすることが大切です。
一般的に、翻訳の難易度が高いほど料金も高くなる傾向にあり、オプションとして別途料金がかかることもあるので、見積もり依頼の際にどれくらいのコストがどれくらいかかるのかを確認することをおすすめします。
自身の依頼する翻訳の担当者に、どれほどのスキルや知識・過去に翻訳した実績があるのかをできる限り把握しておくことで、不要な修正や誤った情報の掲載防止に繋げることが可能です。会社によっては「トライアル翻訳」を実施しているため、事前にトライアルを行って様子をみることをおすすめします。
大量の翻訳を依頼したい場合には、依頼可能な翻訳量に制限があるか、どれくらいの納期で対応できるかを確認することが重要です。この場合、個人よりも翻訳会社に依頼すると、複数のスタッフで対応いただけるため、早急な納品が必要な場合には翻訳会社に依頼することをおすすめします。
翻訳を依頼したい言語がマイナーであるほど、依頼できる翻訳会社は限られてきます。そのため、マイナーな言語の翻訳ができる担当者の数が少ない場合、納品に時間がかかる可能性が高いため、事前の確認が必須です。
ここでは、翻訳の依頼が可能なおすすめの会社を厳選して4社ご紹介します。
株式会社Water’s Edgeは、IR・コーポレートコミュニケーション分野に特化した、東京にある翻訳・制作会社です。特に、海外投資家や株主・従業員などのステークホルダーと、お客様とのコミュニケーションをより円滑にするために、マニュアルレポートや統合レポート、英文財務諸表・決算短信・株主総会招集通知などの制度開示資料の翻訳も手掛けています。
会社名 |
株式会社Water’s Edge |
設立年度 |
2018年2月 |
対応領域 |
日本語文書の外国語への翻訳・通訳・出版/ 外国語文書の日本語への翻訳・通訳・出版など |
おすすめポイント |
・IRやコーポレートコミュニケーション分野に特化 ・法定資料や制度開示文書など幅広く対応 |
フィデル・テクノロジーズ株式会社は、英語や中国語はもちろん、世界80カ国以上の言語を豊富に取り扱う東京の翻訳会社です。特に、外国語で商品やサービスをご紹介するためのWebページやパンフレット・取扱説明書・契約書・動画字幕など、さまざまな種類や内容に対応でき、数千名を越える多数の翻訳者から適任者を選び対応する体制を整えています。また大手企業との取引も多数あり、迅速な翻訳の提供が可能です。
会社名 |
フィデル・テクノロジーズ株式会 |
設立年度 |
2001年07月 |
対応領域 |
翻訳/多言語対応など |
おすすめポイント |
・世界80カ国以上の言語で翻訳可能 ・幅広い依頼物に対応可 ・迅速に対応 |
株式会社アウトクロップは、外国籍を保持するバイリンガルスタッフが中心となり、ネイティブ起点の翻訳を行う会社です。特に、英語・中国語(簡体字 / 繁体字)・フランス語・ドイツ語・スペイン語に対応しており、一貫して自社で翻訳を完結できるためスピード納品が可能です。
会社名 |
株式会社アウトクロップ |
設立年度 |
2020年12月 |
対応領域 |
複数の外国語翻訳/映像制作 |
おすすめポイント |
・バイリンガルスタッフによる5か国語翻訳 ・スピード納品対応可能 |
IN-EXPORT株式会社は、翻訳やデザイン・町の工房サービスを中心に事業を展開している東京の会社です。有名プロジェクトに携わった翻訳者が多数在籍しているため、早い・高品質・綺麗な翻訳の提供が可能です。また、映像を含めるデザイン事業も同時に展開しているため、翻訳とDTPデザインの同時依頼もできます。特に、英語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語をメインとし、スペイン語・ベトナム語・タイ語にも対応が可能です。
会社名 |
IN-EXPORT株式会社 |
設立年度 |
2020年3月 |
対応領域 |
翻訳/デザインなど |
おすすめポイント |
・「早い・高品質・綺麗」な翻訳の提供 ・翻訳とDTPデザインの同時依頼可 |
ここからは、翻訳の依頼時にかかる費用や種類・特徴について解説します。
翻訳の費用が決まるポイントには、以下の3つの要素があります。
法律や医療・IT・機械のような高い専門性が必要となる内容の文章は、翻訳の難易度が高いため、一般的な翻訳よりも料金が割高になる場合が多いです。そのため、一般料金に加え、オプションとして追加料金がかかるケースもあります。
会話文の方言のニュアンスを損なわずに翻訳の正確性を高めたいという希望や、マイナー言語を翻訳してほしいなどという場合には、経験豊富な翻訳者に依頼する必要があるため、費用が高くなる可能性があります。
短期間での納品を希望する場合は、他の依頼より優先して対応してもらうことになるため、追加料金が発生する可能性が高くなります。
翻訳依頼時には、以下の3つに関する費用が主に発生します。
種類 |
特徴 |
料金 |
翻訳 |
別言語への翻訳 |
1文字×約25円 |
校正 |
翻訳に誤りがないかの確認 |
1文字×約20円 |
作業 |
内容の体裁の整理 |
変動あり |
(※2024年8月時点)
翻訳の発注費とは、ある言語から別の言語へ内容を翻訳するためにかかる費用のことです。この費用は、翻訳する内容の専門性や難易度・ネイティブに依頼するかどうかでも料金が変動しますが、1文字あたり約25円が相場です。(※2024年8月時点)
翻訳された内容の正確性を確かめるのが校正です。誤字脱字や原文との内容に相違がないかなどをチェックするもので、1文字あたり約20円が相場です。(※2024年8月時点)
作業の発注費とは、依頼された体裁に内容を整えたり、指定の形式で納品するための最後の仕上げにかかる費用のことを指します。特に早急な納品が必要である場合などは、特急料金といった別料金が発生し、依頼の内容によって費用は変動します。
本記事では、翻訳に関する基礎知識から、依頼した翻訳が完成するまでの流れ、依頼時の費用や会社選びのポイントをご紹介しました。また、翻訳の依頼におすすめの会社も4社厳選してご紹介しましたが、どの翻訳会社に依頼すべきか迷う方は多いと思います。そのような時は「Ready Crew(レディクル)」がおすすめです。
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