新商品・サービスのプロモーション
新商品やサービスを始める際には、拡散力の高いSNSを活用することで、効率良くプロモーションすることが可能です。
例えば、Instagramでは写真・動画を挿入できる「ストーリーズ」機能の利用により、商品の特徴や魅力を視覚的にアピールでき、ECサイトの利益向上や自社サービスの認知獲得に繋げられます。
また、ハッシュタグを活用すれば、自社サービスへの関心度の高いフォロワーにいち早くリーチでき、プロモーションの効果を高められます。
2024.12.09
InstagramやYouTubeなど多様なSNSが普及している現代では、ビジネスシーンにおいてもSNS活用の重要性が高まっています。不特定多数が使用するSNSを活用することによって、自社のブランディングやPRに活用することができます。
本記事では、ビジネスにSNSを活用する方法について詳しく解説するとともに、企業の成功事例や課題をご紹介します。SNSの活用を検討している企業担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント
1.目的に応じたSNSの活用方法
2.【SNS別】ビジネス活用に成功した事例
3.SNSをビジネスに活用する際に直面する課題
SNS全盛の現代において、SNSは消費者にブランドや商品を認知させるための重要な場所として位置づけられているため、企業にとってSNSを活用することは特に重要です。
また、SNSを通じた顧客との直接的なコミュニケーションにより、顧客のリアルな声を聞き、迅速に対応することで信頼関係を築くこともできます。
したがって、SNSはビジネスにおいて単なるマーケティング活動にとどまらず、顧客との関係構築やブランドイメージの向上の場としても必要不可欠です。
ビジネスに活用できる人気のSNSについて、以下の表にメリットと注意点をまとめました。
種類 |
メリット |
注意点 |
|
・利用者が多く、視覚的効果が高い ・ハッシュタグを活用できる |
・ビジュアルに力を入れる必要がある ・リツイート機能がないため拡散力が低い |
|
・実名登録のため、炎上しにくい ・ビジネス活用における機能が豊富 |
・ビジネスアカウントは目につきにくい ・Facebookユーザーにしか表示されない |
YouTube |
・細かくターゲティングを設定できる ・TVCMと同等の効果を期待できる |
・効果が出るまでに時間がかかる ・動画作成に専門知識が必要 |
TikTok |
・拡散力が高く、トレンドを生みやすい ・ユーザーに興味喚起をすることが可能 |
・メインのユーザーが若年層である ・ユーザーの興味を引くために、企画力や視覚的効果のある動画が必要 |
X(旧Twitter) |
・拡散力が高く、トレンド入りすると話題になる ・手軽に始められる |
・匿名性が高く、また即効性も高いため炎上リスクがある |
LINE |
・ニーズにあったユーザーのみにPRできる |
・友達追加が必要 ・ブロックされる可能性が高い |
それぞれのメリットや注意点を参考に、併用しながら自社にとって最適なSNSを見極めることが大切です。
本章では、目的に応じたSNSの活用方法についてご紹介します。
新商品やサービスを始める際には、拡散力の高いSNSを活用することで、効率良くプロモーションすることが可能です。
例えば、Instagramでは写真・動画を挿入できる「ストーリーズ」機能の利用により、商品の特徴や魅力を視覚的にアピールでき、ECサイトの利益向上や自社サービスの認知獲得に繋げられます。
また、ハッシュタグを活用すれば、自社サービスへの関心度の高いフォロワーにいち早くリーチでき、プロモーションの効果を高められます。
SNSの投稿で、自社のブランド理念や競合にはない個性などのブランドストーリーを発信することによって、自社が持っている価値観をユーザーと共有できます。価値観を共有できることによって共感してくれるユーザーからのロイヤリティが高まり、リピーター獲得にもつながります。
具体的には、InstagramやYouTubeでは、ビジュアルを通じてブランドのアイデンティティを明確に表現できます。これにより、ユーザーに共感を与えられるでしょう。会社のストーリーや創業の背景、製品開発に込めた思いなど、ブランドの人間味溢れる側面を発信することによって、ユーザーにエモーショナルな気持ちになってもらうことが可能です。
直近のイベントや新商品の告知にSNSを利用すると、多くのユーザーへ迅速に情報を伝えられます。自社を認知していないユーザーにも告知できるため、イベント発信を通じて新規顧客の獲得に繋げられます。
特に、FacebookとX(旧Twitter)はリアルタイムで更新できるため、イベントの進行状況や最新情報を迅速に発信することが可能です。これにより、ユーザーが随時最新のイベント情報を把握でき、イベントへの参加率の向上が期待できます。
SNSユーザーが自発的に自社サービスに関する投稿をすることで、自社で広告コストをかけずに自然な形でプロモーションできます。
SNSユーザーの投稿により、自社サービスの口コミやレビューがSNS上で広がると、各フォロワーからの認知獲得に繋がります。
自発的な投稿を誘導する場合には、ハッシュタグキャンペーンやフォトコンテストといったユーザー参加型のキャンペーンが特に有効です。
カスタマーサポートや問い合わせへの対応窓口としてSNSを活用することによって、顧客と迅速にコミュニケーションを取ることができ、大きなクレームを発生させることの抑制が可能です。
例えば、顧客がサービスに関する質問や苦情をSNS上へ投稿した際に、即時にリプライで対応することでスピーディに問題を解決でき、顧客満足度の向上に繋がります。
さらに、迅速な対応力が顧客によって拡散されると、幅広いユーザーからの認知獲得やファン化が期待できます。
ここでは、FacebookやYouTubeなど各SNS別に、ビジネスへ活用して成功した事例についてご紹介します。
ワイングラスの老舗会社である「RIEDEL」は、Facebookでワイン好きにターゲットを絞り、ワインに合う料理やグラスを投稿しています。
例えば、以下のような日本の伝統技術である「漆塗り」を使用した自社商品に対して、画像や商品詳細が分かる文章で案内しながら、商品リンクで直ぐに購入できるように工夫しているのが投稿の特徴です。
不特定多数ではなく、ワイン好きのユーザーが喜ぶコンテンツを提供することによって、ファンを増やし続けています。
豆乳飲料や調味料を取り扱うキッコーマンは、自社のInstagramアカウントで以下のように、自社商品使用のレシピを写真や文字を使用して分かりやすく提示しています。
写真では完成品のイメージ、文字では材料や作り方を効果的に伝えています。
また、フィード全体が料理の大きな画像を使用した投稿で統一されており、フォロワーに企業の世界観を伝えることに成功している点も特徴的です。
自社ロングセラー商品を多数開発しているCalbeeは、X(旧Twitter)で非公式キャラクターと企業担当者(中の人)が中心となって、新商品のPRやプレゼントキャンペーンなどを投稿しています。
例えば、以下のようにマスコットキャラクターと中の人の会話文や、キャラクターのぬいぐるみの写真を投稿することで、親しみやすい雰囲気を作り上げています。この雰囲気のもと情報発信を続けることで、アカウントのファンを獲得しました。
その結果、多くのユーザーに長期間、自社商品の効果的なプロモーションをすることに成功しています。
大手食品メーカーのキユーピーは、料理番組「キユーピー3分クッキング」の60周年記念の際に、TikTokでユーザーが思わず参加したくなるエンタメ性の高いキャンペーン企画を実施しました。
具体的には、番組のオープニングダンスをユーザーに踊ってもらい、選ばれると番組内で放送されるといった企画です。
@kewpie_official #キユーピー3分クッキング踊ってみた キャンペーン実施中! 番組放送60周年を記念して、オープニングがリニューアル💫 新しくなったダンスをキユーピーとヤサイな仲間たちと一緒に踊って、キャンペーンに参加しよう😎🎵 #キユーピー #キユーピー3分クッキング ♬ オリジナル楽曲 - キユーピー公式 |
このように、ユーザー巻き込こみ型のキャンペーンを実施した結果、トレンドを獲得し、自社の番組を効果的にアピールできました。
愛らしいキャラクターを生み出し続けているSANRIOは、自社の人気キャラクターをYouTubeの動画に登場させることによって、ユーザーからの注目を集めました。
公式チャンネルでは、以下のようにYouTube定番の「踊ってみた」系の投稿をはじめ、「歌ってみた」系やSDGsの活動報告まで幅広いジャンルの動画を投稿しています。
多くの人にとって馴染みのある自社キャラクターを登場させることで、親しみを持ってもらうことに成功し、企業のブランディングに繋がっています。
ここでは、ビジネスにSNSを活用するメリットについてご紹介します。
SNSは、企業やブランドの認知度を向上させる上で効果的なツールです。
テキストだけではなく、動画や画像を用いて投稿内容に視覚情報をプラスすることで、より多くのユーザーの目に留まり、より効果的に自社のサービスやブランドをアピールできます。
また、ユーザーの好みに最適化されたコンテンツ配信機能であるレコメンドに載るように運用することによって、より自社に関心度合いが高いユーザーへ自社サービスの認知を効率良く広げられます。
ここでは、FacebookやYouTubeなど各SNS別に、ビジネスへ活用して成功した事例についてご紹介します。
SNSには、普段サービスを利用している顧客はもちろん、自社を認知していない見込み客まで幅広いユーザーと直接コミュニケーションをとれるメリットがあります。
例えば、SNSのコメント欄やダイレクトメッセージ機能、リプライ機能を利用すれば、顧客と気軽に1対1でコミュニケーションを取ることも可能です。
ユーザーのサービスに対する改善点や希望など、ユーザーの生の声を聞けるため、顧客の意見を取り入れた既存サービスの改善や新規サービスの開発が実現できるでしょう。
SNSの拡散力の高さを利用することで、自社の求人情報も多くのユーザーへ届けることが可能です。
特に、各SNSに馴染みのある世代をターゲットにした場合、ユーザーにとって転職エージェントなど他の求人手段を使用するよりも応募のハードルが低くなり、より多くのユーザーからの応募が期待できます。
また、企業文化や職場の雰囲気を普段から発信することで、求職者が企業に対して具体的なイメージを持ちやすくなり、企業によりマッチする人材を確保できます。
X(旧Twitter)やFacebookをはじめSNSは、基本的に無料で運用できるにも関わらず、幅広いユーザーからの認知獲得など得られる成果が多く、費用対効果が高いツールといえます。
そのため、SNSを上手く活用すれば低予算でも効果の大きいプロモーションが可能です。
また、インフルエンサーとコラボレーションすることで高い口コミ効果を得られ、プロモーション戦略において重要な認知度や信用度を一気に高められるため、より高い効果を得ることができます。
SNSでは、ユーザーの興味・関心・年齢・居住地などの属性情報に基づいた細かいターゲティングでの広告配信が可能です。
例えば、X(旧Twitter)のターゲティング設定では、東京に住む18歳~24歳の女性ユーザーにメッセージを配信するなど、自社サービスとの親和性の高いセグメントに絞って配信できます。
そのため、企業はターゲティング機能を活用することで、無駄のない広告配信ができ、配信から得られるリターンを最大化できます。
競合他社のサービスや活動に関する情報を迅速に把握できることもSNS活用の魅力です。
競合のSNS投稿を調査・分析することで、「どのようなコンテンツが今人気を集めているのか」を確認でき、最新動向やトレンドワードを自社のマーケティング戦略に活かせます。
また、競合のプロモーションやキャンペーンの動向をモニタリングすることで、同業界での市場の変化をリアルタイムでキャッチアップでき、柔軟にサービス改善などを検討できる点もメリットです。
ここでは、SNSをビジネスに活用する際に直面する課題についてご紹介します。課題を把握しておき、自社のSNSビジネスを失敗させないようにしましょう。
SNSのトレンドは常に変化していくものであるため、各SNSユーザーが好むコンテンツも変化します。そのため、SNSのトレンドに乗り遅れず、ユーザーの関心に触れる発信を続けるには、定期的なSNSマーケティング戦略の見直しと最新トレンドのキャッチアップが必要です。
しかし、各SNSごとに適切な戦略を定期的に検討し、最新トレンドに即したコンテンツを作成し続ける際には、自社の負担増加が課題として挙げられます。
SNSはユーザーの声を直に聞けるため、ユーザーからも企業アカウントと接点をとれるツールとして認識されています。
そのため、ユーザーと積極的に対話し、迅速に対応することでエンゲージメントを高めることが可能です。
一方で、ユーザーの期待が高まる中で少しでも対応が遅れると、不満や信頼低下に繋がることがあります。特に、サービスや投稿内容に関するネガティブなフィードバックには迅速かつ適切に対応しなければ、企業の信頼性を大きく下げるリスクがあります。
したがって、運用するSNSが多くなるほど、ユーザーとの対話にかかる時間とプレッシャーが増えるため、担当者の負担増加が課題です。
SNSでは企業アカウントがその企業を表すキャラクター人格として扱われる傾向にあるため、どのSNSを使用する場合でも一貫したブランディングが重要です。
例えば、わかさ生活広報部はX(旧Twitter)で自社キャラクターのぬいぐるみや中の人の日常をコミカルに発信することにより、親しみやすいブランドとして人気を集めています。
上記の例のように、ブランドのスタイルやトーンを統一し、一貫したイメージをアピールすることで、幅広いユーザーの獲得に繋がります。
しかし、ブランドメッセージが伝わる高品質な投稿を作り続けるには、ブランドイメージや社会情勢など分析が常に必要なため、運用担当者の負担増加に注意が必要です。
SNS運用を成功させるためには、質の高いコンテンツの制作や定期的な見直しが必要です。
コンテンツの質や投稿頻度が低下するとユーザーの関心が薄れ、効果を得られなくなるため、価値のあるコンテンツ制作を継続的に行う必要があります。
また、コンバージョン率やCPA(コンバージョン単価)といったコンテンツから得られる効果を定期的に分析し、必要に応じて内容や投稿時間などを改善することが重要です。
しかし、高品質なコンテンツ制作や改善には膨大なリソースを確保する必要があるため、リソースが限られている場合には、SNS運用の専門会社へ任せることも1つの選択肢です。
X(旧Twitter)やFacebookをはじめSNSは、基本的に無料で運用できるにも関わらず、幅広いユーザーからの認知獲得など得られる成果が多く、費用対効果が高いツールといえます。
そのため、SNSを上手く活用すれば低予算でも効果の大きいプロモーションが可能です。
また、インフルエンサーとコラボレーションすることで高い口コミ効果を得られ、プロモーション戦略において重要な認知度や信用度を一気に高められるため、より高い効果を得ることができます。
SNSを運用してビジネスを成功させるには、豊富な運用知識を持った人材が担当することが重要です。ただし、自社内にはSNSを活用して目標を達成するためのノウハウがなかったり、そもそもリソース不足であったりすることも多く、適切な人材配置ができないことも多いでしょう。
そのような場合には、SNSの運用を専門とする外部企業へ委託したほうが、よりSNSビジネスを成功に導ける可能性が高まります。
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