ターゲットにセミナーの実施情報が届いていない
集客に用いる媒体や手段が不適切な場合や、セミナーの広告に記載する情報量が不足している場合には、ターゲットにセミナーの実施情報が十分に届いていない可能性が考えられます。このケースではセミナー自体がターゲットに認知されないまま、開催日を迎えてしまい、参加者数が想定以下になることがあります。
2024.12.09
セミナー集客で成功するためには、集客方法の選定や訴求ポイントを押さえることが重要です。「セミナーを開催しても人が集まらず、コストがかかるだけで困っている」「もっと自社への接点や問い合わせを増やしたい」などのようなお悩みを抱えている企業担当者は多いでしょう。
そこで本記事では、セミナー集客のコツを詳しく解説するとともに、人が集まらない理由や成功に導く方法についてご紹介します。セミナーの集客力向上を目指している企業担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント
1.セミナー集客を成功に導く方法
2.セミナー集客の成功に外せないポイント
3.セミナーに人が集まらない3つの理由
セミナー集客に苦戦する際には、3つの原因が考えられます。まずは、セミナーに人が集まらない理由をご紹介します。
集客に用いる媒体や手段が不適切な場合や、セミナーの広告に記載する情報量が不足している場合には、ターゲットにセミナーの実施情報が十分に届いていない可能性が考えられます。このケースではセミナー自体がターゲットに認知されないまま、開催日を迎えてしまい、参加者数が想定以下になることがあります。
セミナーに関する宣伝や告知でターゲットの関心を引いたとしても、セミナーの内容や実施形態、費用などがターゲットにとって魅力的でない場合には申し込みに至りません。特に、セミナーの内容がターゲット層の関心に合っていない場合や相場よりも料金が高い場合には、セミナーの宣伝を十分に行っても集客に苦戦します。
魅力的なセミナーを企画しても、宣伝や告知でその魅力が伝わらなければ、ターゲットが申し込むことはありません。
宣伝用のランディングページ(LP)の文章や画像などといったクリエイティブから有益性が伝わらない場合には、数秒で離脱されたり、タイトル次第ではそもそもクリックされなかったりすることもあります。
宣伝と告知は単にリリースするだけではなく、手法を工夫しなければ集客に繋がりません。
ここでは、オンラインでのセミナー集客方法について、オンラインとオフラインに分けてご紹介します。
オンライン集客は、宣伝コストを抑えつつターゲット層へ幅広くリーチできる手法として注目されています。ここでは、オンラインでのセミナー集客方法をご紹介します。
既存顧客に向けたセミナー告知を行う場合は、メルマガが効果的です。
メルマガは、定期配信やフォローメールなど複数の配信方法があり、集客やリピート獲得など目的に合わせて自由度の高いコミュニケーションを取れる点が特徴です。
例えば、リマインドメールやフォローメールを活用することで、イベント直前まで参加を促進でき、参加率の向上が期待できます。また、セミナー終了後にもフォローアップのメールを送り、次回のセミナーや関連情報を提供することで、継続的な関係構築も可能です。
メルマガは、チラシなどのオフライン広告に比べて良心的な価格ながら、より多くの顧客へアプローチできる点がメリットです。
コミュニケーションツールとして活用できるSNSも、無料でセミナー情報を周知できる手法の一つです。
特に、一定数フォロワーがいるアカウントであれば、SNSの「メッセージ投稿」を活用して広く告知することが可能です。
また、X(旧Twitter)やFacebookなど情報のシェア機能があるSNSでは、フォロワーによって自社の顧客ではない層にも拡散でき、高い宣伝効果が期待できます。
フォロワーは企業アカウントが発信する情報に興味がある人であるため、仮説を建ててターゲティングするWeb広告やメディアがターゲットであるプレスリリースに比べて、申込率の向上に繋げられます。
Web広告やSNS広告は、多くのユーザーにアプローチできるため、新規顧客向けセミナーの宣伝で効果的な集客手法です。
実際に、BtoBのセミナーの集客に利用されることが多く、セミナーへの参加意欲が高いビジネスパーソンへアプローチしたい場合に役立ちます。
例えば、Web広告におけるGoogle広告では、ユーザーの検索キーワードに基づいてセミナー広告を表示できるため、セミナーに関心が高い潜在顧客に直接リーチできます。また、SNS広告のLinkedIn広告やFacebook広告を活用すれば、特定の業種や職種に絞ったリーチが可能です。
それぞれの広告媒体でリーチできる層が異なるため、複数のWeb広告・SNS広告を併用することで、幅広い層のビジネスパーソンへアプローチできます。他にもInstagramやFacebookといったMeta広告も活用できるため、それぞれの特徴を踏まえて検討しましょう。
新商品や新サービス、開催予定のイベント情報などをメディア向けにまとめた「プレスリリース」も、セミナーの集客方法としておすすめです。
特に、新サービス・商品の発表と連動したセミナーの場合、自社サービスの認知獲得とセミナーのPRができるため、費用対効果を高められます。
ただし、オンラインの集客方法の中ではリーチできる範囲が狭いため、より多くの顧客へ届けるには周知する期間を十分に設けるために早めの出稿が必要です。
プレスリリースを通じて早めに情報を周知すれば、顧客だけではなく、メディアの目にも留まります。メディアに取り上げられると、セミナーの信頼性や注目度が一層高まり、より多くの顧客へアプローチできます。
セミナーへの集客効率を上げたい場合には、セミナー集客サイトに掲載する方法が有効です。
セミナー集客サイトには、特定のテーマや業界など自身が興味を持つ分野のセミナーを探している人がアクセスします。そのため、これまで接点がなかった顧客も申し込みをしてくれることがあり、申込率向上が期待できます。
また、セミナー集客サイトと一括りに言っても、以下のようにジャンルや利用可能な機能はさまざまです。
セミナー集客 サイト名 |
料金(セミナー開催側が支払うもの) |
特徴 |
無料 |
・テクノロジー関連のセミナーに特化 ・オンラインセミナーの告知や集客も可能 |
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・初期登録料/月額費:無料 ※有料チケットを販売する場合は決済処理費用として、販売実績の4.9% + 売れたチケット1枚につき99円負担 ※成果報酬の有料集客プランあり |
・主催者向けのフリーダイヤルを用意 ・事前アンケートフォームやアクセス解析などの豊富な機能を無料で利用可能 |
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・スタータープラン:月額1,650円(税込) ・プロプラン:月額4,400円(税込) ・プラスプラン:月額8,800円(税込) ・ビジネスプラン:月額17,600円(税込) ※有料チケットの販売時には、99円 + 2.5%の手数料 ※初回セミナーは無料開催可能 |
・定員機能やメンバー管理機能など、管理者機能が充実 ・Googleアナリティクスとの連携やプライバシーコミュニティなど、プランごとに多様な機能を提供 |
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・スタンダード:5,500円 ・ゴールド:11,000円 ・プラチナ:22,000円 ※参加費3,000円未満なら無料 |
・幅広いビジネスセミナー情報を掲載・検索できるプラットフォーム ・Yahoo!・Googleの検索結果において上位表示を獲得可能 |
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要問い合わせ |
・ITを中心としたテクノロジー活用に関するビジネス情報サイト ・協賛型セミナーと1社単独のカスタマイズ型セミナーが選べる |
※掲載料金は全て2024年11月時点の情報です。
リーチ効率を最大化するためには、自社のセミナーに合わせて集客サイトを選ぶことがポイントです。
オフラインでの集客方法は、顧客に対して直接アプローチできるため、信頼関係を築きやすい点が特徴です。ここでは、オフラインでのセミナー集客方法についてご紹介します。
セミナー集客のノウハウが乏しい場合や顧客リストが集まっていない場合は、自社のセミナーに関心がある参加者を集めてくれる集客代行サービスがおすすめです。
集客ノウハウがない場合には、一から人材教育やマーケティングに長けた人材の雇用が必要になることもあり、時間も人件費もかかります。
一方で、集客代行サービスを利用すれば、自社で人材教育や雇用の手間をかけることなく、セミナー集客のプロによる支援により確実かつ短期間で参加者が集まり、セミナーをスムーズに開催できます。
ターゲットによっては、従来型の集客方法であるテレアポやインサイドセールスといった電話での集客も有効です。
これまでメルマガなどによってアプローチしていたものの自社に関心が薄かった顧客も、電話を通じて直接話すことによって、セミナーに対する理解を深められます。そのため、オンラインではアプローチが不十分で獲得できていなかった新しい顧客を、新たに発掘できる可能性が高まります。
また、電話ではリアルタイムで疑問に答えることができ、顧客の不安や疑問を解消しやすいため、参加のハードルを下げることが可能です。
チラシやダイレクトメール(DM)は、集客代行サービスやインサイドセールスに比べて良心的な価格で作成できるにもかかわらず、多くのターゲットへ効率よくアプローチできる集客方法です。
普段インターネットを触る機会が少なく、オンライン広告で接点の取りにくい顧客にも、効果的にセミナー情報を届けられる点が魅力です。
また、チラシやDMはエリアを絞ったアプローチに強みを持つため、特に地域限定セミナーを開催する際には、より高い反応率が期待できます。
セミナー集客を成功させるためには、単に情報を発信するだけでなく、ターゲットへ効果的にアプローチするための戦略が重要です。ここでは、セミナー集客の成功に導く上で外せないポイントについてご紹介します。
セミナーのコンセプトとターゲットが曖昧だと、誰に対してどのようにアプローチすればよいかが不明瞭になり、最適な集客媒体を選定できず、集客効果が低くなります。
そのため、集客を成功させるには、まず「何を伝えるか」「参加後どうなってほしいか」などを深堀りし、コンセプトを設定します。そして、決めたコンセプトに合わせて、候補となるターゲットの興味や課題を競合セミナーやSNSなどから分析し、ターゲット層を決めることが重要です。
最もコンセプトにマッチするターゲット層へアプローチすることで、参加者数の増加が期待できるでしょう。
ターゲット層は仕事や育児・家事などの合間に参加することになるため、セミナーの開催曜日や時間帯によって参加率が大きく変わります。そのため、参加率を向上させるには、ターゲット層の反応がよい曜日・時間を選ぶことが重要です。
ターゲット層によって成功しやすい実施曜日はさまざまですが、土曜日はどのような層でも比較的時間調整がしやすいために、ターゲット層が幅広い場合などに適しています。
さらに、過去の自社セミナーや競合セミナーから参加率の高かった曜日や時間を分析し、最適な開催スケジュールを組むことも成功に近づく一歩です。ただし前例がない場合などには過去の結果から予測するのは困難であるため、ターゲット層の想定行動から予測を立てて開催日を決定しましょう。
十分な集客を得るには、準備から開催まで余裕のあるスケジュールを組むように注意が必要です。セミナーの告知を急ぎすぎたり、また準備を怠ったりすると、ターゲット層に情報が十分に行き届かないからです。
そのため、余裕を持ったスケジュールを組み、少なくとも1カ月〜2カ月前から計画的に告知することで、集客活動を十分に行う必要があります。
また、チラシなど集客方法の中には、専門会社へ委託してから宣伝が開始されるまでに時間を要する場合もあるため、宣伝開始までを逆算してスケジュールを計画しなければなりません。
セミナーに魅力ある特典をつけることで、申込率の向上が期待できます。
例えば、その場でしか手に入らない限定資料・ノベルティを特典にしたり、各業界のインフルエンサーが登壇する企画にすることによって、競合セミナーとの差別化に成功し、集客に繋がります。特に、オフラインセミナーではノベルティの配布により、付加価値を用意することが効果的です。
また、先着順や早期申し込みでの特典を設定することで、早期に参加を促進し、より短期間で参加者を確保できます。
セミナーのタイトルは、集客の成否に影響する重要な要素です。SNS広告にしてもDMにしても、ターゲットはタイトルを読んでセミナーに参加するかを考えるからです。そのため、ターゲットの興味を引くキャッチーな要素を入れつつ、セミナーの特徴を明確にイメージできるタイトルにする必要があります。
なお、自社でセミナータイトルを検討する際には、キャッチコピーサイトの活用がおすすめです。キャッチコピーサイトでは、無料で質のよいタイトルを提案するサイトもあり、タイトル制作にかかる時間的・金銭的コストを抑えられます。
ただし、売れているキャッチコピーを真似するだけではなく、セミナーのターゲットに合った言葉選びや文章設計が必要です。
セミナータイトルと同様に、もしWebサイトやWeb広告を経由して集客を行う場合は、トップ画像もターゲットに見られる機会の多い要素です。そのため、トップ画像にこだわることで、ユーザーの目を引くことができ、クリック率や認知の向上に繋がります。
例えば、講師の写真や参加特典の画像、過去の開催風景画像を用いることで、テキストのみよりもセミナーの内容や雰囲気が伝わりやすくなります。
トップ画像を用意する際には、競合セミナーの反応率や参加率の高いものを参考にすることによって、集客に繋がる質の高いトップ画像を作成可能です。
自社のセミナーに参加すると、どのような効果が得られるかを訴求することも、セミナー集客のポイントです。
例えば、生成AI(人工知能)の活用セミナーであれば、「生成AIのプロンプト(指示文)を自作できるようになる」「企画書の自動生成が可能になる」といったように、ターゲットの視点に立ち、具体的なベネフィットを明示することが重要です。
どの集客方法においても、ベネフィットを必ず伝えることで、参加率向上が期待できます。そのためにも、まずはターゲットの視点に立つことによって、ニーズを明確化する必要があります。
LPを使用する場合には、セミナーに関する基本情報を漏れなくきちんと記載することが重要です。情報の抜けがあると、ユーザーが安心してセミナーに参加できないからです。
具体的には、セミナータイトル・セミナーの内容・日時・開催場所・開催形式・費用・対象者について、最低限記載する必要があります。
また、参加者からよくある質問と注意事項も明記しておくと、参加者の疑問を解消し、参加までのハードルを下げられます。反応が見られない場合には情報を書き足すなど、開催日まで改善を続けることも重要です。
セミナー参加者の中には、どのような講師から学べるかを気にしている方もいます。そのため、講師の経歴やセミナーに関連する資格・受賞歴といった客観的な実績を記載することで、講師の権威性をアピールでき、参加者の不安要素を取り除くことが可能です。
また、権威性の高い講師を呼んでいるセミナーと認識され、セミナー自身の信頼性向上にも繋がります。
セミナー集客を成功させるには、SNSやWeb広告、集客代行サービスなどさまざまな集客方法から自社にとって最適な方法を選ぶ必要があります。そのため、本記事でご紹介したような多くの集客ノウハウを知っておくことが重要です。
しかし、集客の実行にあたっては誰に相談すべきか分からないこともあり、コンセプト設定やノベルティの内容、LPデザイン、また適切な集客施策をどうするかなどで多くの課題を抱えてしまうでしょう。
そこで、セミナーに関する悩み相談は、ビジネスマッチングエージェントの「Ready Crew(レディクル)」へまずはお任せください。Ready Crew(レディクル)では自社に合う会社選びから相談ができるため、セミナー集客を成功に導ける会社が見つかります。まずは無料でご相談ください。
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