EFOツールが必要となる理由
Webサイトでは、業界によりますが、フォームに流入してから入力・送信(登録)するまでに約70%以上のユーザーが離脱してしまうと言われています。主な原因としては、項目が多いために入力が面倒であったり、入力画面が見にくかったりといった不便さがあげられます。
そこで利用したいのが、入力フォームを最適化し、ユーザーが使いやすいよう改修できるEFOツールです。ユーザーが回答する負担を感じにくくなることによって、入力完了率を上げる事ができます。
2024.12.23
EFOツールとは、Webサイトなどに設けた入力フォームを、ユーザーにとって使いやすいように改善するためのツールです。しかし「そもそもEFOツールについてよく知らない」「EFOツールをうまく使いこなせるか不安」という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、EFOツールを使うメリットや導入するステップ、またEFOツールの中でもおすすめしたいツールを詳しくご紹介します。エントリーフォームでの離脱率が高い、と悩んでいる企業担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。
※この記事の内容は2024年11月時点のものです
この記事のポイント
1.EFOツールを使うメリット
2.EFOツールのおすすめ6選
3.自社に合ったEFOツールの選び方と見るべきポイント
EFOツールとは、WebページやLINEなどに設置された入力フォームを、最適化するツールです。ここではEFOツールの概要をご説明します。
Webサイトでは、業界によりますが、フォームに流入してから入力・送信(登録)するまでに約70%以上のユーザーが離脱してしまうと言われています。主な原因としては、項目が多いために入力が面倒であったり、入力画面が見にくかったりといった不便さがあげられます。
そこで利用したいのが、入力フォームを最適化し、ユーザーが使いやすいよう改修できるEFOツールです。ユーザーが回答する負担を感じにくくなることによって、入力完了率を上げる事ができます。
EFOツールで活用できる基本機能は以下の通りです。
機能 |
説明 |
住所自動入力 |
郵便番号を入力すると、住所が自動で入力される |
リアルタイムアラート |
入力の不備があった場合、赤文字などで知らせる |
置き換え入力 |
半角と全角、ひらがなとカタカナなどを自動で適した形に変換する |
サブミットブロック |
入力漏れや、間違いがあるとボタンをクリックできない |
ガイド支援 |
注意点や、入力例などを表示する |
アカウント連携 |
X(旧Twitter)やLINEなどと連携することで、入力不要で登録できる |
離脱防止確認 |
ユーザーが入力途中で誤って戻るボタンを押した場合、確認のメッセージを表示する |
分析機能 |
フォームの訪問回数や、項目別離脱率などが分かる |
入力を省略できる、入力ミスが指示されるなど、どれも入力フォームを設ける企業側も、また回答するユーザー側にとっても便利な機能となっています。
ここでは、EFOツールを使うメリット・効果をご紹介します。EFOツールを使うメリットがよく分からないという企業担当者の方は、以下をご覧ください。
EFOツールを使用することによって、コンバージョン率の向上が期待できます。これは、EFOツールを使用して入力の過程を簡素化すると、ユーザーがフォームの最後まで入力する割合が上がるからです。
コンバージョン率が上がり、フォームに入力してくれる方が増えることによって、最終的には企業の収益増加にもつながるでしょう。
EFOツールで最適化された入力フォームを使用することは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善に繋がります。ユーザーエクスペリエンスとは、ユーザーの使い心地や、印象などのことです。
住所の入力補助や、全角から半角への自動変換などの機能があることによってユーザーの不便が減り、スムーズに入力を完了する事ができます。こういったポジティブな体験は、企業やブランドに対してプラスのイメージを与えます。
前章で、Webページなどの入力フォームの全ての項目を入力する前に、多くのユーザーが離脱しているということをお話ししました。しかし、EFOツールによって入力時のユーザーのストレスが減ることによって、離脱率を低下させることができます。
例えば、入力の不備があってボタンが押せない場合、不備があるフィールドが赤く表示されていればユーザーはすぐに内容を修正することが可能です。
EFOツールには分析機能があるため、ユーザーが離脱した際、フォームのどこで離脱してしまったかを知ることができます。多くのユーザーが離脱しているフィールドを特定し、改善することによって入力フォームのコンバージョン率を高めることができるでしょう。
例えば、住所を入力するフォームでの離脱率が高い場合は、住所の自動入力機能を追加するなどして改善しましょう。
どれだけ注意して入力していても、入力のミスは出てくるものです。しかし、EFOツールで最適化された入力フォームを利用すれば、入力ミスによってフォームの途中で離脱するユーザーを減らすことが可能です。
リアルタイムでエラーをチェックする機能があれば、その場で間違いに気づくためあとからミスを修正する余計な手間も省けます。
ここでは、EFOツールのおすすめ6選をご紹介します。
・機能を改善したい
・少しでも早くEFOツールを導入したい
・チャットで入力できるツールを使いたい
上記の希望に沿ったツールを探している方は、下記を参考にしてください。
まずは、機能改善を達成したい時におすすめのEFOツールをご紹介します。
フォームアシストは金融業界のシェア率が約70%、導入フォーム数5,000以上という、多くの企業に利用された実績を持つEFOツールです。入力のアシスト機能が30種類以上あり、特許取得済みのオートコンプリート一括入力といった入力支援機能が充実しています。
ツール名 |
・フォームアシスト |
ツールの特徴 |
・10年以上の実績による独自ノウハウを提供 ・30種類以上という豊富なアシスト機能 |
実績 |
・金融業界シェア約70%、導入フォーム数5,000以上 |
目安費用 |
・要問い合わせ |
おすすめポイント |
・特許取得済みのオートコンプリート一括入力がある ・Web解析士の資格を保有する専任担当者が分析を行う |
EFO CUBEは入力フォームの改善に強く、テストして成果が出なければ全額返金保証(条件あり)という、企業にとっては嬉しい特長のあるEFOツールです。26種類の入力補助機能があり、会社情報自動入力などの特徴的な機能を搭載しています。
ツール名 |
EFO CUBE |
ツールの特徴 |
・入力フォームの改善に強い ・外部IDと連携し、アカウント情報を反映できる |
実績 |
・カート実績実数、入力補助機能数No.1(2020年7月時点) |
目安費用 |
・月額50,000円(初期費用、サポート費用無料) |
おすすめポイント |
・返金保証がある ・離脱ポイントや、エラー回数などの自動レポートを作成できる |
時間をあまりかけずに素早くEFOツールを導入したい、といった時には下記のEFOツールをおすすめします。
Gyro-n EFOを利用すれば、自社で用意している既存のフォームを変更することなくEFOツールを利用可能です。スマートフォンの最適化にも完全対応しているため、PCサイトと同じように最適化されたフォームを利用することができます。
ツール名 |
・Gyro-n EFO |
ツールの特徴 |
・既存のフォームをそのまま利用できる ・スマートフォンの最適化にも対応 |
実績 |
・導入フォーム数6,000以上 |
目安費用 |
・月額15,000円~、初期設定費用無料 |
おすすめポイント |
・住所入力ナビ機能を使えば、GPS位置情報で住所入力できる ・Yahoo!JAPANIDやFacebookに登録されたプロフィールを連携可能 |
エフトラEFOは、フォーム改善に必須の機能をワンストップで提供するEFOツールです。ボタンをおしてフォームを取り込むことによって、約15分で設定が完了します。また、画面を切り替えることなくプレビュー表示できる点も特長です。
ツール名 |
・エフトラEFO |
ツールの特徴 |
・ワンストップで設定が完了する ・スマートフォンの最適化にも対応 |
実績 |
・導入フォーム数10,422件 |
目安費用 |
・月額55,000円~、初期設定代行33,000~など |
おすすめポイント |
・15分で設定完了するスピーディーさ ・画面を切り替えずにプレビュー表示を行える |
こちらでは、チャットでカジュアルに入力できるEFOツールをご紹介します。
BOTCHAN EFO Premiumは、最短10秒で自社のチャットフォームを作成できるEFOツールです。数々の導入実績データをもとに効果の出やすいチャットフォームを設けることによって、フォームからの離脱を防ぎます。
ツール名 |
・BOTCHAN EFO Premium |
ツールの特徴 |
・最短10秒でチャットフォームを作成できる ・料金体系が従量課金制 |
実績 |
・DMM WEBCAMP、クラウドワークスなど多くの企業が導入 |
目安費用 |
・要問い合わせ |
おすすめポイント |
・専属CSがサポートし、改善を行う ・実績に基づいた、効果が出やすいチャットフォームを使用できる |
CommChatは、コード不要でチャットボット型LPを最短1日で導入できるEFOツールです。チャット形式で分かりやすく、shopify標準決済を利用することによって購入までをチャット内だけで完結することも可能です。
ツール名 |
・CommChat |
ツールの特徴 |
・最短1日でチャットボット型LPを導入できる ・ドラッグ&ドロップで簡単にカスタマイズできる |
実績 |
・支援した店舗23,000以上 |
目安費用 |
・月額10,000~、初期費用無料 |
おすすめポイント |
・チャットボットでshopify標準決済ができる唯一のサービス ・マーケティング担当だけでシナリオ改善できる |
EFOツールを導入するために、どういうステップがあるのかを下記で詳しくご紹介します。
EFOツールを導入する際、まずはEFOツールの提供会社に問い合わせを行います。さらに問い合わせをした企業のEFOツールが、自社のニーズを満たしているかを確認しましょう。
また、ニーズを満たしている場合は提供会社の担当と面談・ヒアリングを行い、自社が改善したい課題を提供し、今後の目標について具体的な提案を受け取ります。
次に、エントリーフォームの設計や、カスタマイズを行います。自社のフォームに合わせたカスタマイズを行ったあと、ユーザーが入力しやすいものになっているかを確認しましょう。
全体のフォーム構成やデザイン、さらに入力ミスがあったときのエラーの表示の仕様など、ユーザビリティを高めるための調整を行っていきます。
エントリーフォームのカスタマイズが完了したら、EFOツールを設置して入力フォームに最適化機能を加えましょう。入力フォームが正しい位置に設置されているか、などをここで確認します。
入力フォームをユーザーに公開する前に、ツールがしっかり動作するか確認することも重要です。実際に使用するフォームに必要事項を入力し、問題なく全ての入力を完了できるか、そしてユーザーがフォームへの入力から離脱する要素が残っていないかをチェックします。
また、EFOツールの確認を行う際は、正しい入力だけでなく、間違って入力した場合に、適切なエラー表示がされているか、という点も確認しましょう。ユーザーが使いやすいよう、利用者目線でチェックします。
正しくツールが動作することを確認後、正式に実装完了となります。このエントリーフォームを公開すれば、ユーザーは最適化された、入力しやすいフォームを利用することができます。
エントリーフォームを公開したあとも、そのままにせず引き続き分析・検証を続けていきます。EFOツールに搭載されている分析機能を活用し、公開したフォームの公開率や、コンバージョン率を定期的に分析した上でツールの効果を検証することが重要です。
もし改善点があれば、分析した内容を参考に改善を行います。離脱率が高いフィールドを改善し、コンバージョン率を高めていく必要があるため定期的に検証を行いましょう。
自社に合ったEFOツールがどれか、選ぶ際に見るべきポイントは以下の通りです。
・機能は自社の目的に合っているか
・費用対効果は合っているか
・自社に合ったカスタマイズができるか
上記のポイントについて、下記で詳しくご説明します。
EFOツールによって搭載されている機能が異なるため、自社の目標が達成できるツールであるかを確認する必要があります。コンバージョン率を上げたいのか、入力フォームからの離脱率を下げたいのか、自社の目的をはっきりさせてからEFOツールを選ぶことが重要です。
EFOツールの機能は、一見多ければ多いほど便利に見えます。しかし、自社で使わない機能が多くあるEFOツールは使いにくさを感じることもあるため、必要な機能が揃っているか、使わない機能は多すぎないか、といった点も注目してください。
EFOツールを自社に導入するコストに対し、実際に得られる効果が期待通りのものであるか、も検討します。EFOツールを初めて導入する際にはイニシャルコストもかかるため、ランニングコストと合わせて計算し、予算と照らし合わせて考える必要があります。
入力フォームのコンバージョン率が上がることで、得られる効果がどれほどのものになるかを計算しておきましょう。ただし、この試算も初めて導入する担当者の方にとっては難しい可能性は否めません。
EFOツールを使用して自社のフォームを会社やブランドに合ったイメージにカスタマイズできるか、という点も重要なポイントです。
例えば「入力フォームだけサイトのイメージと違った簡素なものになってしまう」という課題を持っている担当者の方は、カスタマイズ性の高いEFOツールを選んでください。
自社独自のデザインにカスタマイズできるため、ユーザー体験を損なうことなく導入することができます。そのため、デザイナー視点を持った担当者も重要になってきます。
EFOツールの導入は、自社の達成したい目的や予算、さらにカスタマイズ性などを考慮して最適なものを選ぶことから始まります。また、EFOツールによって改善されたフォームページを公開したあとで、定期的な分析を行うことも欠かせません。
さらに、EFOツールを使いこなすために社内教育を施す、また外部ツールが社内ネットワークに入ることによるセキュリティ対策を行うなど、取り組むべきポイントは多くあります。こういった課題を相談するのであれば、「Ready Crew(レディクル)」の活用がおすすめです。課題ベースから無料相談できるため、お気軽にお問い合わせください。
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