【タイプ別】MAツール最新ランキング|人気の18製品の選び方など徹底解説!
2025.01.15
MA(マーケティングオートメーション)ツールはマーケティングを自動化させるツールで、自社のマーケティング活動に注力したい際に活躍してくれるものです。しかし、MAツールにはさまざまなタイプがあり「どれが自社に合っているのか分からない」「どういったメリットがあるのか気になる」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではMAツールのおすすめや、メリットや選び方の秘訣などについてご紹介します。MAツールの選び方などを知りたい、という方はぜひ参考にしてください。
※この記事の内容は2024年12月時点のものです。
この記事のポイント
1.MA(マーケティングオートメーション)ツールの効果とメリット
2.MAツールのタイプ別まとめ|おすすめの製品18選!
3.自社に合ったMAツールの選びの注意点

そもそもMAとは「マーケティングオートメーション」の略で、商談獲得におけるマーケティングを自動化し、営業活動を効率的にする概念のことです。これを行うのがMAツールであり、見込み客に対して適切なコンテンツを提供したり、ニーズが顕在化したタイミングでキャッチアップを行ったりすることができます。
デジタル化がどんどん進む中で、企業が効率的に顧客データを収集・管理し、リードを効率的に伸ばしていくためには、MAツールの必要性が高まっています。それぞれタイプも異なるため、自社に合ったツールを活用していけるかが今後重要になっていくでしょう。
1.営業部門とマーケティング部門がスムーズに連携できる
プロジェクトを進めていく中で、よく挙げられる課題が「マーケティング部門と営業部門の間のすれ違い」です。「マーケティング部門で提案した顧客を営業が追走してくれない」「マーケティング部門が営業部門に提案してくる内容が納得できない」などといったズレはよくあります。
しかし、MAツールを活用すれば、この問題を予防できます。
具体的には、MAツールによって購買意欲が高く、成約に至る可能性が高い見込み客の条件を客観的に設定することができます。マーケティング部門、営業部門間の認識のすれ違いなどを防ぐことができるでしょう。
2.顧客と良好な関係を築くことができる
MAツールを活用することによって、見込み客が自社のWebサイトのどの部分を見ているかや、どういった資料を誰がダウンロードしたかなどを分析することができます。このように企業側で見込み客の需要を把握可能であるため、求められている情報を適切なタイミングで自社から提供できる点がメリットです。結果として顧客と良好な関係を築くことができるでしょう。
3.受注率や案件化率が向上する
MAツールを使用して購買意欲が高い客の選定や、またリードナーチャリングなどをしていくことによって、営業部門での受注率や案件化率を向上させることができます。
飛び込み営業や電話などで営業部門がゼロからアプローチした見込み客に比べ、すでに一定の度合いまで興味が引き上げられた人の方が受注率は高くなる傾向にあります。
総合的に管理ができるMAツール
総合的に管理ができるMAツールのおすすめは、以下の通りです。
製品
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価格
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特徴
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SHANON MARKETING PLATFORM
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120,000円~/月
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アナログ問わずリードの行動履歴が管理できる国産MAツール
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Adobe Marketo Engage
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要問い合わせ
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単体でマーケティング活動が完結できる
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カスタマーリングス
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要問い合わせ
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豊富な機能、顧客のニーズを深く理解できるよう行動や感情を可視化
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HubSpot Marketing Hub
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Starter:6,000円/月、
Professional:96,000円/月、
Enterprise:384,000円/月
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Webサイトの施策が統合的に管理可能、BtoB、BtoCを問わずさまざまな業界で幅広く導入されている
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AIMSTAR
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要問い合わせ
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CDP・分析・MA・AIの機能を搭載、BtoC向けの企業におすすめのMAツール
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Salesforce Marketing Cloud
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要問い合わせ
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リアルタイムの顧客データを利用し最適なコミュニケーションを実現するMAツール
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KARTE
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要問い合わせ
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Webサイトやアプリの顧客データを一元管理し可視化できるCXプラットフォーム
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ホットプロファイル
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要問い合わせ
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企業の売上アップ・生産性向上を支援するツール。FAツール(営業支援システム)、CRMツール、MAツール、ABMツールに加えメール配信や反社チェックツールなどさまざまな機能がついている
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以上の特徴について、詳しくご紹介します。
1.SHANON MARKETING PLATFORM
SHANON MARKETING PLATFORMは、顧客獲得から引き揚げ、そして商談までを一元管理できる統合型のMAツールです。顧客属性や行動履歴などの情報を一元管理することで、効率的なリード管理が可能です。
また、獲得した名刺をシステムに取り込み、翌日からマーケティング施策で活用できるといった名刺機能管理なども搭載しています。
2.Adobe Marketo Engage
単体でマーケテイング活動を完結したい方におすすめなのが、Adobe Marketo Engageです。リード管理やメール配信、見込顧客や既存顧客に対してスコアを付ける、スコアリングなどさまざまな方向からアプローチを行い、時間をかけて顧客と関係を構築していきます。
3.カスタマーリングス
カスタマーリングスは、データ統合から分析、アンケートの作成、配信などを1ツールで完結することができるツールです。機能が豊富できめ細かい活用支援、そしてサポートなどを提供しています。
数値だけでは捉えきれない、顧客一人ひとりの行動や感情を可視化し、良質な顧客体験提供のアイディア発想をサポートしてくれます。
4.HubSpot Marketing Hub
HubSpot Marketing Hubは、HubSpot Japan株式会社が提供するMAツールです。Webサイトやランディングページの作成をはじめ、過去に配信した広告効果の振り返りを行ったり、ユーザーに適した内容のメール配信を行ったりといったことが可能です。
見込み客を惹きつけてコンバージョンを促し、成約に繋がりやすいリードとの信頼関係を築けます。
5.AIMSTAR
AIMSTARは、BtoC企業の顧客エンゲージメントの向上、そして顧客が企業と取引を開始し、関係を終えるまでの期間の最大化を実現させる事が可能なツールです。顧客の行動を分析し、顧客が求めている情報を得ることができます。
また、他にもオフライン時の行動履歴管理や、SNS連携といった機能も搭載しています。
6.Salesforce Marketing Cloud
顧客のリアルタイムなデータを活用し、最適なコミュニケーションを実現できるツールが、Salesforce Marketing Cloudです。SNSやメール、Web、LINEなどを使用したツールで、最適なコミュニケーションを行うことができます。また、Salesforce関連のツールとデータ連携も可能なので、これらのツールを利用中の方ならより効果的に利用できるでしょう。
7.KARTE
KARTEは、顧客データを活用し、顧客体験の質向上をサポートするMAツールです。サポート面も手厚く、導入から運用サポート、施策相談などを行うことも可能です。データ活用に不安がある方や、マーケテイング施策を事業成長に繋げたいという方に適しています。
8.ホットプロファイル
ホットプロファイルは、営業支援や見込み客の発掘、そして名刺管理などの統合により、営業活動にデジタル技術を活用し、顧客体験や業務効率などを上げるサポートをしてくれます。豊富な機能を搭載し、効果的な営業施策の実現を可能にしてくれるツールです。
また、同企業から展開されている、顧客の新規開拓に役立つホットアプローチといったツールもあります。
費用対効果の高いMAツール
費用対効果の高いMAツールのおすすめは、以下の通りです。
製品
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価格
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特徴
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Kairos3
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・Marketing スタンダードプラン:15,000円/月
・Marketing プロプラン:150,000円/月
・Sales スタンダードプラン:25,000円/月
・Sales プロプラン:50,000円/月
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導入実績2000社以上、全ての人がつがいやすいシンプル設計
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LTV-Lab
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要問い合わせ
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費用対効果に強い、顧客管理・分析、自動メール配信機能などがついている
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以上のツールの詳しい特徴について、以下で説明します。
9.Kairos3
売上を伸ばすための必要な営業・マーケティング活動をデジタルで仕組み化するツールがKairos3です。マーケティング経験者はもちろん、直感的なUIにより初心者の方にも使いやすいツールで、少人数での売上アップを期待できます。
また、オンラインでの丁寧なサポートもついているので、ツールの使い方などでとまどうことがあっても、その場で解決することが可能です。
10.LTV-Lab
LTV-Labは、主要ECカートが標準連携されていたり、メール配信を無制限で配信出来たりと、費用対効果に強いMAツールです。
リピート率やリピート売上の分析、さらにシナリオを用いたメール販促などが可能で、アフターフォローが充実している点もおすすめしたい点です。
データ収集や処理、分析が特徴のMAツール
データ収集や、分析が特徴のMAツールは以下の通りです。
製品
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価格
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特徴
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SATORI
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初期費用300,000円、
利用価格148,000円/月
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特定の情報入手とターゲットリストを作成、取得することに特化
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b→dash
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要問い合わせ
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全てのビジネスデータを一元で加工、統合ができる高い操作性。導入社数は1000社以上
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Oracle Eloqua Marketing Automation
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要問い合わせ
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高度なセグメンテーションや膨大なデータの処理に優れているMAツール
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サスケLead
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・30日間無料トライアル
・Starterプラン:30,000円/月
・Standardプラン:80,000円/月
・Professionalプラン:105,000円/月
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リードデータを一元管理できる
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上記の詳しい特徴については、以下をご覧ください。
11.SATORI
名前の分かる見込客だけでなく、匿名の見込客にもアプローチできるツールがSATORIです。特定の情報を入手し、ターゲットリストを作成・取得することに特化しているのが特徴です。
導入実績は1,500社以上と多くの企業に選ばれているツールで、信頼性の高いデータを提供し、ニーズにあったアプローチによってCVの向上につなげることができます。
12.b→dash
b→dashは、プログラミング知識が一切不要でデータの「連携・取込・加工・統合・活用」などを実現してくれるツールです。16もの機能を搭載しているため、このツールだけでMAをWeb接客まで行うことができます。複数のツールを導入することによって起こる追加費用や運用工数を大きく削減することが可能です。
13.Oracle Eloqua Marketing Automation
14.サスケLead
サスケLeadは、見込み客や潜在顧客の管理に強いMAツールです。顧客情報はもちろん対応履歴などを管理することが可能で、紙媒体のデータ化、CTI機能、そしてメール配信などさまざまな機能が搭載されています。
また、「商談前の見込顧客の導入意欲を高める」ことに特化しているのも特徴で、記述式アンケートのデータ化も可能です。
初めての導入でも安心できるMAツール
ここでは、MAツールを初めて導入する人でも安心して利用できるツールをご紹介します。
製品
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価格
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特徴
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List Finder
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・初期費用:100,000円
・フリープランあり
・ライト:39,800/月
・スタンダード:59,800円/月
・プレミアム:79,800円/月
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フリープランあり、シンプル機能で初めての導入でも安心
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Zoho CRM
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・フリープラン:0円(3ユーザーまで)
・スタンダード:1,680円/月
・プロフェッショナル:2,760円/月
・エンタープライズ:4,800円/月
・アルティメット:6,240円/月
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低コスト、直感的な操作性、自由にカスタマイズ可能、営業成績の可視化など
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BowNow
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フリープラン0円
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低価格、シンプルで使いやすい、リストアプローチ業務の自動化ができる
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Braze
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要問い合わせ
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複数のチャネルを跨いだ一貫性のあるシナリオ作成と顧客データなどに基づいたメッセージ作成ができる
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上記の詳しい特徴について、以下で説明します。
15.List Finder
List Finderは、「だれでも、無理なく、かんたんに」をモットーとしたMAツールです。ツールをBtoB企業にとって本当に必要な機能にだけ絞り、マーケティングツールに不慣れな方でも使いやすいツールとなっています。
また、ツールの導入時からコンサルが無料で徹底サポートしてくれるため、これまでにノウハウがない担当者の方でも安心して利用できます。
16.Zoho CRM
Zoho CRMは、使いやすさと機能の先進性を追求したツールで、業種や規模を問わず多くの方に活用されています。最小限の手間で大きな成果を出すために設計されており、最大限のビジネス成長を実現できます。
また、フリープランがあることにより無料で使用感を確認できるうえ、有料プランもリーズナブルであるため「とりあえずツールを使用してみたい」といった方にもおすすめします。
17.BowNow
BowNowはシンプルな設計のMAツールで、初めてツールを導入する方にもおすすめです。使用しやすく、必要な機能を直感的に利用することができる利便性から14,000社と多くの企業に導入されており、MAツールの国内シェアはNo.1となっています。
無料プランから利用でき、必要な機能を必要なだけ課金していく料金体系なので、最小限のコストでマーケティング施策に活かすことが可能です。
18.Braze
Brazeは、世界の2,000社以上のトップブランドが導入するという信頼度の高いMAツールです。シンプルで使いやすい機能性で操作で悩みにくいので、担当者の負担を減らすことが可能です。また、複数のチャネルを統括して管理できる点も特徴です。
顧客エンゲージメントの向上に優れた「BrazeAI」が搭載されており、ブランドに合わせたコンテンツなどの作成を行うこともできます。
目的に合わせ機能の重要度を決定しなければいけない
MAツールはさまざまなタイプが提供されており、それぞれで得意としている機能が異なります。いくら優れた機能を搭載するツールでも、自社が求めている内容とマッチしなければツールを活かしきることはできません。
ツールを選ぶ前に自社がどういった機能が必要なのかを理解し、必要とする機能を搭載するものを選ぶよう注意する必要があります。例えば「メール配信機能」などは、既存顧客との継続的なコミュニケーションを重視する企業におすすめです。
一方で、「リードスコアリング機能」といった機能は、多くの見込み顧客の中から購入意欲の高い顧客を効率的に選別したい場合に役立ちます。このように、MAツールといっても機能はそれぞれ異なるため、自社のマーケティング課題や目標を明確にし、必要な機能を見極めることが重要です。
そのうえで、自社の戦略を最大限に支援してくれるツールを選ぶことが成功の鍵となります。
実際のユーザーの評価を確認する必要がある
必要な機能を搭載しているツールであったとしても、操作性や使いやすさは商品によってさまざまです。どういった機能があるかだけでなく、使いやすさについても確認しておく必要があるでしょう。実際に使用しているユーザーの評価を確認することで、導入後に「思っていたものと違っていた」といったことが無いよう、内容を十分に吟味しましょう。
機能だけで選択せず実際の使用感を確かめる必要がある
MAツールを選ぶ際は、機能だけで選択せず、実際の使用感を確かめることも重要です。使用感を確かめないことには、実際に使いやすいか・使いにくいかなどを判断できません。
フリープランがあるのであれば、有料プランを契約する前に使用感を試すこともできます。また実際に使用しているユーザーの評価も確認すれば、良い点・悪い点を利用前に確認できます。
チーム全員が使用しやすいツールを求めているといった場合など、使用感にこだわる方は事前の確認は必須といえるでしょう。
ツール提供元は信頼できるか確認しなければいけない
ツールを選ぶ際は、信頼できる提供元を選択することも重要です。ツールを提供するベンダー企業の組織体制が不安定である場合、最悪の場合にはサービスが突然終了してしまうなどの事態が考えられます。そうなると事業の一端を担う部分が崩れてしまうためオペレーションが不安定になる可能性があり、会社の信頼度が低下する恐れがあります。
充分にサポートを受けられず不具合が起きることもあるため、信頼できる企業から提供されているツールを利用するようにしてください。

MAツールは、製品によって特徴や機能、操作性などが異なります。しかし、自社でどういった機能を求めているのかを明らかにする、サービスの品質の確保、そして社員のトレーニングなど、ツールの導入前にやるべきことはいくつもあります。
これらの課題を自社だけで解決することが難しい場合、そして自社の最適解を見つけたいという方には、ビジネスマッチングエージェント「Ready Crew(レディクル)」の無料相談を利用することをおすすめします。
「特に言語化された課題はないが、とりあえず相談してみたい」のように、漠然とでも相談できるため、MAツールの導入に踏み切れないという方は相談してみてはいかがでしょうか。