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Grok(xAI)とは?特徴・料金・使い方を解説

Grok(xAI)とは?特徴・料金・使い方を解説

2026.09.29

本記事は、2026年9月28日時点でxAIとXの公式ページから確認できた情報をもとに更新しています。


Grok(グロック)は、xAIが開発する生成AIアシスタントです。X(旧Twitter)上のリアルタイム情報を扱える点が他の生成AIとの大きな違いです。現行の最新モデルは2026年9月21日発表のGrok 4.7で、Grok-2はすでにAPIでの提供を終了しています。


利用方法は3通りあります。1つめはX Premium系プランに加入してXから使う方法、2つめはgrok.comで直接契約する方法(SuperGrok)、3つめは法人向けのGrok Business/Grok Enterpriseです。社内で展開する場合は、アクセス管理と学習利用の設定を確認できる法人プランから検討を始めると、情報システム部門や法務部門との確認事項を絞り込めます。

目次

Grok(xAI)とは

Grokは、xAIが開発・提供する生成AIチャットサービスです。X上の投稿やトレンドと直接連携し、リアルタイムの情報をもとに回答できます。

生成AIアシスタントGrokの概要を示すイメージ画像

ChatGPTと同じように、テキスト生成、質疑応答、要約、コード作成などに対応しています。そのうえで、X上のリアルタイム情報と直接連携できる点が最大の特徴です。

現行モデルと更新の流れ

2026年9月28日時点の最新モデルはGrok 4.7です。コンテキスト長は50万トークンで、2026年9月21日に発表されました。

Grokのモデルはたびたび更新されています。直近の流れは次のとおりです。

モデル 公開時期 位置づけ
Grok 4.20 2026年3月10日 —
Grok 4.5 API提供:2026年7月8日/grok.com・X・アプリへの展開:2026年7月22日 —
Grok 4.6 2026年8月12日 全プランの標準モデルに採用
Grok 4.7 2026年9月21日 最新モデル(コンテキスト長50万トークン)

xAI公式ドキュメントの現行モデル一覧に載っているのは、Grok 4.7・4.6・4.5・4.3・4.20・Grok Build 0.1です。

世代の入れ替わりは速いため、社内資料や稟議書にモデル名を書くときは、提出直前に公式のモデル一覧で確認してください。

Grok-2・Grok-2 miniの現在の扱い

Grok-2は、2026年5月15日付でAPIでの提供を終了しました。「Grok-2 mini」という名称のモデルも、現行のモデル一覧にはありません。

xAI公式の移行ガイドによると、grok-3-miniを含む旧世代モデル8種は2026年5月15日付で提供を終了しました。以後、これらのモデルへの呼び出しは自動的にGrok 4.3で処理されます。推論系のモデルはlow effort、非推論系のモデルはreasoningなしの設定です。旧モデル名のままAPIを呼んでいるシステムは、見た目上は動き続けます。ただし実際には別のモデルが応答しているため、出力の品質や傾向が変わっていないかを開発担当者が確認する必要があります。

軽量モデルという名称・区分は、現行ラインナップにはありません。料金面で軽量モデルに近いのはGrok 4.3です(100万トークンあたり入力1.25ドル/出力2.50ドル)。ただし、xAIは「Grok-2 miniの後継」とは明言していません。この対応関係は当メディアによる整理です。

Grokが登場した背景と一般的なチャットボットとの違い

開発元のxAIは、世界のリアルタイムな知識を正しく理解し、人間の知的活動を支援するAIとしてGrokを開発しました。この方針により、Grokは一般的なチャットボット(顧客対応・予約受付などの定型業務向け)とは異なり、ニュースや市場動向などのリアルタイム情報の分析に向いています。

従来のAIは、あらかじめ学習した静的なデータを中心に動いていました。これに対してGrokは、X上の投稿データをリアルタイムで活用できるため、世界中のトレンドや最新ニュースを回答に反映できます。

どちらもAIを使った対話ツールですが、向いている業務は次のように異なります。

観点 一般的なチャットボット Grok
得意な業務 顧客対応・予約受付などの定型業務 自然な文章生成と高度な情報分析
扱う情報 事前に用意した回答やFAQなど、過去に整えたデータ X上の投稿・ニュース・市場動向など、いま起きている情報
導入のしやすさ 導入コストが低い 個人・チーム単位ならプラン契約だけで使い始められる
カスタマイズ 自社の業務フローに合わせて作り込める チャット画面では提供される機能の範囲で使う。自社システムに組み込むならAPIの利用と開発が必要

チャットボットが「安定型」だとすれば、Grokは「拡張型AI」です。問い合わせ対応の自動化が目的ならチャットボット、情報収集や分析の効率化が目的ならGrok、というように目的で使い分けてください。

Grokの主な特徴

Grokの特徴は、X連携によるリアルタイム性、テキストと画像を扱えるマルチモーダル対応、文章・コードの生成支援の3つです。

リアルタイム情報とX連携

Grokは、Xの最新の投稿やトレンドを直接取り込み、時事性の高い回答を生成できます。

たとえば、世界的なニュース速報、注目のハッシュタグ、企業や著名人の投稿内容などをAIが要約・分析します。企業の広報担当者であれば、ブランド名や商品に関するX上の反応を分析するソーシャルリスニングに使えます。話題の傾向をリアルタイムに把握できるので、炎上リスクやマーケティング機会を早めに見つけられます。

この機能を実務でどこまで活用できるかは、社内担当者による検証が済んでいません。

テキスト+画像理解(マルチモーダル)

Grokは、テキストと画像の両方を理解できます。画像やスクリーンショットを読み取って、グラフを解説したり、資料の要点をまとめたりする指示に対応します。

たとえば、X上に投稿されたイベントポスターや製品画像から、情報をテキストとして抜き出したり翻訳したりできます。

生成支援(文章・コード・要約)

Grokは、文章作成、プログラミング支援、要約といった生成タスクに幅広く対応しています。具体的には、SNS投稿文、ビジネス文書の草案、長文記事の要約、プログラムのデバッグ支援などに使えます。

人間らしい自然な口調や、ユーモアを交えた返答ができる点も特徴です。

Grokの料金と利用枠

Grokの料金は、どの窓口から契約するかで変わります。窓口は「X Premium系プラン」「grok.comでの直接契約(SuperGrok)」「法人向けプラン」「API」の4つです。以前のように「Xに加入しないと使えない」わけではありません。

X Premium系プランで使う場合

X公式ヘルプページのweb版価格は、次のとおりです。

プラン 月払い 年払い
Basic 3ドル 32ドル
Premium 8ドル 84ドル
Premium+ 40ドル 395ドル

この料金体系は、本記事の旧版で掲載していた2025年1月時点の料金から改定されています。日本円での現行金額は、公式ページに直接の記載がありません。また、地域・税・支払い方法によって金額が変わります。日本円での金額は、Xアプリまたはweb版の設定画面にある購入画面で、申し込み前に確認してください。

grok.comで直接契約する場合(SuperGrok)

xAI公式の料金ページでは、Xへの加入とは別に、grok.com上で直接契約するSuperGrokプランが案内されています。

プラン 月額 備考
Free 無料 —
SuperGrok Lite 10ドル —
SuperGrok 30ドル —
SuperGrok Plus 100ドル —
SuperGrok Heavy 300ドル X Premium+相当を含む

プランごとに、利用枠や機能(画像・動画生成の解像度、エージェント数など)が細かく分かれています。担当者が個人で試すのか、業務で継続して使うのかによって、必要なプランは変わります。

法人向けプラン(Grok Business/Grok Enterprise)

法人向けには、2025年12月30日から「Grok Business」と「Grok Enterprise」の2プランが提供されています。社内で展開するなら、個人向けのSuperGrokではなく、こちらが検討対象になります。

項目 Grok Business Grok Enterprise
想定規模 中小規模のチーム(自己申込制) 大規模組織
価格 1シートあたり月額30ドル 個別見積り(公開価格なし・要問い合わせ)
セキュリティ・管理 SOC 2 Type II準拠、ロールベースアクセス制御 Grok Businessの内容に加え、カスタムSSO、SCIMによるディレクトリ同期、詳細な監査ログ
データの扱い 既定でユーザーデータをモデル学習に使わない設定 Grok Businessと同じ
その他 コンテキスト長128K、Google Drive連携 専任オンボーディング

Grok Enterpriseは価格が公開されていません。予算を確保する前に、xAIに見積りを依頼してください。

APIで使う場合の料金

Grok 4.7は、Grok 4.6・Grok 4.5とAPIの単価が同じです。新しいモデルに切り替えても、トークン単価は上がりません。

プロンプトの長さ 入力 キャッシュ入力 出力
20万トークン未満 2ドル 0.5ドル 6ドル
20万トークン以上 4ドル 1ドル 12ドル

※100万トークンあたり。Grok 4.7・4.6・4.5共通

導入前に押さえたい注意点

Grokを業務で使う前に、「どの窓口で契約するか」「社内規定に照らして何を確認するか」「出力をどう扱うか」の3点を決めておいてください。

生成AIを業務に導入する前の確認事項を示すイメージ画像

  • 利用窓口によって契約先と利用枠が異なる。 X Premium系プランはXとの契約、SuperGrokと法人プランはxAIの料金ページからの契約です。プランごとに利用枠や機能が異なります。
  • 社内規定でAIの利用を制限している企業がある。 申し込む前に、次の2部門に確認してください。
  • 情報システム部門:利用予定のプラン名(SuperGrok、Grok Businessなど)と、SSO・ロールベースアクセス制御などのアクセス管理が社内基準を満たすか
  • 法務部門:入力データがモデル学習に使われるかどうかと、契約主体(後述の運営会社の項を参照)
  • Grok Businessは、既定でユーザーデータをモデル学習に使わない設定です。個人向けプランを業務で使う場合は、申し込む前に、法務部門がxAIのプライバシーポリシーで入力データの扱いを確認してください。
  • 仕様・料金はたびたび変わる。 本記事の旧版(2025年1月時点)で掲載していたモデル名や料金は、すでに古くなりました。社内の利用ルールには、特定のモデル名や金額を書き込まないでください。「公式ページで最新を確認する」という手順として書いておくと、ルールの改訂漏れを防げます。

個人情報を含む投稿内容を分析するときは、プライバシーや著作権にも注意が必要です。企業で利用する場合は、AIの出力をそのまま外部に公開せず、担当者が内容を確認・編集してから使ってください。社内でガイドラインを共有しておくと、担当者ごとの判断のばらつきを防げます。

Grokの運営会社(xAIとSpaceXの関係)

Grokを開発・運営するxAIは、2026年2月2日付でSpaceXに買収され、完全子会社になりました。AI関連のブランド名は「SpaceXAI」に変更されています。

xAI公式の発表によると、この買収は全株式取引です。評価額は、SpaceXが1兆ドル、xAIが2,500億ドルとされています。これに先立つ2025年3月には、xAIとX社がxAI Holdings Corp.の傘下に統合されています。つまり、xAIとX社は単に「連携」している関係ではなく、資本面で一体化した組織です。

このように組織の再編が続いているため、法人契約の前には、契約書と利用規約に記載された契約主体を法務部門で確認してください。

Grokは、Xの膨大な投稿データを活かし、リアルタイムの情報を回答に反映できるAIとして開発されています。

使い方の基本(Xアプリ/Web/grok.com)

Grokをどの画面から使うかは、契約したプランで決まります。X Premium系プランならXアプリまたはXのweb版のGrokタブから、SuperGrokならgrok.comから利用します。

  • Xアプリ:Xアプリを開き、画面下部またはメニューから「Grok」タブを選びます。チャット画面で質問を入力すると、AIが回答します。ニュースの要約や投稿文の作成をスマートフォンから手軽に行えます。
  • Xのweb版:ブラウザでXにログインし、Grokタブを選びます。パソコンでは回答履歴や会話ログをまとめてコピー・編集できるため、資料作成や長文の分析、報告書の作成に向いています。
  • grok.com:xAIと直接契約するSuperGrokプランの利用窓口です。Xの有料プランに加入していなくても、grok.comで契約すればGrokを使えます。

国や地域によって提供状況が異なる場合があります。申し込む前に、公式ページで自分の地域での提供状況を確認してください。

Grokを契約するか、AI開発を外注するかの判断基準

Grokを「チャット画面で使う」だけならプランの契約で済みます。一方、「自社のシステムや業務フローに組み込む」場合は、APIを使った開発が必要です。開発する体制が社内に無ければ、外注先の選定が必要になります。

やりたいこと 向く選択肢 公式で確認できる条件
担当者がXの話題やニュースを調べる X Premium系プラン、またはSuperGrok X Premium:月3〜40ドル/SuperGrok:月10〜300ドル
チームでアクセス管理しながら使う Grok Business 1シートあたり月額30ドル、SOC 2 Type II準拠、既定でデータを学習に使わない
大規模組織でSSO・監査ログを使う Grok Enterprise 個別見積り
自社システムや自社チャットボットに組み込む API+開発体制(社内または外注) Grok 4.7:20万トークン未満で100万トークンあたり入力2ドル・出力6ドル

参考として、当メディア(readycrew.jp)が検索結果に表示されたAI関連の検索を、目的別に分けた集計を紹介します。集計期間は直近365日(2026年9月28日取得)です。これはreadycrew.jpが表示された検索に限った数字で、市場全体の検索需要を示すものではありません。「その他」の区分は除いています。

検索の目的 語数 表示回数
AIそのものを調べる 297 26,989
AIツールを探す・比べる 240 21,285
AI開発の外注先を探す 540 16,131

3つの区分のうち、語数が最も多いのは「AI開発の外注先を探す」検索でした。つまり、外注先を探す人は、さまざまな言い回しで検索しています。実際の検索語には「システム 開発会社 ai チャット」(表示275回)、「aiコンサルティング 会社」(表示392回)、「ai-ocr 大企業」(表示184回)など、用途まで含めた言葉が見られます。

この結果から言えるのは、「AIを使いたい」という段階と、「AIを組み込んだ仕組みを作りたい」という段階では、探す相手が違うということです。外注を検討するなら、依頼内容を「AI開発」のままにしないでください。「社内チャット」「書類の読み取り(OCR)」のように、用途の単位で言葉にしておくと、相談先に要件が伝わりやすくなります。

Grok導入を検討する担当者からのよくある質問

Grok-2やGrok-2 miniは今も使える?

Grok-2は、2026年5月15日付でAPIでの提供を終了しました。「Grok-2 mini」という名称も、現行のモデル一覧にはありません。同じ日に提供を終了したgrok-3-miniなど旧世代モデル8種への呼び出しは、Grok 4.3で自動的に処理されます。現行の最新モデルはGrok 4.7です。

最新のGrok 4.7は、旧モデルより料金が高い?

APIの単価は変わりません。Grok 4.7・4.6・4.5はすべて同じ料金体系です。プロンプトが20万トークン未満なら、100万トークンあたり入力2ドル・キャッシュ入力0.5ドル・出力6ドルです。

利用回数に上限はある?

上限はプランごとに異なります。無料プランの現行の回数や方式は、公式ドキュメントで確認できませんでした。

無料で使える?

xAIの料金ページにはFreeプランがあり、無料でも利用できます。ただし、有料プランとは利用枠や機能が異なります。

法人で使うなら、どのプランを選べばよい?

チーム単位で使うなら、Grok Business(1シートあたり月額30ドル)が候補になります。SOC 2 Type II準拠で、既定でユーザーデータを学習に使わない設定です。SSOやSCIMによるディレクトリ同期、監査ログが必要な大規模組織は、Grok Enterprise(個別見積り)を選んでください。

X Premium+の日本円の料金はいくら?

X公式ヘルプページの料金はドル表記です(web版で月40ドル・年395ドル)。日本円での金額は公式ページに直接の記載が無く、地域・税・支払い方法によっても変わります。Xの設定画面にある購入画面で、申し込み前に確認してください。

Grokの要点:用途・料金・運営体制

Grokは、X連携によるリアルタイム情報の扱いに強い生成AIです。現行モデルはGrok 4.7で、個人向け・法人向け・APIと、目的に合わせて契約方法を選べます。

  • 用途:ニュースの要約、SNS運用、ソーシャルリスニング、資料や画像の読み取り、文章・コードの生成支援
  • 料金:X Premium系、SuperGrok、Grok Business/Enterprise、APIの4つの窓口がある。社内展開ならGrok Businessから比較を始める
  • 運営体制:xAIは2026年2月にSpaceXの完全子会社になった。法人契約の前に、契約主体を確認する
  • 旧モデル:Grok-2は提供を終了した。旧モデル名でAPIを呼んでいるシステムは、応答するモデルが変わっていないかを確認する

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