制作範囲
既存システムが非常に古く現在の業務に最適化されておらず、追加実装や改修では今後対応しきれなくなることを懸念しリプレイスの検討をされていました。
警備関連の用品で取り扱う商品が多岐に渡り、かつ得意先企業ごとの個別カスタマイズなどの影響で複雑化してしまっていたこともあり、速度面や操作面が課題としてありました。
また基幹システムとのデータ連携やRFIDによる商品管理などの機能が、既存システムでは特定の人物への属人化によりブラックボックス化してしまっていたため、単純なシステムの置き換えではなく仕様を再度精査した上で進めることができる開発会社を求めて当社にご相談いただきました。
複数の基幹システム間でのデータ連携や、警備制服の得意先及びスタッフごとのカスタマイズパターンの多さから、既存システムの利用方法自体が初見では難しい状態になっていました。その為、パターンの洗い出しと仕様整理を再度行い、クライアント様とその得意先企業様が注文と管理のしやすいシステム提案を行いました。
既存システムの大きな課題としてあった速度の問題に対しては、検証の結果データベースからの不要なデータ取得や効率的な読み込みがなされていなかったため、その部分を重点的に解消することで最大約90%の速度改善を達成いたしました。
リリース後の運用・保守まで対応を行い、現在では同クライアント様から別システムのご依頼をいただいております。