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従来のシステムで抱えていた課題は、Vimeoによる動画配信基盤に年間280万円($18,000)の費用がかかっていたこと、システムのレスポンスが全体的に遅くユーザー体験に改善の余地があったこと、UIデザインや画面構成が良くなく、とっつきにいものであること、の3つです。
eラーニングのコンテンツとして動画を視聴する機能があり、その動画配信にVimeoを利用していました。Vimeoは動画配信を簡単にできる素晴らしいサービスですが、動画の数が多いこともあり、動画配信にかかる費用が年間280万円になっていました。
またシステムにアクセスしてページ遷移やデータ入力などの操作をすると、1〜5秒程度のロードが発生し、ユーザーが必ずしも快適に利用できる状態ではないという課題もありました。
当会ではコロナ禍を機に、オンラインによる学習を推進していくためeラーニングに注力しています。今後ともオンラインによる学習機会の提供は大きなテーマであり、そのシステムをより多くの人に使ってもらうため、親しみやすいUIデザインであることも、リプレイスに至った課題のひとつです。
設計フェーズで動画配信基盤についてのVimeoからの移行の詳細を相談しました。動画配信をAWSを用いてどのように実現するのかの設計とコスト試算をしてもらい、それを元にAWSで構築することを判断しました。
従来のシステムでは年間280万円ほどの費用が発生していましたが、AWSで構築することで年間30万円以内になるという試算ができ、最終的には年間250万円のコスト削減ができました。
クエリを高速化してもらうことで、システムのレスポンスが大幅に改善されました。システムのリプレイス後にユーザー向けにアンケートを取ったのですが、ユーザーからも「動きが速くなった」「アクセスが速くなった」といった声を実際にもらっています。
デザイン段階では最初にユーザーに与えたい印象の設定、デザインイメージの認識合わせから始め、細かい改善を積み重ねることで納得のいくデザインに至れたと思います。このUIデザインの面でもユーザーからのアンケートで「講座が探しやすくなった」「全体的に見やすくなった」という声をもらっています。