ーまずは、「レディクル」を知ったきっかけを教えてください。
新谷様:「レディクル」のサービスを知ったのは、社内の他部署メンバーから話を聞いたことがきっかけでした。そのメンバーはすでに「レディクル」のコンシェルジュの方とやり取りをしていたようで、「ニーズに合わせて発注先企業を探してくれますよ。頼んでみては?」と声をかけてくれたんです。
ー当時、発注先企業の選定に悩んでいらっしゃったのですか。
新谷様:そうなんです。私が所属している経営企画グループでは、デュプロのコーポレートサイトをはじめ製品サイトやグループ会社の販売サイトなど計6つのWebサイトを管理しています。それらサイトの更新やメンテナンスをしてくださる発注先を探していました。
実は、長年にわたってWebサイトの管理をお任せしていたのは、Webの運用保守よりもプロモーションを得意とされている会社でした。正直にお伝えすると、日々の運用でのミスやトラブルが少なくなかったんです。
ー「レディクル」にご相談される以前にも、新谷様ご自身で、発注先企業を探されていたそうですね。
新谷様:はい、「Web制作会社年鑑」を購入し、気になる会社にアポイントをとって、お話をうかがったこともあります。しかし「Web制作会社年鑑」に広告出稿している会社さんとは価格面で折り合わないことが多く、契約には至りませんでした。
本社がある相模原の近くで、地域に根ざした地元企業を中心に検討したこともあります。しかし社長のお人柄やご対応に好印象を抱いても、当社の与信管理の規定に合わず……、契約を見送らざるを得ませんでした。
Web運用保守の実績があり、当社の予算内で依頼ができ、与信審査をクリアできる。この3つの条件をすべて満たす企業を見つけるのは大変でした。しかも私の本業はWebサイトの管理ではありません。経営企画の仕事をしながら、条件を満たすWebサイト運用保守を担っていただける発注先を見つけなければなりません。正直、困り果てていたんです。
ーそこで「レディクル」にご相談いただいたわけですね。鳥居さんは、新谷様からの依頼を受け、どのような点に気を配り、マッチングを行ったのですか。
鳥居:マッチング先を選定するうえで、まずはデュプロ様の状況や発生している課題などについて詳しくお聞きしました。そのうえで、先ほど新谷様がおっしゃっていた「Web運用保守の実績」「予算」「与信審査」という条件に合う企業を選定。経営の安定性を見るうえで、発注先企業には財務諸表を提出いただきました。
Webサイト運用を発注される場合、企業同士のお付き合いは長期に渡ります。ですから、ご担当者のお人柄や、なにか問題が起きたときにもデュプロ様に寄り添ってくださる対応力があるかどうかを重視しました。
ー「レディクル」からの紹介企業を含めた数社を比較検討し、最終的にはE社様に発注されました。決め手は何だったのでしょうか。
新谷様:“信頼してお任せできる”と感じられたことが決め手になりました。
Webサイトの運用保守をお任せするためには、アクセス権を付与する必要があります。企業にとって重要なデータを共有できる企業かどうかは、とても重要でした。
加えて、当社ではグループ会社のサイトも複数運用していますから、選んだパートナー企業が想定と違っていたからといって、再び、他社に切り替えるというわけにもいきません。
質問や相談へのレスポンスの早さや丁寧さなどを見て、E社さんなら安心してお任せできそうだと感じました。技術はもちろんですが、最終的にはお人柄の部分を見ていたのかもしれませんね。
ー実際にイーツーさんに発注先を変えられて、率直なご感想はいかがですか。
新谷様:ミスがまったくなく、現場からのクレームが0になりました。レスポンスもとても早く、いつも丁寧に対応いただいて、本当にありがたいです。
自分たちだけで探していたら、なかなかこのような会社さんに巡り合えなかったのではないかと思っています。
私たちメーカーにとって、ミスは命取り。一つの些細な表示ミスが大きなトラブルを招きかねないため、細心の注意が求められるんです。「またミスが起きるかもしれない」と心配をする必要がなくなったのは、成果として定量化しにくいのですが、とても重要なことだと捉えています。
ー「レディクル」コンシェルジュの鳥居さんについては、どのように評価されていますか。
新谷様:すばらしいですよね。お世辞ではなく、本当に。うちに来てもらいたいくらいです。
最初にお会いした際に、当社が置かれている状況や発注先に求めるものを、しっかりとヒアリングしてくださったことをよく覚えています。こちらのニーズをきちんと理解したうえで発注先を提案していただいたので、イーツーさんのような会社に出合えました。鳥居さんは提案力がとても高くていらっしゃるんだな、と感じました。
ー鳥居さんはお客様とのコミュニケーションにおいて心掛けていることは何かありますか。
鳥居:お客様には私と知り合ったことで、“何でも気軽に相談できる、物知りな知人が増えた”という感覚になってほしいと考えています。お客様からの質問や相談にお答えできるように日々情報収集し、何気ない会話を通じて気軽に声をかけてもらえるように、と心掛けています。
新谷様:実は、私、社内で「レディクル」さんの宣伝をしているんですよ(笑)。発注先探しに困っている他部門のメンバーに鳥居さんの名刺を渡して、「一度相談してみるといいよ」って。
私自身、発注先探しでとても苦労していたのを、鳥居さんに助けてもらいました。とてもいい仕事をしていただいたと思っています。
考えてみれば、「レディクル」は三方良しのビジネスですよね。今回のケースでいえば、デュプロとE社さんとレディクルさん、それぞれにメリットがあり、win-win-winになれた。すばらしいビジネスだと体感しました。
鳥居:三方良しのビジネスだと思っていただけたこと、本当に嬉しいです。レディクルのコンシェルジュは、企業と企業の間に立って両者をつなぐ役割を担います。双方に「相談先・窓口があなたでよかった」と思っていただける存在になることが私の目標でもあります。
今回、新谷様がイーツーさんとの出合いに喜んでいらっしゃる声を直接うかがうことができて、本当に嬉しいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。
ーあらためて「レディクル」を利用するメリットについて教えてください。
新谷様:発注先を探すのは、簡単なように見えて、実はとても大変な仕事。探す方法も限られていて、知人からの紹介か、自身でWebで検索を行い、Webサイトを見て判断するかなど選択肢が少ないです。
ただ、自社で探す場合、自分が知りたい情報がWebサイトなどを見ても載っていないことがほとんどです。情報が書かれてある場合も、それがどこまで正しい内容なのかを見極める必要があります。
「レディクル」さんを利用すれば、ニーズをしっかりヒアリングしたうえで、自社に合う発注先を選んで、紹介してくれます。このビジネスモデル自体がすばらしいと思っています。
ー最後に、今後の「レディクル」の活用方法について検討されていることがありましたら、教えてください。
新谷様:今後、時代に合わせてプロモーションを強化していく際に、ぜひお力を借りたいと考えています。たとえばイベントの企画やカタログ制作など…型どおりのものだけではなく、新しいプロモーションの仕方を含めて提案してくださるようなパートナー企業と出合えたらありがたいですね。
「レディクル」さんは、業種や職種を問わず、幅広い発注先を紹介してくださるとうかがっていますので、これからも頼りにしています。
(撮影/矢野 拓実 取材・文/猪俣 奈央子 編集/株式会社才流 中島 孝輔)