ーまずは伊藤様が担われている広報・IR領域での取り組み内容について教えてください。
伊藤様:広報・IR担当としては、会社の認知度やイメージを高めてお客様や求職者の方との接点を作るために、CM制作やホームページ運用、デザインやキャッチコピー制作をはじめとしたブランディングなどに取り組んできました。
当社で広報のための取り組みを本格的に始めたのは、4年ほど前に私が広報担当に就任したタイミングが起点なんです。就任して初めに手がけたのは、制作してから10年以上が経ったCMのリニューアルでしたので。広報・IR担当として何を行うか・どのような企業様と協業するかなど、全て試行錯誤しながらのスタートでしたね。
ー初めてレディクルをご利用いただいたのは1年半ほど前のこと、ホームページの制作についてご依頼いただいたと伺っています。当時はどのような課題感をお持ちだったのでしょうか。
伊藤様:当時はホームページを制作してからかなりの年月が経っており、デザインを刷新し構造をわかりやすく整理し直す必要性を感じていました。また求職者への訴求力を高めるためにリクルート情報も更新したい、世の中的に注目が高まっている「ESG」の観点での発信を強化したいなど、課題はいくつもありましたね。
早速プロジェクトとして始動し、お付き合いのあった代理店さん一社にお声がけしてご提案もいただいていたのですが、そのまま一社のご提案内容だけを見て進めることにどうしても不安があって。
ホームページ制作ではデザイン以外にも多くの要素を検討する必要があるので、いくつかのご提案とお見積りを比較検討した方がよいのではと、コンペをさせていただく方針に転換したんです。宮坂さんから初めにお電話をいただいたのは、まさにそのコンペに参加してくださる企業様を探そう、というタイミングでした。
宮坂:最初にお声がけされた企業様とのお打ち合わせの進捗や、ローンチ予定時期を考えると、初めて伊藤様とお会いした時点ですでにタイムリミットが迫っていたんですよね。
ですが、よい企業様をご紹介できるので少しお待ちいただけませんか、チャンスをください、とお伝えさせていただきました。
伊藤様:「レディクル」さんのサービスはあくまで“ご紹介”で、コンペで本当によかったところを選んで問題ないとのことですから、こちらとしてはリスクもなく使わない手はありません。また自分で探すよりも、色々な会社様をご存知の「レディクル」さんにお願いした方が新たな選択肢に出会えるだろうと、お願いすることにしました。
宮坂:今年の3月には新たにCM制作のご依頼をいただきましたが、この時も運命的なタイミングのよさがあったんですよね。
伊藤様:そうでしたね。先ほど私が広報担当に就任して初めて手がけたCMのお話をしましたが、ご契約上の事情から、そのCMをキャスティング変更して作り直さなければいけなくなった頃のことでした。
ホームページ制作時のコンペでの成功体験がありますし、やはりより良いご提案をいただける企業様にお願いしたいという思いがあったので、CM制作もコンペで進めることに。1社にはこちらからお声がけし、あと2社ほど……という絶妙なタイミングで鳴ったのが、宮坂さんが久しぶりにかけてくださったお電話でした。
宮坂:CM制作についても紹介をお願いできますかとご相談いただき、「当然です」と。今回もコンペということで、“また負けられない戦いが始まる……”とドキドキする気持ちもありましたが、「レディクル」にはよい企業様がたくさん登録してくださっているので、自信を持ってお伝えしました。
ー宮坂さんとしては、伊藤様のご要望に対してどのようなお考えでパートナー企業様を探されたのでしょうか。
宮坂:ホームページ制作とCM制作のどちらも、採用やESG観点での発信という目的が明確におありだったので、その領域に強みや実績を持つ企業様をお探ししました。
また伊藤様のお話を伺う中で「クリエイティブ面で魅せ方を大切にされている」「“要望通りに”ではなく、対話の中でより良いものを提案し作ってくださるパートナーを求められている」とわかってきたので、企画力や提案力に長けた企業様を厳選してご紹介させていただいています。
ー結果としてホームページ制作、CM制作ともに「レディクル」のご紹介企業様との協業を決められたと伺いました。ご提案の印象やご発注の決め手などがあればお聞かせください。
伊藤様:リクルートを主な目的としたプロジェクトなので、若手を中心に7,8名の審査員に判断を委ねてコンペを行い、投票結果からどちらもご紹介いただいた企業様にご発注することになりました。
どの企業様も非常に力を入れてご提案いただけたのが印象的でした。実績を示していただくだけでなく、ホームページのメインビジュアルやCMのイメージなどをしっかりと考えて作り込んできてくだったので、審査員も選びやすかったのではないでしょうか。決め手はやはり作品の強さだったと思います。
ー「レディクル」コンシェルジュの宮坂さんには、どのような印象をお持ちですか?
伊藤様:初めてお電話をいただいた時から非常に人当たりがよく、「お話を聞きたいな」と思わせる話し方が印象的です。実際にお会いしてみても、押しが強くなく“営業の圧”を感じずにお話ができますし、自然と安心感が生まれます。これまで営業をご経験される中で培われてきたお人柄なのだろうなと思いますね。
また「何のために・どのようなものを・どのように作りたいのか」という要望を細かに引き出してくださり、それに合った企業様を厳選いただけたと思いますし、またその要望をご紹介いただく企業様にも正しく伝えてくださったのだろうなと感じました。
同じようなビジネスモデルでやられる企業様がいらっしゃったとしても、やはり間に立たれる担当者様のお人柄や対応力がなければ、人と人はよい形でつながらないと思います。そういった意味でも、絶妙なタイミングでお電話をくださる運も含めて、宮坂さんのご実力を感じたプロジェクトでした。
ーあらためて、「レディクル」を利用するメリットはどのような点にあると思われますか?
伊藤様:これまでにお付き合いのある企業様だけでなく、新たな企業様との協業にまで選択肢を広げていくことによって、取り組みの可能性も同時に広がります。
ただその選択肢を闇雲に広げるのではなく、たくさんの企業様をご存知で、かつ私たちの意図を理解してくださる「レディクル」さんのような方にお力添えいただくことで、より自分たちの思いに合う企業様と出会えるのだと思います。
2度にわたってご依頼させていただきましたが、満足のいく取り組み結果、さらには会社としての成果にもつながる、よいパートナー企業様との出会いを作っていただけたことが非常にありがたかったと思っています。
ー「レディクル」は、「合う会社と、会う。」 をキャッチコピーにパートナー企業様をご紹介させていただいています。伊藤様にとって「合う」企業とはどのようなものでしょうか。
伊藤様:パートナーとして選ばせていただきたい、という意味では「驚きや喜びを与えてくださる」企業様だと思います。こちらの中でまだ明確になっていない理想や要望に対して、それをあっと驚くような形にして見せてくれる。そんなリスペクトできるような企業様と出会い、協業できたら嬉しいですね。
ーありがとうございます。それでは最後に、今後「レディクル」に期待されることがあればお聞かせください。
伊藤様:以前は継続的にご発注する企業様がなく、取り組みが発生したその時々で新しいパートナーを探しながらやってきましたが、今回新たな選択の仕方を「レディクル」さんにご提示いただき、今後その領域で何かあればまたお願いしたい、と思えるパートナー企業様に出会うことができました。
やはりそうして各領域で尊敬できる継続的なパートナー企業様が見つかるのが一番だと思うので、今後も常に「レディクル」さんにご相談をという訳ではないかもしれませんが、広告やクリエイティブにおいて“新しさ”を求めて挑戦したいときには、ぜひまた頼らせていただければと思います。
(撮影/古宮こうき 取材/伊藤 秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)