DTPの制作会社選びのポイント｜おすすめの制作会社を9社ご紹介

DTP制作とは、印刷物の企画・デザインからレイアウト作成、印刷データの出力までパソコン上で行う制作方法のことです。従来の印刷物の制作方法に比べて、制作時間を短縮できる点が大きなメリットです。多くの企業がDTP制作を活用して、広告や販促物を作成し、マーケティング活動へ役立てています。

DTPとWebは大きくデザイン制作に分類されるうえにパソコン上で制作するため、一見すると同じように見えますが、見た目や媒体などで明確な違いがあります。

・色の表現方法（DTPはCMYK形式/WebはRGB形式）

・媒体（DTPは主にチラシなど紙媒体/WebはWebサイト）

・解像度（DTPは最低300～350dpi/Webは基本72dpi）

上記のような違いから、パンフレットやポスターなどの紙媒体を希望する方や多用する方は、DTP制作が適しています。

DTP制作では、DTPとデザインによって制作費用が大きく変わります。特に、オリジナルデザインの作成や特別な素材や加工を使用する場合は、費用が高額になる傾向にあります。また、印刷する数量や用紙の種類、加工方法も費用が変わる要因です。

そのため、DTP制作会社の見積書を比較する際には、DTPとデザインそれぞれの費用内訳を確認することが大切です。

以下では、DTP費用を抑えるコツについてご紹介します。

DTP制作の費用はデザインテンプレートの枚数ごとに増えるため、デザインのテンプレートを最小限にすることが制作費用を抑えるコツです。特に、パンフレットを作成する際には同じテンプレートを使いまわし、DTPの編集工程を減らすことがポイントです。

依頼する前に自社でラフ（簡易的なデザイン案）を作成しておくことで、制作会社とのやり取りがスムーズになり、費用削減に繋がります。なお、ラフはPowerPointやExcelなどデザイン制作専用のツール以外でも作成できます。

DTP制作会社を選ぶ際には、制作会社の得意分野と実績を重視することをおすすめします。

DTP制作の分野は幅広く、販促用のパンフレット制作が得意な会社や名刺などの小ロット印刷に特化した会社などさまざまなDTP制作会社があるため、自社が求める印刷物と制作会社の得意分野がマッチしているかを確かめておくと安心です。

また、制作会社の過去の実績から、自社の業界やターゲットに合ったDTPデザインが可能かどうかを見極めることも大切です。

DTP制作の料金や納期は、制作会社によって大きく異なります。そのため、制作コストを抑えたいなら自社の対応範囲が多い代わりに良心的な価格の会社、急ぎで制作してほしいなら特急納品が可能な会社を選ぶように、自社の予算やスケジュールに合わせて選ぶことがポイントです。

DTP制作では、初回のデザイン案が完成した後に、修正が必要になることもあります。そのため、修正依頼時の柔軟性やスピード感も制作会社を選ぶうえでの大切なポイントです。一般的に、初回の修正対応は依頼から3営業日以内に対応できる会社が多く、スムーズな進行を求める場合は、この範囲内で対応してくれるかどうかが目安になります。修正の対応が丁寧かつ迅速な制作会社に依頼することで、DTP制作がスムーズに進みます。

株式会社創言社は、社内報の制作をメインに、各種カタログやPR誌・会社案内・CSRレポートなどの制作も手掛ける編集プロダクションです。

取材/原稿作成・撮影・DTP・デザインの編集作業全般に対応するほか、必要に応じて印刷まで一貫して依頼可能です。

また、少人数編成ならではのフットワークの良さや迅速な対応、小回りの効いたサービスを強みとしています。

サイコンピュータ株式会社は宮崎県を拠点に、経験豊富なデザイナーが在籍しており、DTPデザインからイラストまで作成し、さまざまな業種のWebサイト制作やWebシステム開発・運用に関してもワンストップで手掛けるシステム開発会社です。

単に作るだけではなく、ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)にこだわったデザイン制作を提供しています。

また、創業から7年間で上場企業や大手音楽レーベルなど800社以上のWeb制作やシステム開発・運用を手掛け、5〜10年以上制作に携わってきた経験豊富なデザイナーやエンジニアが在籍しています。

そのため、制作だけでなく、導入前の提案から導入後の広告運用、DTP制作やイラスト作成まで幅広く対応可能です。

株式会社シーティーイーは、雑誌やカタログの企画・デザイン・DTPを専門とする企業です。

近年は広報やPR、ブランディングをサポートし、特に会社案内やコーポレートサイトでは表現しきれない「ミッション・ビジョン・パーパス」を効果的に表現するメディアとして、オリジナリティ溢れる「コーポレートマガジン」を制作しています。

また、発注者の「熱」を上手く伝えられるメディア制作が可能なことから、多くの企業から信頼されています。

株式会社オフィスコトウは、DTPデザイン・Web制作・システム設計・経営コンサルティング・企業研修を手掛ける企業です。

明確な目的を持つWebサイトやシステムを実現するためのヒアリングが強みで、Webデザインやシステムの組込みのスキルをもとに、発注者と二人三脚で経営・営業方針を考案します。

また、東京都目黒区内の企業で多くの役職を持ち、豊富な人脈を有しています。

株式会社EchoNextは、1970年に印刷製版業として開業して以来、大手印刷会社の製版を担当し、アナログ製版からデジタルDTPまで最新鋭の設備をそろえて対応し続けている会社です。

また、大判プリント出力機による車両ラッピングや商店街のシャッターラッピング、化粧品什器などの制作にも対応可能です。

近年、BtoBからBtoCへと事業を転換するとともに、画像修正や動画作成ができる人材をゼロから育成し、カタログやパンフのデザインやTシャツプリンター/UV印刷機/アクリルカッターマシーン/箔レーザープリンターによるノベルティグッズ作成など、幅広い制作に一貫して対応できる体制を提供しています。

ほかには、美容サロン経営や店舗プロデュースなども手掛けるなど、オールインワンの総合商社への転換を目指しています。

株式会社KUROKAWA designは、撮影/映像制作・ホームページ制作/運用・パンフレットなどのDTPデザインを手掛けている東京都のデザイン会社です。

発注者の意向を丁寧に汲み取り、単に「インパクト・おしゃれ・面白い」だけのデザインに留まらず、伝えたいメッセージをしっかりとわかりやすく伝えられるような制作を心掛けています。

また、発注者の要望やスケジュールに対して柔軟に対応するなど、長期的な信頼関係を築きけるようにあらゆるサポートを提供しています。

有限会社マーリンクレインはDTPレイアウトを中心に、パンフレットデザインやイラスト描き起こし、地図作成などを一括して請け負うDTP専門会社です。

画像処理のプロとして「他社にできない難しい仕事をする」をモットーに、長年培ってきたアナログ製版技術と最新のデジタル技術を融合し、写真の修正/加工/合成・デジカメ画像やWeb画像補正・RGBからCMYKモードへの変換にも対応しています。

また、スピーディな納品が可能で、出版社や印刷会社から信頼を集め、豊富な取引実績を有しています。

有限会社サイレックは、DTP・自動組版・データベース組版・編集/印刷データ処理を手掛ける企業です。

特に、表やグラフ、商品数が多いデータを処理し、冊子へまとめ上げることに強みを持ちます。

DPT制作においては23年間の豊富な実績を持ち、数世代前のファイルの取り扱いやオープンタイプへの変換、ユニコードとアドビ文字コードの関連処理など幅広く対応可能です。

また、企画から編集・デザイン・DTP・印刷まで良心的な価格で対応しており、デザイン制作に関しては情報を見やすく整理したデザインに対応しています。

有限会社旭プロセス製版は、DTPや色校正を手掛ける1946年設立の老舗企業です。

入稿したDTPデータは印刷に適したデータへコーディネートするなど、長年培ってきた豊富な経験と知識で発注者のニーズに柔軟に対応しています。

発注者から提供された写真や文章の素材をもとに、美しいレイアウトへスピーディに仕上げることが可能です。

また、色に対して特にこだわりを持ち、色補正に強みを持っています。