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抽象的な会社の強みを的確にデザインで表現。
この会社案内のデザインをキッカケにコーポレートサイトリニューアル。

本格的な企業ブランディングへ

株式会社共同テレビジョン

株式会社共同テレビジョン 総務部人事室 安達真実様
フロンティア株式会社 トータルソリューション事業部 課長 小池美菜子

株式会社共同テレビジョン

1958年に共同通信社のニュース部門として誕生し、今年で65周年。“共テレ”の愛称でも知られる株式会社共同テレビジョン様は、ドラマやバラエティなど私たちの心に残る番組を生み出し続けるクリエイティブ集団です。今回は、会社案内パンフレットの制作にあたり「レディクル」をご利用いただきました。毎年ほとんどが在庫となっていた会社案内が、フルリニューアルによってどのように変わったのでしょうか。総務部人事室で採用全般や社内研修などに携わっていらっしゃる安達真実様にお話を伺いました。
目的
  1. 会社案内(パンフレット)制作
課題
  1. コンテンツ会社として下手なものは作れないが、制作会社の伝手がなかった
  2. 会社の価値を上手く訴求することができず、パンフレットがほとんど使われていなかった
  3. 全社的にブランディングに力を入れる先駆けとしてパンフレットをリニューアルする必要があった
効果
  1. 「ちょっと奇抜なデザインが得意かつ、学校案内のパンフレットの実績のある会社」というピンポイントな要望を満たした企業と出会えた
  2. 「創造の力で映像の可能性を生み出すこと」という強みをデザインで表現できた会社案内になり、ブランディングの第一歩に
  3. 営業先や採用活動など様々な場面で「イメージアップのために使用したい」と思えるパンフレットに
配布されないまま在庫となっていた会社案内を「企業ブランディング」の先鋒としてフルリニューアル

ー今回は会社案内を制作するにあたりレディクルをご利用いただいたそうですね。

安達様:はい、従来のものは全体的にシンプル過ぎて、ややあか抜けない印象がありました。もともと営業先や新卒採用の学生さんなどにお配りしていたのですが、営業担当からは使いづらいという声が上がり、新卒採用時にもあえて別のパンフレットを制作して配布していたというのが実情。毎年200部を刷って、ほとんどが残る状態だったのです。

ー今回フルリニューアルをされたのには何かきっかけがあったのでしょうか。

安達様:昨年6月に社長が変わったことが大きいですね。社長の先導で企業ブランディングに力を入れることになり、全社的に“変わらなきゃ”という動きがあったのです。そこで社長に「まずはここからブランディングを」と従来の会社案内を見せたところ、すぐに変えようということになりました。

ー制作会社の選定をレディクルにご依頼されることになった経緯を教えてください。

安達様:フルリニューアルにあたってはコンテンツ会社として「下手なものは作れない」という矜持はありましたが、私は総務に配属されたばかりで伝手はなし。悩んでいた時に、以前小池さんがお電話をくださったことを思い出したのです。企業の選定は無料と伺っていましたし、見つからなければ自分で探せばいい、と軽い気持ちでお願いしたのが始まりでした。

ーコンシェルジュである小池の第一印象はいかがでしたか?

安達様:オンラインでのやり取りでしたが、“いい人そう”というのがにじみ出ていました。対応も素早く、一生懸命な感じが伝わってきて、小池さんのお人柄がなかったらきっと依頼していなかったでしょうね。

小池:そう言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます。

株式会社共同テレビジョン
’’ちょっと奇抜なデザインが得意’’で’’学校案内のパンフレットの実績のある’’ ’’写真のセンスがよい’’会社を知りたい。レディクルを通じて波長の合う企業様と出会えた

ー制作会社を選ぶにあたり、コンシェルジュにはどんなご要望を出されましたか?

安達様:「学校案内のパンフレットを手掛けている会社」をとお願いしました。私自身、新卒採用の業務で目にするのですが、最近の学校案内はすごくオシャレなんです。デザインや写真のセレクトもセンスがよく、こういうものを作っている会社ならうまくやってくれるのではと思いました。

ーご要望を受けて、コンシェルジュ側ではどのように企業選びをされましたか?

小池:学校系の案件に強く、写真の使い方に定評のある制作会社を選びました。あと、安達様からは「ちょっと奇抜なデザインが得意な会社を」というご希望もありましたね。

安達様:そうなんです。独自性のあるデザインの方が、きっと私たちには合うだろう思いまして。

小池:それらを意識して、3社ほどご紹介させていていただきました。

ーその中からI社様を選ばれたそうですが、決め手となったポイントはなんでしょうか。

安達様:最終的に2社でプレゼンを行ったのですが、一方の会社が過去の制作物を持ってきて「どれ系がいいですか?」と尋ねてきたのに対し、I社様は新たに表紙のデザイン案を作ってきてくださいました。さまざまテイストで、色違いを含めると合計8種類。それも私たちの番組などを調べた上で「共テレさんならこれがいいのでは?」とご提案してくれたのです。研究熱心だし、積極的に仕事を取ろうという姿勢も感じて、プレゼン力が圧倒的でしたね。

小池:I社様は、デザインに対してすごく熱意があり、提案力が強く、デザイン性もユニーク。大企業の高額な案件をいくつも受注しています。他ではあまり見られない作品に仕上げてくださるイメージがあります。

ーI社様と制作を進めていくなかで、何か気づかれたことはありますか。

安達様:小池さんのおっしゃる通り、I社様は本当に熱くてこだわりが強いんです。でも、それがとても心地いい。私たちも映像作りに対して同じように向き合っているので「波長が合うな」と感じました。そして何より、制作を通じて“共テレへの愛”が伝わってくるんです。それが嬉しかったですね。

株式会社共同テレビジョン
「創造の力で映像の可能性を生み出す」という企業理念が表現された表紙デザインに感動
株式会社共同テレビジョン 総務部人事室 安達真実様

リニューアル後は、すぐ増刷になるほど現場で活用される資材に

ー完成した会社案内を手にした時の気持ちを教えてください。

安達様:「ああ、やっとできた」ですね。従来の制作期間は1カ月程度でしたが、今回はフルリニューアルということで約3カ月。ロケ撮影が多くコストはかかってしまいましたが、写真もふんだんに使われ、現場の雰囲気が伝わるような会社案内になりました。

ー鮮やかなイエローと、表紙に並ぶ0と1の数列が目を引きますね。

安達様:この表紙は、プレゼンの時にお持ちいただいたデザインから採用しました。0と1は2進法で、10進法で翻訳するとちゃんと文章(※)になります。初めて見た時は驚きましたが、同時に「これだ」と思いました。まさに共テレは0から1を作る、すなわち「創造の力で映像の可能性を生み出すこと」を頑張っている会社です。それをI社様がしっかりとくみ取り、デザインに落とし込んでくださったことに感動しました。
※KYODO TELEVISION,LTD./COMPANY BROCHURE

ー社内での評価はいかがでしたか。

安達様:上々です。営業担当からは「これなら配りたい」と好評でしたし、新卒採用の説明会でも配布するようになりました。今までほとんど使用していませんでしたが、企業のイメージアップにつながるパンフレットになったため様々な使い方ができるようになりました。200部の在庫がすぐになくなり、100部の増刷をかけましたが、ほぼ余りませんでしたね。

ー共同テレビジョン様の「企業ブランディング」という観点からはいかがでしょうか。

安達様:ブランディングの第一歩としてよいスタートが切れたと思います。実は、会社案内の制作後に「コーポレートサイトも新しくしよう」という話が出まして。制作からすでに10年以上が経過していたので、ブランディングの象徴としてリニューアルすべきではないかと。そこでコーポレートサイトリニューアルの担当にI社様をご紹介したところ、見事にプレゼンを勝ち抜いて素晴らしいサイトを作ってくださいました。結果的に、I社様にはわが社のブランディングに大きく関わっていただいております。

株式会社共同テレビジョン
「人手が足りない」「気軽に相談や企業リサーチがしたい」など悩める企業にとって、コンシェルジュは頼りになる社外秘書
株式会社共同テレビジョン 総務部人事室 安達真実様

綿密なヒアリングによって収集された企業情報がレディクルの強み

ー「レディクル」を利用するメリットはどんな点にあると思われますか。

安達様:自分では出会えない企業と出会えることがメリットではないでしょうか。
今回の件でいえば、私がどんなに探してもI社様を見つけることは絶対にできなかったと思います。運よくI社様のサイトにたどり着いても、そこからスタッフの方のこだわりや熱い仕事ぶりまでは想像できません。また、ご実績には大企業の案件ばかりが並んでいたので早々に諦めていたでしょう。

小池:ありがとうございます。レディクルに登録されている企業様には、あらかじめ時間をかけてヒアリングを行っています。企業サイトに載らないご実績や、スタッフの方のお人柄など、ネット検索では知りえない色々な情報をお伝えできるんです。

安達様:ひとりではそんな情報を得られないので、結局付き合いのある会社にお願いしてしいますよね。気心が知れて安心だし、探すのも面倒ですから。しかし、それではいつまでも会社は変わりません。I社様のように、大きな変革をもたらしくれる存在は必要だと思います。

ーその後もI社様とは新たな案件が進んでいるそうですね。

安達様:はい、昨年末には社内の個人表彰などに使用する表彰状のデザインをお願いしまして。こんな小さな仕事を依頼するのは心苦しかったのですが、快く引き受けてくださいました。また、先日は2026年卒向けの採用サイト制作のプレゼンがあり、こちらもI社様に決まったばかり。I社様とは末永いお付き合いになりそうです。

ー最後に、どんな企業に「レディクル」をお勧めしたいですか?

安達様:人手が足りない企業ですね。弊社にも採用担当は私しかいないので、通常業務をこなしながら制作会社を探していたらきっと大変だったと思います。レディクルのコンシェルジュは、気軽に相談できてリサーチもしてくれる社外秘書のような存在。同じ悩みをもつ企業の方は、無理をしないでレディクルに頼ってみては。

株式会社共同テレビジョン
※ページの内容は2023年9月時点の情報です。

株式会社共同テレビジョン

業種:動画制作

事業内容
1958年共同テレビジョンニュース社として設立。その後1970年に現在の株式会社共同テレビジョンに改称し、日本を代表する映像を創り出す総合制作会社へと成長。高い技術力を誇る技術部門と、あらゆる発想で企画を立案し実現させる制作部門を誇り、現在ではテレビ番組や映画のみならずWeb、モバイルコンテンツ、DVD等の制作の他、企業向けの映像制作やCMの企画制作、イベント等の実施サポートまで幅広い分野を担う。技術部門と制作部門が連携して、企画、撮影から編集まで一括して行っている。
設立
1958年7月28日
従業員数
141名
Webサイト
https://www.kyodo-tv.co.jp/