旅行会社出身の営業本部長が感じた、アナログな現場
――まず、月岡様の役割と入社当時の状況について教えてください。
月岡様: 営業本部長として集客全般と園内営業の統括、広報部長としてプロモーション全般を担当しています。
2025年の2月に入社したのですが、以前は旅行会社に30年以上おり、大手IT企業への出向でシステム関係も担当していました。また、前職でCM制作の経験があったことから、今回の映像関連のプロジェクトも任されることになりました。
――入社されて、まず何に取り組まれましたか?
月岡様: 主に園内のDX化の推進ですね。テーマパークという業種柄、現場を重視する文化が根強く、私が入社した際は業務の多くが紙ベースでした。
そこで、承認システムを導入してペーパーレスで稟議を回せるようにしたり、情報共有ツールを導入してスマートフォンで会社のお知らせを見られるようにしたりしました。特に飼育スタッフは現場にいる時間が長いので、デジタルツールで情報が届くようになったのは大きな変化でしたね。
お客様目線で「来場したくなる」映像を
――広報活動においては、どのような課題を感じていましたか?
月岡様: 集客の要となる「プロ品質の映像素材」が圧倒的に不足していました。社内撮影の素材はありましたが、販促に使えるクオリティではありません。PVの制作に加え、園内サイネージの映像刷新など、あらゆる場面で映像クオリティの向上が必要不可欠だと感じていました。
また、発信内容の視点にも課題がありました。動物に詳しいスタッフがSNSを発信すると、どうしても動物の魅力に焦点が当たります。それ自体は素晴らしいことなのですが、それが実際のご来場につながるかというと、また別の話です。
――具体的にはどういうことでしょうか?
月岡様: 動物の映像や写真を発信すると、動物好きの方には非常に好評なんです。ただ、来園を検討しているお客様が本当に知りたいのは「ここでどんな体験ができるのか」という自分事のストーリーです。
本来は、映像を見て「こういう体験がしてみたい」「こんな楽しいところだったら行ってみたい」と思っていただくことが目的です。
――よりお客様目線で発信する必要があったということですね。
月岡様: はい。例えば、園内周遊バスの写真一つ取っても、以前は外側から撮ったものしかありませんでした。実際に乗車した時の視界や、車内からの餌やりの臨場感といった「体験」が伝わる素材が不足していたのです。こうした視覚的な情報の不足を、新しい映像制作で解消したいと考えました。
パートナー選定の決め手は、資料の中身よりプレゼンのインパクト
――CM制作のプロジェクトはどのように始まったのでしょうか?
月岡様: 実は私の就任前からプロジェクトは始まっていたのですが、適切な制作会社を見つけられず停滞していました。自社だけで探しても、その会社が信頼できるかを見極めるのは容易ではありません。そこで、前任者がコンタクトを取っていたレディクルに相談しました。
――どのような制作会社を紹介されたのでしょうか?
レディクル 根本: 当初のご要望は「1日を過ごす上でのストーリー性が欲しい」というものでした。そこで、テレビ番組制作のノウハウを持つ企業様や、物語構成が得意な企業様など4社を厳選してご紹介しました。
最終的に決定したのは、某人気バラエティ番組を手掛ける制作会社様です。視聴者の目線を熟知した「心に響くものづくり」を得意とされており、まさに今回のプロジェクトに最適なパートナーでした。
――月岡様は2社に絞ってからプレゼンをお聞きになったそうですね。
月岡様: はい。プレゼンは両方しっかり聞かせていただいたのですが、正直なところ、もう一方の企業様の方が資料の完成度は高く、説明も論理的でした。しかし、決定した企業様には、理屈を超えた「ガツン」とくる衝撃があったのです。言葉にするのが難しいのですが、衝撃を受けたんですよね。
――直感で決められるほどのインパクトがあったのですね。
月岡様: 同じプレゼンを聞いていたメンバーも、「なんだか面白そう、ワクワクする」といった印象を受けていました。社内ミーティングをした上で、満場一致で決定しました。見る人の心に爪痕を残すインパクトを重視した結果です。
ストーリー性とインパクトのある映像を制作
――プロジェクトはどのように進んでいったのでしょうか?
月岡様: 撮影したのが昨年のゴールデンウィークなので、決定してからすぐでしたね。実は、ゴールデンウィークしか開催しないツアーがあったので、少し無理を言って撮影に来ていただきました。
――完成したのはCM版とプロモーションビデオの2種類ですね。
月岡様: はい。CM版は「サバンナのような世界。でも、ここ群馬です」という30秒の抜粋版で、プロモーションビデオは約3分の長尺版です。どちらも映像がとにかく綺麗で、ストーリーもよくできていて、私自身も本当に大好きなんです。ずっと眺めていられるような映像ですね。
CM版は、インパクトのある映像を集めた抜粋版なのですが、良い意味でお客様を裏切るインパクトのある内容です。
YouTube再生数60万回超、入園者数約4倍につながる成果
――実際の反響はいかがでしたか?
月岡様: まず全国ネットのテレビ局で放送しました。予算の関係であまり長くCMを打てなかったので、軽い認知が得られるくらいだと思っていたのですが、ホームページのアクセス数は顕著に伸びました。流れた瞬間からアクセス数が増えて、やはり絶大な効果を感じましたね。
――特に新潟での反響が大きかったそうですね。
月岡様: はい。新潟のテレビ局で1週間に40本ほど放送したのですが、こちらもすごく反響がありました。ちょうど新潟県民割を実施する直前でしたので、CM効果もあって前年度比約4倍のご来場に繋がりました。
――YouTubeでも60万回以上再生されていますね。
月岡様: 予想以上に見ていただける方が多くて嬉しい限りです。これまで群馬サファリパークを知らなかった層へ、確実にリーチできている実感があります。
根本: 目に見える成果につながったと伺い、本当によかったです。私もこのCMがお気に入りで、いつも周囲に「見てください」と見せて広めています(笑)
レディクルを活用して感じた「人による推奨」の価値
――改めて、レディクルを実際に利用されて感じたメリットを教えてください。
月岡様: 新しく何か始める時は、パートナーを探さなくてはいけませんが、その会社がきちんとした会社なのか、腕は確かなのか、調べ尽くすのは困難ですよね。実際に発注してみてから「何か違った」ということもある。
レディクルを利用すれば、その辺りの品質が担保されていますし、合わない会社を紹介されることはないだろうという安心感がありますね。どこを選んでも外れがないから、とても頼みやすい。
――パートナー選びにおいて大切にされていることは何でしょうか。
月岡様: 私は日々AIも活用しますが、大きな投資を伴う決定には、やはり「人」による目利きが不可欠だと考えます。
数万円の発注だったら失敗してもしょうがないと思えますが、金額が大きいと失敗できない。やはり「本当にそのパートナーが信頼できるのかどうか」の見極めが一番重要だと思います。レディクルが自社の評判をかけて選定した企業であれば、信頼関係の構築もスムーズに進みます。
「失敗したくない」企業は、レディクルに相談を
――どのような企業にレディクルを勧めたいですか?
月岡様: 「絶対に失敗したくない」と考えている企業ですね。限られた予算の中で、確かな成果を出してくれる会社を自力で探すのは困難です。信頼できる第三者の視点が入ることで、プロジェクトの成功率は格段に上がるはずです。
今後の展望
――今後の展開について教えてください。
月岡様: 今回の成功を糧に、さらにデジタルマーケティングへ軸足を移します。紙媒体を縮小し、YouTubeやTVer広告など動画を活用した広告を本格的に運用していく予定です。
根本: 月岡様の次なる挑戦も、最適なパートナー紹介を通じて全力でサポートさせていただきます。本日はありがとうございました!






