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「生成AIの社内活用」アウトプットとディスカッションの効率化がミッション

サントリーシステムテクノロジー株式会社

写真左から:サントリーシステムテクノロジー株式会社先端技術部 坂本 健后様、フロンティア株式会社コンシェルジュ 黒田 彩花

サントリーシステムテクノロジー株式会社

大手飲料メーカーであるサントリーのIT・デジタルを活用した業務革新を手がけるサントリーシステムテクノロジー株式会社様。今回は生成AIのパートナー企業探しに、レディクルをご活用いただきました。抽象的な事業ニーズをテクノロジーに落とすまで要件定義を繰り返し、特殊な要件に合った企業とのマッチングが実現しました。サントリーシステムテクノロジー株式会社の坂本様に、レディクルを活用した背景やご感想について伺いました。
目的
  1. 抽象的な事業ニーズをテクノロジーに落とし込みたい
  2. パートナー企業探しの最適な方法を見つけたい
課題
  1. 抽象的な事業ニーズを理解してくれる企業を見つける必要があった
  2. 従来のネットワークでは最適なパートナーに巡り合えなかった
効果
  1. 技術検証が無事完了し、実際の業務活用での仕組みまで明確化できた

担当コンシェルジュ 黒田 彩花

今回は、言語化が難しい抽象的な事業ニーズをテクノロジーに落とし込みたいというご相談でした。実現したい内容を具体的なイメージとすり合わせながらヒアリングすることで、感覚的な面も含めてベストマッチする企業様をご紹介することができました。今後もお困りごとが出てきた際に頼っていただけるようなコンシェルジュを目指し、皆様の新たな一歩のサポートができるように素敵なご縁をお届けして参ります!

抽象的で言語化できない部分を、生成AIが理解できる形に落とし込む必要があった
― サントリーシステムテクノロジー株式会社 先端技術部 坂本 健后様

生成AIを社内活用するためのパートナー探し

ー今回のプロジェクトについてお聞かせください。坂本様はどのような立場でこのプロジェクトに関わられたのでしょうか。

坂本様:サントリーシステムテクノロジーは、サントリーグループのIT戦略パートナーで、テクノロジーの力を最大限活用して、サントリーグループのデジタル改革を牽引していく存在です。その中で、我々先端技術部は、先端技術の調査・開発や、先端技術を用いた事業課題の解決が主なミッションです。

 

今回のプロジェクトは、生成AIを活用して「人間が考えている抽象的なアイディアを迅速に明確な形としてアウトプットしてディスカッションを活性化したい」というリクエストを受けスタートし、私はプロジェクトマネージャーの役割を担っていました。

ープロジェクトにはどのような課題があったのでしょうか。

坂本様:「人間が考えている抽象的なアイデアを迅速に明確な形としてアウトプット」するためには、抽象的で言語化できない部分を、生成AIが理解できる形に落とし込む必要があります。しかし、事業担当者が考える抽象的なアイデアは、我々システムエンジニアが感覚的に理解することは非常に難しく、事業担当者がイメージするアウトプットがなかなか得られませんでした。そこで、事業担当者と同じ感覚を生成AIに落とし込めるパートナー企業を探し、プロジェクトに参画してもらうことにしました。

サントリーシステムテクノロジー株式会社
抽象的で言語化できない部分を、生成AIが理解できる形に落とし込む必要があった
 / サントリーシステムテクノロジー株式会社 先端技術部 坂本 健后様
紹介することが目的ではなく、課題を一緒に解決したい、という想いが伝わり信頼できた
― サントリーシステムテクノロジー株式会社 先端技術部 坂本 健后様

コンシェルジュが徹底して課題の根本までヒアリングし、プロジェクトの意図や方向性を言語化

ーパートナー企業探しは、どのように進められたのですか?

坂本様:使用する生成AIへ知見があることと、事業担当者の抽象的な感覚を理解して生成AIに落とし込めることが必須要件でしたが、その要件を満たす企業を自分で探すのは困難に感じていました。そんなとき、「求める要件に合う企業を紹介してくれるサービス」だと説明されたレディクルのことを思い出しました。

 

もちろん我々も普段から先端技術開発パートナー企業の調査・探索はしていますが、先端技術を強みとして掲げる会社は溢れています。こちらが求める要件を満たしているのか、技術力はあるのか等、実際に会わなければわからないことはたくさんありますが、すべての企業と会っていたらどんなに時間があっても足りません。

 

その時間を短縮でき、要件にあった企業を紹介してくれるのであれば一度試してみよう、と思いレディクルに相談しました。

ー実際にレディクルをご利用になって、どのような印象でしたか?

坂本様:想像以上に徹底的なヒアリングをしていただき、その要件をきっちり満たす企業を紹介してくれるサービスだと感じました。

ー具体的には、どのようなヒアリングが行われたのでしょうか?

坂本様:予算・納期などの形式的な質問に留まらないヒアリングでした。例えば、「イメージするアウトプットにならない」とお話したら、理想のアウトプットがどのようなものなのか、現状はどのような状態なのか、どこに課題があるのか、等を質問される、という具合です。

 

自分の売上のために知りたい情報だけを押さえる、という営業の方も多いですが、黒田さんからは我々の課題を解決したい、という想いが伝わり信頼できました。質問の仕方、こちらの話の引き出し方も心地良いものでしたし、信頼しているからこそ色々お話することができたと思います。

黒田:そう言っていただけて嬉しいです。私たちの仕事は、発注先企業を紹介することが目的ではなく、お客様が抱えている課題を解決することです。徹底的なヒアリングで、坂本様のおっしゃる「事業担当者の抽象的な感覚を理解できる」企業がどのような企業なのかを明確にでき、技術面とソフト面の両面が合う企業を紹介することができました。

坂本様:紹介していただいた企業は、今回のプロジェクトの特殊な要件に寄り添った理想的な企業でした。コンシェルジュのサポートがなければ、ここまで適切なパートナーと出会うことは難しかったと思います。黒田さんの熱意と丁寧な対応が、プロジェクトの成功に大きく貢献してくれたと思います。

サントリーシステムテクノロジー株式会社
紹介することが目的ではなく、課題を一緒に解決したい、という想いが伝わり信頼できた
 / サントリーシステムテクノロジー株式会社先端技術部 坂本 健后様
テクノロジーはビジネスに不可欠。だからこそ、人間の衝動や感動を大事にする仕事を最先端技術を扱う担当として大事にしたい
― サントリーシステムテクノロジー株式会社 先端技術部 坂本 健后様

技術検証が無事完了し、実際の業務活用での運用フローまで明確化

ーパートナー企業のプロジェクト参画の成果についてお聞かせください。

坂本様:実現したいことに対しての技術検証が終わり、実現方法だけでなく、業務活用での仕組みまで明確にすることができました。技術検証の過程では様々な方法を示していただき、想像以上のアウトプットが得られたと現場からの評判も上々です。プロジェクト終了後も、新たな技術の導入やAIのチューニングを行っています。一緒に進めていけるパートナー基盤ができたことは、大きな成果だと感じています。

ー最先端技術と人との関係はどうなっていくでしょうか。

坂本様:先端技術の活用は、今やビジネスにおいて欠かすことのできない要素となりました。それと同時に、新しい文化を創造し、豊かな体験を提供することは、どの時代においても求められる普遍的な価値です。

「サントリー製品を楽しんでいただくことで、お客様の暮らしに豊かさと喜びをもたらす瞬間を生み出す」私たちのこの企業活動は、まさに人々の感動や共鳴にアプローチする取り組みです。

 

これから先、さまざまな仕事が先端技術によって大きく変わっていくでしょう。だからこそ、これからの時代には「人間の感動や衝動」という根源的な価値を軸に据えたビジネスが、ますます重要になると考えています。

 

今後も最先端技術活用の取り組みを積極的に行いながら、新しい価値創造に繋げていきたいと思います。

サントリーシステムテクノロジー株式会社
最先端技術活用の取り組みを積極的に行いながら、新しい価値創造に繋げていく

※ページの内容は2024年10月時点の情報です。

サントリーシステムテクノロジー株式会社

業種:IT・インターネット

事業内容
サントリーグループのIT戦略の策定・推進、IT・デジタルを活用した各社の業務革新・新規事業創造
設立
1990年
従業員数
287名
Webサイト
https://www.suntory.co.jp/