XR開発でおすすめの会社7選!VR・AR・MRの違いも解説
2024.01.25
XRは今日のデジタル業界に革命をもたらす技術です。
しかし、XRソリューションの導入を検討する際、下記のような疑問や悩みを感じることもあるでしょう。
・VR、AR、MRの違いは何か、それぞれの技術をどのように活用すればいいのか
・XR技術を用いたプロジェクトを成功に導くためには、どの開発会社を選ぶべきか
・数多くの会社がある中で、自社のニーズに最も適した会社をどのように見つけるのか
上記のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、XR開発におすすめの会社8選やXRの活用方法を紹介します。XRを導入して、新たなビジネスの可能性を広げてください。
XRとは、現実世界と仮想世界を誘導し、実際にはないものを知覚できる技術の総称です。
Extented Reality(エクステンデッドリアリティ)またはCross Reality(クロスリアリティ)とも呼びます。
XRの代表的な技術は、次の3種類です。
【XRの代表的な技術】
・VR
・AR
・MR
XRは新しい技術開発が多く行われているため、上記3つに分類できないものも含めてXRと表現します。
VRとは
VR(Virtual Reality / バーチャル・リアリティ)とは仮想現実と呼ばれ、仮想空間に入り込んだような経験ができるデジタル技術のことです。
VRを体験できる機器としてヘッドセットがあります。
映し出された映像は360度見渡すことが可能で、仮想空間内の物体を触ったり動かしたりできます。
VRを用いたゲームなども人気があり、XRの中でも広く認知されている技術と言えるでしょう。
VRを導入する例として、建設会社が「事故が起きやすい場面で、どのように対策を取るべきか」といった研修を作業員にVRで体験してもらうという実例もあります。
ARとは
AR(Augumeted Reality / オーグメンテッド・リアリティ)とは拡張現実と呼ばれ、現実世界に画像や情報を映し出すことで、リアルの世界を拡張する技術のことです。
ARを身近に体験できる機器として、スマホなどがあります。
たとえばARを活用している企業例として、Amazonはユーザーが商品のイメージをしやすくなる「ARビュー」というAR技術を提供しています。
ARビューを使えばカメラに現実の映像と商品が映し出されるため、ユーザーは商品を部屋に設置したときの具体的なイメージが湧くでしょう。
MRとは
MR(Mixed Reality / ミクスト・リアリティ)とは複合現実と呼ばれ、現実世界に仮想世界をミックスさせる技術のことです。
MRはゴーグルなどを頭に装着して体験できます。
たとえば「仮想世界のスイッチを押すと現実の機械が動き出す」といったことも可能です。
MR技術の導入例として、建物の完成イメージを実際の現場で確認するために活用されたり、さまざまなシチュエーションでの社員研修に用いられたりしています。
株式会社ABAL
株式会社ABALは独自のVR技術『ABALシステム』を開発し、エンターテインメント性の高い仮想空間体験を提供している企業です。
限られたスペースの中に巨大なVR空間を作る技術に強く『仮想空間体感システム』など特許を8つも所持しています。
広告イベントや音楽ライブなど、ユーザーにVR体験を提供したい方におすすめです。
会社名 |
株式会社ABAL |
設立 |
2016年1月 |
主なソリューション |
VRでの空間体験 |
おすすめポイント |
特許を所持しており、VR空間構築における実績やノウハウに長けている |
株式会社MuuMu
株式会社MuuMuはXRのソフトウェア開発を中心に、スマホアプリやゲーム、観光向けの体験型コンテンツなどを開発している企業です。
たとえばQRコードから人が出てくるコンテンツが作成できる『デテクル』というサービスを開発しています。
『デテクル』を活用すれば、観光スポットでスマホの映像越しに実際の人がガイドをするといったこともできます。
XRの技術を活用し、マーケティングやプロモーションを行いたい方におすすめです。
会社名 |
株式会社MuuMu |
設立 |
2017年7月 |
主なソリューション |
XRのソフトウェア開発 |
おすすめポイント |
ゲーム開発技術がベースにあるため、人を楽しませるようなコンテンツ作りが強い |
株式会社GURI Art
株式会社GURI ArtはメタバースやVR、ARを用いたハイクオリティなゲームやアニメを提供している企業です。
グループ会社の「神匠遊戯」は中国で「2021年最も注目のゲーム開発会社」として金茶賞を受賞しています。
エンターテインメント性に特化した、ハイクオリティなバーチャル体験の制作をしたい方におすすめです。
会社名 |
株式会社GURI Art |
設立 |
2021年10月 |
主なソリューション |
メタバース・XRなどのCGコンテンツ開発 |
おすすめポイント |
CGコンテンツ開発に力を入れており、ハイクオリティな視覚体験を提供している |
ダフトクラフト株式会社
ダフトクラフト株式会社はXRソフトウェアの開発をしており、XR技術で強みをもっている企業です。
従業員数が6人と少数精鋭で運営しており「オモロい」と感じられる製品やサービスの開発を目指しています。
大手事業会社のXRシステム開発実績も多数あり、高い専門性も持ち合わせています。
小規模だからこそできる顧客に寄り添った開発スタイルなため、XR技術を使った体験サービスを初めて開発する方、XRの知識が浅い方にもおすすめです。
会社名 |
ダフトクラフト株式会社 |
設立 |
2018年6月 |
主なソリューション |
XRのソフトウェア開発 |
おすすめポイント |
人間の身体性や感情を、デジタル空間に取り入れることを実現する |
株式会社フラッグ
株式会社フラッグはデジタルプロモーション事業を中心に展開しており、VRやARを活用したデジタルマーケティングを提供している企業です。
官公庁が主催するイベントでARを使った企画・開発を担当したり、AdobeのX・Instagramの公式アカウント運用の担当をしたりする等、XR技術開発だけにとどまらない実績が多数あります。
VRやARの開発から企画やマーケティングまで、クライアントのニーズに応える体制が整っているため、総合的なプロデュースを任せたい方におすすめです。
会社名 |
株式会社フラッグ |
設立 |
2004年1月 |
主なソリューション |
VRやARを活用したデジタルマーケティング |
おすすめポイント |
あらゆるプロモーションや技術開発などを一貫して提供している |
株式会社レベルエンター
株式会社レベルエンターはWebARやVRの開発をしており、若年層向けのプログラミング教育やIT研修にも注力を注いでいる企業です。
XRコンソーシアムの会員企業でもあり「XRクリエイティブアワード2022」の法人部門で優秀賞を獲得するなど、VRやARについてのノウハウも豊富に持っています。
WebARやVRを活用した教育やIT研修プログラムを考えている方におすすめです。
会社名 |
株式会社レベルエンター |
設立 |
2015年8月 |
主なソリューション |
WebAR・VRの開発 |
おすすめポイント |
ARやVRを活用した「気軽に試せて面白い」体験を作るのが得意 |
SCデジタル株式会社
SCデジタル株式会社はXR技術を活用したセミナーやカンファレンス、新商品発表会といった映像表現を提供している企業です。
3DCGによるバーチャル空間は多彩なカメラワークや演出が可能で、XRを活用した新しい映像表現が実現します。
XRの技術を活かし、没入感の高いイベント企画をしたい方におすすめです。
会社名 |
SCデジタル株式会社 |
設立 |
2017年12月 |
主なソリューション |
XR STUDIOでのヴァーチャル空間体験 |
おすすめポイント |
ヴァーチャル空間を活用したイベントの演出からスタジオ提供まで、一気通貫でのプロデュースが可能 |
今回はXR開発でおすすめの会社や、XRの活用方法を紹介しました。
XR開発はさまざまな用途に活用できるため、目的を明確にして依頼することが大切です。それぞれの会社の強みや特徴を理解したうえで、問い合わせましょう。