動画制作の見積もりと費用相場|費用を安く抑えるための5つのポイント
2021.10.19
動画制作を依頼する際に、制作にかかる費用について見積もりを算出してもらうのは一般的です。 しかし、見積もり金額の内訳など、具体的にどのような項目に対していくらかかるのか、わからない部分も多いのではないでしょうか。 今回は、動画制作の見積もりで算出される費用項目とそれぞれの費用の目安に加え、見積もりを安く抑えるためのポイントについて解説します。
企画・構成費
動画制作では、企画や構成にかかる費用が必要になります。制作スタッフや機材の選定、スケジュールの作成などを行う費用です。
依頼内容についてのヒアリングから、企業の意図や動画を作成する目的などを考慮し、実際にどのような動画を作成していくか企画する際に必要になります。
動画の規模や長さ、企画内容によって金額には差がありますが、2~50万円程度が相場といわれています。
人件費
人件費は、動画に出演する人だけでなく、撮影するスタッフなど、動画制作にかかわる人員に応じて必要になる費用です。必要な人員の数や依頼する人の知名度、技術レベルなどによって費用が大きく変動します。
キャスト費
キャスト費は、撮影する動画に出演する人材に対して必要になる費用です。プロの役者に依頼すると、1本あたり5万円程度必要になるといわれています。
また、有名なタレントを起用する場合には、1本あたり数千万円程度に及ぶこともあるため、キャスト費は大きく変動する項目のひとつです。
カメラマン費
カメラマン費は、実際に撮影を行うカメラマンと、カメラマンのサポートをするアシスタントにかかる費用です。
カメラマンは1日あたり8万〜15万円程度、アシスタントは1日あたり3万円程度必要になります。また、カメラの台数やアシスタントの数によっても必要な費用が異なるため、見積もりの段階で確認しておきましょう。
スタイリスト・ヘアメイク費
スタイリスト・ヘアメイク費は、出演者の衣装を整える「スタイリスト」や出演者へのメイク、ヘアスタイリングを行う「ヘアメイク担当」にかかる費用です。
それぞれ1日あたり5万円程度が目安ですが、ほかのキャスト費と同様に、人数や知名度、技術レベルによって必要になる費用が変動します。
また、音楽を作成する場合には「楽曲製作費用」、動画に挿入するナレーションを依頼する場合には「ナレーション費用」なども必要になります。
諸経費
諸経費は、キャスト費以外に必要になる費用です。制作する動画の内容や撮影規模、撮影場所などによって変動します。
機材費
機材費は、撮影に必要なカメラや音声マイク、照明などの撮影機材全般にかかる費用です。機材費は、3~15万円程度が目安とされています。
見積書には「撮影機材費」として、まとめて記載されていることが多い項目です。金額が高いと感じる場合や細かい内訳を把握しておきたい場合には、必ず依頼に踏み切る前の段階で確認しておきましょう。
スタジオ費
スタジオ費は、撮影場所を確保するために必要になる費用です。費用の目安は、10~35万円程度ですが、動画のシーンごとに異なる施設を利用する場合などは、さらに加算されることになります。
また、撮影を行うスタジオまでキャストに移動してもらう際にかかる「交通費」や「宿泊費」なども別途必要です。
動画に最適なスタジオを検討する際には、スタジオまでの距離なども考慮しておかなければなりません。
イラスト作成費
イラストを使用したアニメーション動画を作成する場合にかかる費用です。5~50万円程度が目安になりますが、動画の長さによって費用が変動しますが、動画制作では必須の工程ではありません。
著名なイラストレーターに依頼すればさらに費用が高くなるため、予算に応じて検討しましょう。
1.参考となる動画や資料を事前に用意する
動画制作の見積もりを依頼する際に、参考として活用できる動画や資料があれば事前に用意しておきましょう。
イメージしている動画に近い事例があれば、企画や台本作成にかかる費用を抑えることができるためです。
また、動画に使用できる写真やイラストを自社で用意すれば、動画素材の購入費やイラストの制作費も抑えられます。
自社のイメージキャラクター、マスコットキャラクターを使用したり、社内の写真を活用したりするのも方法のひとつです。
2.自社でキャストを用意する
キャストやエキストラにかける人件費を抑えたいのであれば、自社でキャストを用意する方法があります。社員の中から、動画に出演するキャストを選出するなどの方法です。
また、ヘアメイクや衣装を自前にすれば、スタイリストやヘアメイクを依頼する費用を抑えることができます。
3.撮影日数を抑える
動画の撮影費は1日単位で算出することが多く、撮影が1日延びるだけで数十万円費用が加算されることもあります。
特に、遠方で宿泊をともなうような撮影の場合、宿泊費用などの負担も大きくなるでしょう。
撮影日数を1日に絞れば、動画制作にかかる費用全体を抑えることができます。
4.近場や自社で撮影を行う
動画制作の際に、撮影場所を近場や自社にするのも見積もりを安く抑えるポイントのひとつです。
自社オフィスや敷地内などで撮影を行えば、スタジオ費や交通費を抑えることができます。
天候などで撮影の可否が左右される心配があるときはスタジオ撮影を選択するなど、撮影日数を抑えるための撮影場所選びも工夫すると良いでしょう。
撮影期間が延びると大幅に動画制作費用の負担が大きくなるため、動画の趣旨として問題なければ、天候に左右されるおそれがある屋外よりも屋内での撮影がおすすめです。
5.予算と目的に合った制作会社を選ぶ
動画制作は、予算や目的に合わせて制作を依頼する会社を選ぶことが大切です。動画制作会社によって得意分野が異なるため、制作目的によっては制作会社の得意分野と求めている動画の方向性にミスマッチが起こる可能性があります。
動画制作の経験が豊富で、ノウハウがしっかりと備わっている動画制作会社であれば、予算を考えたうえで最適な動画を提案してくれるものです。
しかし、自社の目的や予算に合う動画制作会社をスムーズに探し出すのは意外と難しいものです。
動画制作のパートナーとなる会社を探すのであれば、ReadyCrew(レディクル)の活用がおすすめです。
動画制作の目的や方向性、どのような活用方法を予定しているのかなどをしっかりとヒアリングし、貴社にマッチする動画制作会社を紹介いたします。
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動画制作の見積もりは、制作を請け負う企業によって差が出ることも多くあります。しかし、依頼する側に見積もり項目ごとの標準的な費用に関する知識がなければ、どの費用を抑えるべきかわかりません。
動画制作のために見積もりを出してもらう際には、項目ごとにいくらかかっているのか、しっかりチェックしておきましょう。
また、費用を少しでも抑えるためにも、自社で撮影場所やキャストを提供したり、参考となる資料を用意したりなどの工夫をすることも大切です。