勤怠管理システム8つを徹底比較!おすすめの選定ポイントもご紹介
2024.07.24
働き方改革や在宅ワークの影響で、勤怠管理の方法にも変化が生まれています。この流れに合わせて、「自社でも勤怠管理システムを導入したい」「勤怠の手間を省けるシステムを導入したい」と考える方もおられると思います。
そこで本記事では、勤怠管理システムの主な機能や比較ポイント・おすすめの企業をご紹介します。多種多様な勤怠管理システムがある中で、ぜひ自社に合ったシステムを選んでください。
この記事のポイント
①勤怠管理システムの主な機能
②勤怠管理システムの比較ポイント
③勤怠管理システムにおすすめな会社
勤怠管理システムの主な機能
勤怠管理システムには、標準搭載している機能とオプション機能に分けられます。それぞれの主な機能は下記のとおりです。
①標準機能
・打刻機能:出勤・退勤など勤怠の登録
・集計機能:勤務時間などの勤怠データを自動で集計
・ダッシュボード機能:勤怠の状況をリアルタイムで表示
・アラート機能:打刻忘れや残業超過の際に通知
②オプション機能
・休暇管理機能:休暇の取得状況の確認
・ワークフロー機能:休暇や残業の申請
・工数管理機能:勤務時間の詳細の登録・分析
・シフト管理機能:シフトの作成や配布などをシステム上で管理
上記の取り扱いは、システムによって差があります。特にオプション機能などは、対応していない製品も少なくありません。そのため、自社の効率化を実現できる勤怠管理システムを選びましょう。
提供形態で比較
勤怠管理システムの提供形態は、「クラウド型」と「オンプレミス型」に分けられます。それぞれの特徴について簡単に解説します。
①クラウド型
クラウド上で利用できるシステムです。社内のシステム開発や自社サーバーが不要なため、導入が簡単でコストが低いのが特徴です。
②オンプレミス型
社内のネットワークを利用するため、自社専用のサーバーが必要です。クラウド型と比べてコストは高いですが、より柔軟なカスタマイズや強固なセキュリティ環境の構築が可能です。
勤怠管理システムには上記の2形態ありますが、手軽に導入できコストが安い点から、現在はクラウド型が主流となっています。また、勤怠管理システムを導入するのが初めての企業様は、まずクラウド型から利用するのがおすすめです。
打刻方法で比較
勤怠管理システムを導入する際には、打刻方法にも注目しましょう。打刻とは、勤怠管理に必要な出勤・退勤等の情報をタイムレコーダーなどを使用して記録することです。つまり、このシステムを採用し、自社の勤務形態に合う打刻の方法を選ぶことで、業務の効率化を図れます。各用途に応じた打刻方法の例は下記のとおりです。
①在宅勤務に対応
・WEB打刻:PC・スマホのブラウザ上で打刻
・アプリ打刻:専用のアプリで打刻
・チャット打刻:チャットアプリと連動し、チャット内で打刻
②誰でも簡単に使える方法
・ICカード打刻:(手持ちのICカードで打刻)
③不正を対策する方法
・PCログ打刻:PCのオンで出勤、オフで退勤
・生体認証打刻(顔認証や指紋認証、静脈認証で打刻)
各会社の目的や勤務形態により、効率的な打刻方法は異なるため、ぜひ自社に合う打刻方法を選んでください。
また近年では、スマホ対応している勤怠管理システムが増えています。社員のスマホ保持状況を考え、専用スマホアプリの提供の有無を選定基準の一つとして考えるのもおすすめです。
製品の機能で比較
勤怠管理システムを使用するうえで、製品の機能性も大切です。特に管理する側の便利さだけでなく、従業員の使いやすさを重視することも必要です。勤怠管理システムは、従業員が毎日使用するもののため、基本的な操作が簡単で分かりやすいかのチェックが必須です。
勤怠管理システムのチェックポイントは、以下のとおりです。
・機能が分かりやすい操作画面になっているか
・初めての人でも使いやすい仕様になっているか
・ストレスなく打刻や機能が使えるか
製品の機能を知るには、実際に使ってみるのが最も確実です。多くの製品には無料トライアルが用意されているため、いきなり導入するのではなく、まずは試してみることがおすすめです。なお、トライアルを使う時は、自分だけでなく複数のメンバーに試してもらいましょう。
料金で比較
勤怠管理システムを比較する際は、料金も考慮しましょう。勤怠管理システムの中には、1ユーザー200〜300円ほどの低単価で利用できるものもあります。料金の安さを重視する方は、なるべくコストを抑えた製品を選ぶことになるでしょう。しかし料金を抑えることを重視しすぎると、機能性が低く、結果的に効率化に繋がらない場合もあります。そのため、自社の目的とコスパの良さのバランスを考えることが大切です。
サポートで比較
サポート体制はシステムによって違いが生まれやすいポイントです。例えば、下記のようなサポートの違いが見られます。
・導入支援の有無
・サポートの手段の違い(メール・電話・チャット)
・サポートの手厚さ(専任の担当者が付くかなど)
導入後のサポートの手厚さは、会社の規模などによって大きく異なります。特に初めて勤怠管理システムを導入する際は、サポート体制が万全な製品を選びましょう。
jinjer株式会社
jinjer株式会社は、勤怠管理をはじめ、バックオフィス業務の効率化を支援するクラウドサービスを提供しています。バックオフィスに関わるデータを「ジンジャー(クラウド型人事労務システム)」に集約し、1つのデータベースで管理することで、各サービスにおける情報登録や変更の手間を削減しています。2022年4月には総額51億円の資金調達を実現しており、「ジンジャーシリーズ」のプロダクト開発やマーケティング投資などの強化を実施しています。
会社名
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jinjer株式会社
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設立年度
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2021年
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対応領域
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システム開発
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おすすめポイント
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バックオフィスに関わるデータを「ジンジャー」に集約し、1つのデータベースで管理している。
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エヌエスティ・グローバリスト株式会社
エヌエスティ・グローバリスト株式会社のグループ会社であるエリゼアビジネス社が展開するElizea勤怠では、「働き方改革」に伴う多様な就業規則・就業形態に対応しています。業務適合率・要望実現率の高いシステムのため、正確な労働時間管理をしながら時間外コスト・労務管理リスクを抑えられます。
会社名
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エヌエスティ・グローバリスト株式会社
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設立年度
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1997年
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対応領域
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システム開発
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おすすめポイント
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多種多様な運用ルールや企業独自の管理項目に適合させる「システムバイキング方式」を採用している。
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クラウズ・スパイス株式会社
クラウズ・スパイス株式会社は、日本橋に本拠地を置く20名ほどのシステム会社です。主なサービスとして、次世代クラウド販売管理サービス「ウランバ !!」や勤怠管理・交通費精算ツール「Cloud’s Spice on TeamSpirit」を展開しています。またお客様のビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)支援も行っています。
※DXとは、デジタル技術を社会に浸透させて人々の生活をより良いものへと変革することです。
会社名
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クラウズ・スパイス株式会社
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設立年度
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1999年
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対応領域
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システム開発
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おすすめポイント
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Salesforce基盤でのSaaSビジネスや次世代クラウド販売管理サービス「ウランバ !!」、勤怠管理・交通費精算ツール「Cloud’s Spice on TeamSpirit」など複数事業を展開している。
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株式会社オーミック
株式会社オーミックは、金融業務に特化したシステム構築集団です。20年以上培った金融系システム開発のコンサルティング・受託開発を通して、設計や推進力、品質に関して絶対的な自信を持っています。主に上流工程が得意で、お客様のニーズを理解した上で、業務改善できるシステムの提案が可能です。
会社名
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株式会社オーミック
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設立年度
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1999年
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対応領域
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システム開発/インフラ構築
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おすすめポイント
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20年以上の金融系システム開発のコンサルティング・受託開発の経験がある、金融業務に特化したシステム構築集団
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株式会社ローチェ
株式会社ローチェは、情報システム開発及びインターネットアプリケーションサービスを提供している会社です。WEBを用いて、携帯端末から勤怠入力等を可能にするシステムの開発など多数の実績を持っています。また、自社でシステム開発をするだけでなく、エンジニアがシステム開発プロジェクトをサポートするSEサービスなども提供しています。
会社名
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株式会社ローチェ
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設立年度
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2005年
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対応領域
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システム開発/モバイルアプリ開発
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おすすめポイント
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携帯端末から勤怠入力等を可能にするシステム開発など多数の実績を持つ
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株式会社RunTrust
株式会社RunTrustは、長年にわたり官公庁系のシステム開発に携わっている会社です。具体的な業務としては、制御系アプリケーション制作・データベース構築・勤怠管理システムなどがあります。社名は「Run(継続する)」と「Trust(信頼)」によって「信頼され続ける」という思いがこめられており、信頼される製品を提供するために「ものづくり」の品質向上に努めています。
会社名
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株式会社RunTrust
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設立年度
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1991年
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対応領域
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システム開発
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おすすめポイント
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勤怠管理システムをはじめ、制御系アプリケーション制作や、データベース構築など多数のシステム開発を行っている。
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デマンドリンク株式会社
デマンドリンク株式会社は、WEBページの制作やWEBシステム周りを得意としている会社です。バイリンガルサポートやWEB/Open系、モバイルアプリエンジニアなど幅広い技術者が在籍しており、お客様の要望に応じた技術者を紹介しています。またソフトウェアやシステムをゼロからつくりあげることで、お客様向けのシステム及びアプリケーションの開発・提供ができます。
会社名
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デマンドリンク株式会社
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設立年度
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2013年
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対応領域
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システム開発/インフラ構築/モバイルアプリ開発
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おすすめポイント
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バイリンガルサポート、インフラ、WEB/Open系、モバイルアプリエンジニアなど幅広い技術者が在籍している。
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株式会社SMB
株式会社SMBは、業務用システムの開発やWEBシステム構築、スマホアプリなど様々な環境に対応した開発をしている企業です。中でも顧客管理・勤怠管理などに対応したクラウドシステムである「BizLib」を自社で開発や販売・運営しています。また開発に留まらず、運用面でも豊富な知識を持っているため、企業のDX化支援も行っています。
会社名
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株式会社SMB
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設立年度
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2007年
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対応領域
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システム開発
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おすすめポイント
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顧客管理・勤怠管理・生産管理・プロジェクト管理・タスク管理に対応したクラウドシステム「BizLib」を自社で開発し販売、運営をしている。
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勤怠管理システムは、業務の効率化を加速させるための便利なものです。一方で、自社に合ったシステムを選ばなければ、その効果も減ってしまいます。結果的に導入に失敗し、時間もお金も失う羽目になるでしょう。そのような勤怠管理システムの導入のよくある失敗例は下記の通りです。
・自社の規模に合わないシステムを導入した
・自社に合った勤務形態に対応していない
・管理者だけでなく、従業員の使いやすさを考えられていない
勤怠管理システムの導入に失敗しないように、あらかじめ上記のポイントを押さえることが大切です。
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