① 得意領域を確認(業界・分野など)
必ずベンダーの得意領域を確認しましょう。ベンダーには特定分野(営業系・会計系など)のソフトウェア開発が得意・特定のプログラミング言語が得意、などの違いがあります。ベンダーが不得意な分野のソフトウェア開発を依頼した場合、想定より低いクオリティの製品が納品されるリスクがあるので注意しましょう。得意領域を確認する際には、業界・分野・言語に着目するのがおすすめです。
2024.07.24
業界や規模を問わず、DX推進の一環としてソフトウェアを導入する企業が増えています。開発リソースや技術が自社に不足する場合は、ソフトウェア開発を専門とするベンダーに依頼するのが一般的です。
しかし、ソフトウェアベンダーは多種多様なため、どうすれば自社にあったベンダーを見つけられるのか悩んでいる企業の担当者の方も多いと思います。
そこで本記事では、ソフトウェアの基礎知識、ベンダー選びのポイント、得意領域別のおすすめのソフトウェアベンダーなどについて解説します。
ソフトウェア導入をご検討中の方はぜひご一読ください。
この記事のポイント
① ソフトウェアベンダーの選び方がわかる
② ソフトウェアベンダーの費用相場が理解できる
③ 得意領域別のおすすめのソフトウェアベンダーがわかる
ソフトウェアベンダー制作に強いおすすめの会社
会社名 |
株式会社インフォマート |
株式会社メガ・テクノロジー |
コミューン株式会社 |
Micoworks株式会社 |
対応領域 |
BtoBプラットフォーム事業/ITソリューション事業 |
システムエンジニアリングサービス事業/システム開発・AIソリューション事業 など |
カスタマーサクセスマネジメントツール/コミュニティサクセスプラットフォーム など |
マーケティングツールの企画・開発・販売 |
おすすめポイント |
利用企業数100万社以上(※2024年6月時点)のバックオフィス支援実績 |
顧客要望を柔軟に取り入れるアジャイル開発 |
クライアント情報の一元化・可視化による営業強化に強い |
LINE公式アカウントを高度に拡張した消費者マーケティング |
このような方におすすめ |
実績豊富なベンダーとバックオフィスのデジタル化を進めたい方 |
柔軟なベンダーとバックオフィスのデジタル化を進めたい方 |
営業力強化のためのソフトウェア開発を進めたい方 |
LINEを活用して消費者マーケティングを強化したい方 |
ソフトウェアはコンピュータが特定のタスクを実行するために必要な指示やデータをまとめたもので、OS、アプリケーションなどが含まれます。
混同されやすい言葉に「システム」がありますが、こちらは特定の目的を達成するために相互に関連する部分から成る整体のことで、ハードウェア・ソフトウェア・人間・プロセスなどが含まれます。イメージとしては、システムの中の一部にソフトウェアが存在している形です。
・システム:ハードウェア+ソフトウェア+人間+プロセス etc.
・ソフトウェア:ハードウェア上で動くOS+アプリケーション etc
本記事で扱うソフトウェアベンダーは、このソフトウェアをエンドユーザーに直接販売する企業、ということになります。
多くのソフトウェアベンダーがあるため、「どの会社を選べばいいのかわからない」という方もいるでしょう。そこで、どのような観点でベンダーを選べばよいのかを解説します。
必ずベンダーの得意領域を確認しましょう。ベンダーには特定分野(営業系・会計系など)のソフトウェア開発が得意・特定のプログラミング言語が得意、などの違いがあります。ベンダーが不得意な分野のソフトウェア開発を依頼した場合、想定より低いクオリティの製品が納品されるリスクがあるので注意しましょう。得意領域を確認する際には、業界・分野・言語に着目するのがおすすめです。
ベンダーの過去実績は必ず確認しましょう。過去実績はベンダーのWEBサイト上でも確認できますが、詳細まではわからなかったり、非公開の情報も多いです。したがって、ベンダーに問い合わせて直接過去実績の情報提供を依頼するのがおすすめです。
RFPに記載した要件を理解しているか、抜け漏れない提案になっているか、実現方法や実現可能性について説明があるかを確認しましょう。この確認を怠ると自社の要望が叶えられないリスク、場合によってはプロジェクトが頓挫するリスクもあります。現実的に実現が難しい要件がある場合は、その要件が実現しないことによる影響範囲を確認しておくことが重要です。
スケジュールが自社の要件の期間内におさまっているかを確認しましょう。特に品質低下リスクに繋がるような無理なスケジュール設定になっていないかに注意が必要です。現実的で妥当な納期か?という目線で確認しましょう。
初期費用とランニングコストが相場や自社の費用感と乖離していないかを確認しましょう。この際、費用が安価という理由だけでベンダーを選ぶのは避けるべきです。一般的にエンジニアのスキルが高いほど費用は高額になるため、相場を大きく下回る見積を提示するベンダーは、エンジニアのスキルに疑いがあるといえます。必ず複数のベンダーに相見積もりをとり、相場や妥当な費用感を探ることが重要です。
予算を組んだり見積もりを比較したりする際、費用の相場を参考にしたいという方も多いでしょう。費用相場はプロジェクトの規模や内容、技術者のレベルにより異なります。以下に大まかな目安を示しますが、実際の費用はベンダーの見積もりによって異なる点にご留意下さい。
・小規模なWEBアプリケーション開発:約100万円~300万円程度
・中規模な業務システムの開発:約500万円~2,000万円程度
・大規模な基幹システムの構築や導入:数千万円から1億円以上
ここからは、おすすめのソフトウェアベンダーを得意領域別に7社紹介します。それぞれの企業の特徴を紹介するので、参考にしてください。
株式会社インフォマートは企業間をプラットフォームで繋ぎ書類をデジタル化して取引を完結させるクラウドサービス、及びプラットフォームに書類を集約するためのさまざまなソリューションを提供している企業です。
バックオフィスの業務支援に強く、受発注・取引・契約書・請求書といった幅広い業務のデジタル化が可能です。バックオフィスの生産性向上・ペーパーレスなどを推進したい企業におすすめです。
会社名 |
株式会社インフォマート |
設立年 |
1998年 |
対応領域 |
BtoBプラットフォーム事業/ITソリューション事業 |
おすすめポイント |
利用企業数100万社以上(※2024年6月時点)のバックオフィス支援実績 |
株式会社メガ・テクノロジーは業務支援系を中心に各種オーダーシステム開発を行っている企業です。AI社会のトップランナーになろうと、エンジニア育成に注力している点が特徴です。
また、開発手法はアジャイル開発(※)を取り入れています。ヒアリング後にプロトタイプを作成してクライアントのイメージと相違ないか確認し、開発中も出来る限り要望を聞きながら利害調整を行い、段階的に開発を推進します。納品後に発生する追加要望にも柔軟に対応するなど、顧客満足度の高いサービスが期待できる点がおすすめです。
(※)アジャイル開発:短いサイクルで開発とリリースを繰り返していく開発手法のこと。メリットはプロジェクトの途中で仕様に変更が生じても柔軟に対応できる点。一方デメリットもあり、最初に要件を固めきらないため全体像が見えにくい点には注意が必要。
会社名 |
株式会社メガ・テクノロジー |
設立年 |
2005年 |
対応領域 |
システムエンジニアリングサービス事業/システム開発・AIソリューション事業 など |
おすすめポイント |
顧客要望を柔軟に取り入れるアジャイル開発 |
コミューン株式会社は、コミュニティづくりからカスタマーサクセスに寄り添う支援まで、営業やマーケティング領域のサービスを展開している企業です。
例えばカスタマーサクセスマネジメントツールでは、クライアントの利用状況や健康状態を一元管理し、状況にあわせた個別最適なアクションの実行を支援します。クライアントの状況が可視化できていない・クライアント支援が属人化しているといった課題を抱えている企業におすすめのソフトウェアベンダーです。
会社名 |
コミューン株式会社 |
設立年 |
2018年 |
対応領域 |
カスタマーサクセスマネジメントツール / コミュニティサクセスプラットフォーム など |
おすすめポイント |
・クライアント情報の一元化 ・可視化による営業強化に強い |
Micoworks株式会社は、一般消費者向けのマーケティングに強みをもつ企業で、WEBマーケティングに苦戦しているクライアントに対してLINEで成果を出すためのサービスを提供しています。
LINE公式アカウントを高度に拡張させるためのシステム連携を得意としており、LINEの登録経路分析、アンケート機能などによる顧客の見える化や、見込み顧客の拡大などの領域で成長企業から大手企業まで多数の実績を有します。消費者とのコミュニケーションを最適化し売上最大化、コスト削減を推進したい企業におすすめのベンダーです。
会社名 |
Micoworks株式会社 |
設立年 |
2017年 |
対応領域 |
マーケティングツールの企画・開発・販売 |
おすすめポイント |
LINE公式アカウントを高度に拡張した消費者マーケティング |
株式会社varは、UXとマーケティングに優れたベンダーです。「機能数がどれだけ多かろうと、どれだけ高難易度な機能であろうと、ユーザーに利用されなければ意味を成さない」という点にこだわっており、エンジニアリングチームの中にマーケターとUXデザイナーを必ず参画させる体制をとっている点が特徴です。
顧客となる消費者の楽しさや使いやすさを向上させたい企業におすすめのベンダーです。
会社名 |
株式会社var |
設立年 |
2022年 |
対応領域 |
エンジニア研修/システム開発/メディア運営/ITコンサルティング など |
おすすめポイント |
UXデザイナー参画によるUXにこだわったソフトウェア開発 |
株式会社アズテックワンは、Salesforceコンサルティングパートナーの認定を受けており、エンドユーザーのDX化を推進するサポート事業の受託開発を行っている企業です。ExcelVBAのWEB化案件も推進していて、Microsoft365 Power Platformによるアプリケーション開発や導入支援も行っています。
Salesforceなどの導入を検討している企業にはおすすめのベンダーです。
会社名 |
株式会社アズテックワン |
設立年 |
2021年 |
対応領域 |
ITシステムの企画、開発、設計、保守・運用に関する業務請負 |
おすすめポイント |
Salesforce、Microsoft365の豊富な導入実績 |
株式会社CEVOLはインフラ系の制御系システムを主軸とするベンダーです。鉄道会社や電力会社がメイン顧客で、電力系統監視・制御システム・列車無線システムなどを得意としています。
一方、近年はその他のシステム開発にも積極的に取り組む方針があり、今まで培った技術や知見を活かし、業種業界問わずさまざまなシステムの開発が可能です。制御のシステムに関心がある企業にとっては有望な相談先と言えるでしょう。
会社名 |
株式会社CEVOL |
設立年 |
2004年 |
対応領域 |
ソフトウェアの受託開発 |
おすすめポイント |
インフラ領域で培った制御系システムのノウハウ |
この記事では、ソフトウェアベンダー選びのポイント・費用相場・おすすめのソフトウェアベンダーを紹介しました。ソフトウェアベンダーは、得意領域・実績・費用感の妥当性などをよく確認してから選ぶことが重要です。ソフトウェアベンダーをお探しの方やまとめて問い合わせをしたい方は、「レディクル」にご相談ください。それぞれの強みや特長、実績を把握した上で、コンシェルジュがお客様の会社にぴったりの会社をご紹介いたします。
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