動画制作はどのような手順で行う?実写・アニメーションの流れの違い
2021.10.22
動画は、伝えたい内容をテキストや画像よりも分かりやすく相手に伝えられます。動画を使ったマーケティングを導入する企業も増えていますが、実際に動画制作を行うには、どのような流れで進めると良いのでしょうか。 今回は、企業のマーケティング施策として動画制作を行う際の流れを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
動画制作の基本的な流れ
動画制作の過程は、基本的に「企画」「撮影」「編集」「MA」「公開」の5つの段階に分かれます。それぞれの詳細を見ていきましょう。
1.企画
動画制作において最も重要なのが企画です。企画の段階で、
「目的」「ターゲット」「伝えたいメッセージ」「動画の長さ」「動画の種類」「掲載先」などを明確にしておくことで、その後の工程をスムーズに進められます。
企画書作りに必要な要素やポイントは
こちらからご確認ください。
すべての項目が決まったら、動画の流れをイラストなどに描き、それをもとに撮影の準備をします。
2.撮影
企画が固まったら、次は撮影に入ります。撮影には、カメラマン、キャスト、機材、撮影場所などさまざまな用意が必要です。動画の内容によっては、撮影とは別にナレーションの用意が必要なケースもあります。
機材の確保が難しい場合には、レンタルで揃えることもできますので、社内の事情に合わせて検討しましょう。また、カメラマンやキャストは、プロの方にお願いする必要がある場合は早めに手配しておくと安心です。
撮影にかかる時間は、動画の内容によって大きく異なります。短い場合には半日程度、内容にこだわった動画であれば数週間かかることも考えられます。社内および発注先とスケジュール調整をしっかり行いましょう。
3.編集
撮影が無事に終わったら、必要なシーンの撮り漏れがないか、クオリティに問題はないかなどのチェックを行います。問題がなければ編集に移ります。
編集では、編集ソフトを活用することが一般的です。撮影した映像をつなげ、イラストやロゴ、字幕などを入れます。このとき、使うシーンとカットするシーンの選別に時間がかかる場合もあるでしょう。編集は緻密な作業であるため、集中力が求められます。
4.MA
MAとは「Multi Audio-VTR(MA-VTR)」の略称であり、動画に入っている音声以外の音(ナレーション、BGM、効果音など)を付け加える作業をさします。
フリー音楽ではない楽曲を使う場合は、著作権侵害にならないよう申請や使用料の支払いが必要です。
5.公開
編集が完了したら、いよいよ動画を公開するのですが、公開前に必ず動画の確認を行いましょう。不備があればすぐに修正が必要です。
内容に問題ないことが確認出来たら、公開しましょう。公開する媒体に合わせて、ファイル形式や公開先をきちんと設定しておくことが大切です。
【実写・アニメーション】動画制作の流れの違い
ここまで、基本的な動画制作の流れを紹介しましたが、実写動画とアニメーション動画では制作の流れが異なります。それぞれの違いを解説します。
実写動画制作の流れ
実写動画は、動画にリアリティがあるため、採用動画や商品の紹介動画などに向いています。完成してからの修正が難しいため、周到な制作が求められる形式です。
実写動画では、先述した基本的な流れと同じように、「企画」「撮影」「編集」「MA」「公開」の順に進められます。
アニメーション動画制作の流れ
アニメーションでは、撮影の工程がないほか、実写と比べて後から修正しやすい点が特徴です。実写の場合、出演しているタレントや社員の都合で使用不可になった際に、撮り直したり、作り直したりする必要があります。一方でアニメーションであれば、肖像権の心配がなく、一部だけ修正するのが簡易的です。そのため、一度制作すると長時間使用できるメリットがあります。
アニメーション動画の制作工程は、「企画」「素材制作」「編集」「MA」「公開」の5つの段階があります。
企画の段階では、アニメの種類やナレーションの有無、動画の目的や長さ、ターゲット、スケジュール、予算などを明確にしていきます。
次に、アニメーションに使用する素材の制作に入ります。テキストやイラスト、エフェクトなどアニメーションの種類に応じて必要なものを用意します。
編集作業では、素材を実際に動かしていくアニメーション制作に移ります。工程の中で最も時間がかかるうえ、完成度を左右する重要な工程ですので、スケジュールを組む段階で余裕をもった時間・予算配分を行いましょう。
アニメーション制作が完了したら、MAの作業を行い完成です。
動画制作で欠かせない!重要な3つのポイント
動画を最大限に活用するために、動画制作において次の3つのポイントがとても重要です。それぞれのポイントを紹介します。
1.目的がぶれないようにする
「企業のブランディング」「商品の認知」「商品購入への誘導」「リード獲得」など、動画を作る目的はさまざまです。企画の段階で目的がはっきりしていても、制作していくうちに目的から外れてしまうことがあります。
また、ひとつの動画にメッセージを詰め込み過ぎると、何を伝えたいのかがわかりにくくなってしまい、ターゲットに刺さらない内容になってしまうことも考えられます。
動画作成の目的がぶれないように注意し、内容に一貫性をもたせるようにしましょう。
2.動画の尺は目的によって変わる
近年のWebコンテンツの動画は、長いものは好まれず、短い動画ほど最後まで視聴してもらえる可能性が高いとされています。特に、リード獲得などマーケティングを目的とした動画であれば、できるだけ短い動画にするのが効果的です。
動画の最適な長さは、媒体によっても異なります。たとえば、Twitterでは30秒から40秒ほど、YouTubeであれば2分から3分程度です。オウンドメディアでは、YouTubeより多少長い時間になっても問題ないでしょう。媒体に合わせて尺の長さを工夫することが大切です。
3.予算と期間はしっかり設定しておく
予算と期間は、動画制作において最初に決めておく項目です。予算と期間が明確に決まっていると、その後のスケジュールが立てやすくなるうえ、動画の内容や盛り込む項目も、取捨選択しやすくなります。
動画制作はアウトソーシングがおすすめ
自社に動画制作のノウハウがない場合、予定通りに進められなかったり、求めているクオリティを実現できなかったりすることもあるでしょう。
質の高い動画制作をスケジュールどおりに進めたい場合は、アウトソーシングを検討するのも方法のひとつです。動画制作をアウトソーシングによって外部に依頼すると、品質が担保できるのはもちろんのこと、動画広告について自社で保有していないノウハウが得られます。さらに、制作会社ならではの知識や経験に基づいたアドバイスによって、制作したい動画のイメージを実現できます。
ただし、制作会社ごとに得意とする動画の種類や制作にかかるコストは異なるため、求める動画のイメージに合った会社の選定が重要です。
自社に合った動画制作を任せられるパートナー選びは、ぜひ
ReadyCrew(レディクル)にお任せください。レディクルでは、動画制作の目的や予算、期間などを丁寧にヒアリングし、20,000社を超えるパートナー企業の中から、ご希望に沿ったビジネスパートナーをご紹介いたします。
パートナー選びを希望するお客様は、ご相談からマッチングまですべて無料でご利用いただけます。動画制作のアウトソーシングを検討されているお客様は、ぜひレディクルまでお問い合わせください。
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まとめ
動画制作は、ブランディングや売上に関わる大きな施策です。適切なターゲットに届けられる動画を制作するために、今回紹介した流れとポイントをふまえたうえで制作しましょう。より効果の高い動画制作を目指したい場合は、ReadyCrewを活用したパートナー企業探しもご検討ください。