オフショア開発に強いおすすめ企業、厳選10選|メリット、デメリットの解説も
2024.08.27
オフショア開発は、システム開発のコスト削減やIT人材不足の解消に役立つため、多くの企業がシステム開発の手段として導入していますが、自社に合う開発会社を見つけるのは大変難しいと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、オフショア開発のメリット・デメリットや企業・会社を選ぶポイント・オフショア開発に強い会社10社を厳選してご紹介します。
この記事のポイント
1.オフショア開発のメリット・デメリット
2.オフショア開発の企業、会社を選ぶポイント
3.オフショア開発に強いおすすめの会社10選
オフショア開発とは、賃金の低い外国の企業や子会社に、システム開発などの業務を委託することです。この場合の「オフショア(offshore)」は「海外」を意味します。一方で、「ニアショア開発」とは、都心部と比べて人件費が抑えやすい地方の企業や、地理的に近い企業に開発業務を委託することを指します。
ここからは、オフショア開発の各項目別に解説していきます。
オフショア開発のメリット
・費用削減
オフショア開発の大きなメリットは費用削減です。オフショア開発では、日本と比較してエンジニア単価が低い国のシステムエンジニアに委託することで、開発コストを削減できます。
・多様な依頼に対応できるようになる
オフショア開発のメリットの一つとして、優秀なエンジニアを確保しやすく、大規模開発や短納期の案件にも対応できる点が挙げられます。特に海外へ業務委託する際には、言語の壁が心配されることもありますが、IT技術は国際的に共通しているため、システム開発における言語の障壁はそれほど大きくありません。
オフショア開発のデメリット
・会話でのコミュニケーションが難しい
IT技術は世界共通でも、言語の障壁がコミュニケーションを困難にする場合があります。現地の言葉が分からず、仕様書の翻訳や情報共有に時間がかかるほか、時差による打ち合わせの調整や緊急時の連絡が遅れるというリスクもあります。
・価値観や文化・仕事に対する考え方の違い
オフショア開発では、価値観や文化・ビジネスマナーの違いから業務中にトラブルが発生したり、成果物の品質が期待以下になることがあります。その結果、人件費は抑えられても、全体のコストが増加する失敗事例も存在します。
オフショア開発で委託可能な業務
オフショア開発で委託される代表的な業務には、業務システムの構築やWebアプリケーションの開発・ECサイトの構築・スマートフォンアプリの開発・AIを活用したシステムの開発など、多岐にわたるシステム開発が含まれます。
また、サーバーやネットワークの性能を安定・向上させる業務、トラブル発生時のリカバリー対応・セキュリティホール(セキュリティ上の問題を引き起こすバグ)発見時の対策を行う、運用・保守も委託可能な業務です。
国による違いがあることを理解する
オフショア開発の委託先として、人気のある国はいくつかありますが、それぞれの国の特徴を考慮し、自社に最適なオフショア開発先を選ぶことが重要です。以下では、オフショア開発先として人気の国を、人件費・時差などの特徴をもとに比較しています。
委託先
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人件費
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時差
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特徴
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中国
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△
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1時間
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・幅広い経験を持つIT人材が多い
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インド
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△
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3.5時間
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・スムーズに英語でコミュニケーションが取れる
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ベトナム
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◎
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2時間
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・日本語でのコミュニケーションがしやすく、開発をスムーズに進めやすい国
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フィリピン
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〇
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1時間
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・親日国
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ミャンマー
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◎
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2.5時間
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・人件費が良心的な価格
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最もおすすめする国はベトナムです。ベトナムは時差の少なさ、人件費が低いことに加え、親日的な国民性も魅力的で、開発を進める上で適した国といえます。
さらに、ベトナムの小学校では第一外国語として日本語教育が行われており、日本語検定を持つ人も多く存在します。そのため、オフショア開発を進める際、母国語でコミュニケーションが可能であることは大きなメリットです。
企業が得意とする領域を確認する
オフショア開発の企業が得意とする領域には、フロントエンド開発やアプリ開発・システム開発などさまざまな分野があります。特にシステム開発においても、デザインや企画といった上流工程や、戦略策定に特化している企業もあるほどです。
そのため、オフショア開発の会社を検討する際は、公式ホームページでの情報確認が重要です。特に、その企業の強みとなる技術やサービス内容を詳しくチェックすることをおすすめします。
推進体制や社内の体制をチェックする
国内スタッフの配置状況、オフショア開発先の現地エンジニアのスキルセット、およびブリッジSEのアサイン可否を確認する必要があります。特に、ブリッジSEの日本語能力については十分に確認することが重要です。
ブリッジSEは、日本とオフショア開発先の間をつなぐ重要な役割を担っています。そのため、「ブリッジSEのスキルやコミュニケーション能力はプロジェクトの進行に大きな影響」を与えるため、発注前には面談を行い、コミュニケーションの円滑さや質問への適切な回答が得られるかを確認することが重要です。
システム開発の実績や事例を確認する
開発会社が提供する実績資料には、掲載されている実績が一部に限られていることがあるので、どのようなプロジェクトに関わったかを詳しく調べる必要があります。開発したいプロダクトに似た事例があるかどうかを確認することが重要です。また、大規模な開発プロジェクトでは、推進方法や課題が発生した際の対応策を事前に確認することが大切です。
株式会社ワードシステム
株式会社ワードシステムは、岡山県津山市でシステム開発に関する多様なサービスを提供している会社です。業務提携先と連携したオフショア開発、ニアショア開発など、ワードシステムの特徴を十分に活かしてお客様の要望、システム規模やコストに合わせた開発が可能です。
会社名
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株式会社ワードシステム
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設立年度
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1998年
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対応領域
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業務システムの構築/ロボアプリ開発/運用・保守など
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おすすめポイント
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・適応力のある開発体制
・日本語と中国語に対応できるメンバーをオンサイトで常駐させることも可能
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エス・ワイ・パートナーズジャパン(SY PARTNERS JAPAN)株式会社
エス・ワイ・パートナーズジャパン(SY PARTNERS JAPAN)株式会社は、十数年間、日本市場向けのオフショア開発を行ってきたプロジェクトマネージャーグループの会社です。
発注者の成長と進化に伴走し、ビジネス成果につなげ、ベトナム開発の価値をより一層高めることを目指しています。
会社名
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エス・ワイ・パートナーズジャパン(SY PARTNERS JAPAN)株式会社
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設立年度
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2023年
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対応領域
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業務システムの構築/AI開発など
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おすすめポイント
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・豊富なオフショア開発経験
・多様な技術力
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株式会社JGコーポレーション
株式会社JGコーポレーションは、東京都中央区に本社を有する日本における開発とオフショアを組み合わせたシステム開発会社です。大手コンサルファームと同等のコンサルティング品質でシステム化を推進し、
日本とオフショアをミックスした価格競争力あるシステム開発でお客様のIT/DX化を強力にサポートします。
会社名
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株式会社JGコーポレーション
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設立年度
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2017年
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対応領域
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システム開発/保守など
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おすすめポイント
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・システム開発から保守まで一貫してサポート
・各国・各地域のニーズに対応可能
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株式会社THEINFITECH
株式会社THEINFITECHは、日本企業やお客様を対象としたウェブ&アプリ開発をベトナム人のチームで行なっているIT受託開発会社です。。特にChatGPT開発をはじめとする業務システム・Webサービス開発・アプリ開発に幅広く対応しており、品質を最優先にしながら、コストとスピードにも配慮したソリューションを提供しています。
会社名
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株式会社THEINFITECH
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設立年度
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2021年
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対応領域
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Webサービス開発/AI開発/業務システム開発など
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おすすめポイント
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・コストとスピードにも配慮したソリューションを提供している
・高い専門知識と技術を持っている
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株式会社Rabiloo
株式会社Rabilooは、本社がベトナム社会主義共和国に本社を構え、神奈川県相模原市に日本支店を持つシステム開発会社です。特にハイレベルなエンジニアチームとの連携により、優れたシステム開発を提供しています。また、アイデアの発案から設計・開発・運用・保守に至るまで、企業向けの新システムを開発し、発注者が直面する課題を最適に解決します。
会社名
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株式会社Rabiloo
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設立年度
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2022年
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対応領域
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モバイルアプリ開発/Webアプリ開発/AI開発/運用・保守など
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おすすめポイント
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・お客様のニーズに合わせた優秀なエンジニアを提供している
・国際基準を満たす高品質なソフトウェア受託開発サービス
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株式会社Hinode labo
株式会社Hinode laboは、東京都渋谷区に本社を有する、テクノロジー領域で一貫したサービスを展開する総合システム開発会社です。ベトナム(ハノイ、ダナン)、スリランカ、シンガポールでオフショアソフトウェア開発を行なっており、「日本人フルマネージド」な組織体制でソフトウェア品質を担保し、数千人規模のグローバル開発のネットワークでシステム開発をサポートします。
会社名
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株式会社Hinode labo
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設立年度
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2017年
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対応領域
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システム開発/AI構築/ゲーム開発など
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おすすめポイント
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・プロジェクトマネジメントの専門家チームがサポート
・数千人規模のグローバル開発のネットワークを活かした開発
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株式会社SaPa
株式会社SaPaは、日本のクオリティをベトナムオフショアで提供できる会社です。上流工程の業務や打ち合わせ、海外へ出すことが難しい本番環境(顧客データ)を扱う部分は日本国内で対応し、
ベトナムの開発者とのコミュニケーションは株式会社SaPaがブリッジとなるため、オフショアであることを意識することなく進行が可能です。
会社名
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株式会社SaPa
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設立年度
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2019年
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対応領域
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ベトナムオフショア開発支援/Webシステム開発/スマートフォンアプリ開発など
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おすすめポイント
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・細部までこだわった設計で品質の向上
・プロフェッショナルな開発者によるマネジメントサポート
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株式会社Grune
株式会社Gruneは、システムの受託開発および準委任契約のラボ型開発を行っている会社です。インドネシアにも拠点がありエンジニア以外にディレクターやデザイナーの方も在籍されているため、
企画〜設計〜開発〜運用までワンストップでご対応いただけるところも魅力です。
また、開発者向けに優れたカスタマイズ機能をサポートします。
会社名
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株式会社Grune
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設立年度
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2016年
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対応領域
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Web・Webアプリケーション開発/スマホアプリ開発/3D、VR、ARの開発など
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おすすめポイント
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・コストパフォーマンスを重視した開発サービス
・効果的な学習体験を提供している
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株式会社Pionero
株式会社Pioneroは、ITコンサルティングとソフトウェア開発を中心に事業を展開している会社です。ベトナムに拠点を持っており技術選定からシステム構築、さらには人材教育・訓練に至るまで幅広くサポートしています。また、企業の負担を軽減するため、デジタル技術に関する包括的な支援やサポートの提供も可能です。
会社名
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株式会社Pionero
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設立年度
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2020年
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対応領域
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システム開発/運用保守など
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おすすめポイント
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・企画から開発運用保守まで一貫してサポート
・人材教育・訓練まで幅広くサポート
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株式会社インテルバイザー
株式会社インテルバイザーは、自社開発、受託開発で豊富な実績を持ち、先端技術を取り入れた高い開発力が強みのシステム会社です。。企画や提案から開発・運用・保守まで一貫して対応し、中国にオフショア開発拠点を設けており、高品質かつ迅速な開発が可能です。
会社名
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株式会社インテルバイザー
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設立年度
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2018年
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対応領域
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受託開発/ITコンサル/SES
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おすすめポイント
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・企画や提案から開発・運用・保守まで一貫して対応可能
・高品質かつ迅速な開発が可能
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オフショア開発とは、システム開発や運用保守などの業務を海外の企業に委託することを指します。オフショア開発の委託企業は多く存在し、それぞれに特有の強みや得意分野、体制が異なります。そのため、自社の目的やニーズに合った開発会社を選ぶ際には、どこに問い合わせればいいのか悩んでいる方も多いと思います。
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