業種別のサイネージの導入事例と成功ポイント|おすすめの会社を4社ご紹介
2024.09.19
近年、情報発信方法の多様化が進むなかで、特に注目を集めるのが「デジタルサイネージ」です。新たにデジタルサイネージの活用を検討されている方のなかには、活用方法や相談先にお悩みの方もおられると思います。そこで本記事では、デジタルサイネージの依頼先としておすすめの会社を4社ご紹介するとともに、業種別のデジタルサイネージの導入事例を解説します。デジタルサイネージの依頼先を比較検討中の企業担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント
1.おすすめのデジタルサイネージ依頼会社4選
2.デジタルサイネージ導入を成功させるポイント
3.デジタルサイネージの導入事例
デジタルサイネージとは
デジタルサイネージとは、電子ディスプレイやタブレット端末を使用して、広告や商品などさまざまな情報を表示する情報発信システムです。
デジタルサイネージのメリットは、ターゲットのニーズや商品開発に合わせて柔軟に情報発信ができることや音声情報が加わることで、より多くの情報を提供できることです。
このようなメリットから、従来のポスターやチラシなどの紙ベースの情報発信方法に代わる新しい手段として近年急速に普及し、幅広い企業で活用が進められています。
特に、企業が広告配信のためにデジタルサイネージを活用することで、ブランドや商品の訴求が向上し、高いプロモーション効果が期待できます。
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージは、配信方法や機能などの違いから、大きく以下の3種類に分けられます。
デジタルサイネージの種類名
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スタンドアロン型
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ネットワーク型
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インタラクティブ型
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機能の特徴
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・独立してコンテンツを表示
・ネット接続が不要
・USBを使って手動でコンテンツを更新
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・ネットワークを介して複数のサイネージを一括管理
・遠隔操作でコンテンツの配信や更新が可能
・クラウド上でのコンテンツ配信が可能
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・タッチパネルやセンサーを搭載
・ユーザーが直接操作できる
・インタラクションを通じた情報提供が可能
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自社のニーズに合わせて適切なデジタルサイネージを導入することで、集客力アップや販売促進のほかに、管理コストの削減が可能です。
ここでは、それぞれの特徴や活用メリット・デメリット、おすすめの活用シーンをご紹介します。
1.スタンドアロン型
スタンドアロン型のデジタルサイネージは、配信機器がネットワークと接続せず、独立して動作するデジタルサイネージです。
ネットワーク接続が不要な代わりに、動画や画像、音楽を保存できる「USBやSDカード」などの保存機器を接続して、コンテンツを配信します。
インターネット環境に依存しないことから、インターネット接続ができないエリアでもデジタル広告を出せる点が大きなメリットです。ほかには、ネットワーク構築や配線のための工事費用がかからず初期費用を抑えられるため、導入障壁が低いこともメリットとして挙げられます。
一方複数のスタンドアロン型を運用する場合には、設置台数に合わせてUSBを用意する必要があり、デジタルサイネージごとに更新作業をしなければならないため、更新に手間を要することがデメリットです。
導入コストや更新工数を考慮すると、スタンドアロン型は単発でデジタルサイネージ広告を出す展示会におすすめのデジタルサイネージといえます。
2.ネットワーク型
ネットワーク型のデジタルサイネージは、配信機器と管理パソコンをインターネット環境へ接続し、ネットワーク経由でコンテンツを配信できるデジタルサイネージです。
ネットワーク型の大きなメリットは、更新作業の遠隔操作によりコンテンツ管理を効率良くできることです。離れたエリアにある複数のデジタルサイネージを一斉に更新できるため、更新作業の時間や労力の削減が期待できます。
一方で、インターネット接続が必要なため、自社でネットワーク障害が発生した場合には全てのデジタルサイネージのコンテンツ配信が止まってしまうリスクもあります。
このような特徴から、ネットワーク型は複数のデジタルサイネージ運用が必要な飲食・小売チェーン店に最適です。
3.インタラクティブ型
インタラクティブ型のデジタルサイネージは、タッチパネルやモーションセンサーなどを搭載し、顧客との双方向のコミュニケーションが可能なデジタルサイネージです。
例えば、タッチパネル搭載タイプでは顧客が画面に触れるたびに異なる商品情報を提供したり、AR搭載タイプでは顧客の動作に合わせて画面表示が変化したりなど、顧客のアクションにもとづいて情報配信ができます。
インタラクティブ型は、顧客一人ひとりにパーソナライズされた情報を提供できることから、顧客体験を向上できる点が大きなメリットです。
一方、タッチパネルやARなど高度な機能を搭載するためにかかる高額な導入費用がデメリットとして挙げられます。
インタラクティブ型は、単に情報を発信するのではなく、顧客のニーズに合う情報を提供したいシーンでの活用が効果的です。
法人商業施設での活用事例
身近な大型ショッピングモールや専門店では、イベントの告知や商品案内のためにデジタルサイネージが積極的に活用されています。法人商業施設におけるデジタルサイネージの活用事例を詳しくご紹介します。
1.大型ショッピングモール
大型ショッピングモールでは、買いまわり行動の促進や館内回遊率の向上のためにデジタルサイネージを活用しています。大型ショッピングモールで見られる活用例は、以下のとおりです。
・館内入り口やエスカレーター前:ネットワーク型デジタルサイネージで、テナントのセール情報や各種キャンペーン情報を表示
・通路:タッチパネル式デジタルサイネージで、フロアマップやテナントキャンペーン、館内イベント情報などを表示する総合案内として活用
・店舗入り口や店内:ネットワーク型デジタルサイネージで、おすすめ商品やセール情報を表示
上記のように、大型ショッピングモールでは顧客が情報を探すために立ち留まりやすい場所へデジタルサイネージを設置し、情報を効果的に与え、顧客の利便性・満足度向上に繋げています。
2.専門店
専門店では、以下のような場所へデジタルサイネージを設置し、特定の商品やサービスに関するプロモーション動画を配信しています。
・店頭ディスプレイ:ネットワーク型もしくはスタンドアロン型のデジタルサイネージで、新商品やおすすめ商品のプロモーション動画を配信
・店内陳列棚周辺:ネットワーク型デジタルサイネージで、商品の詳細情報をリアルタイムで配信
・レジ周辺:ネットワーク型サイネージで、新商品や特別キャンペーンに関する情報を表示
上記のように、各種専門店ではデジタルサイネージを通じて顧客に商品の付加価値情報や魅力を伝え、顧客の購買意欲を高め店舗の売上アップに繋げています。
公共機関での活用事例
空港や病院など公共機関では重要な情報を発信するために、デジタルサイネージが活用されています。ここでは、公共機関におけるデジタルサイネージの活用事例をご紹介します。
1.空港
空港では、移動中にも顧客が必要な情報を迅速に得られるようにデジタルサイネージを工夫し、顧客の利便性向上に繋げています。具体的な活用事例は、以下のとおりです。
・出発・到着ゲート周辺:ネットワーク型デジタルサイネージで、フライト情報やゲート変更、遅延情報をリアルタイムで表示
・ターミナル内のお土産コーナーや飲食エリア:ネットワーク型デジタルサイネージを活用し、免税店やレストランのプロモーション広告を表示
・待合エリア:ネットワーク型デジタルサイネージで、観光案内やウェルカムメッセージ、企業広告を表示
上記のように空港内でデジタルサイネージは、ターミナル情報のほかに、観光案内や企業プロモーション広告など旅先の地域や地元企業の広告媒体としても活用されています。
2.病院
病院では、患者や来院者へ情報提供をスムーズに行うために、以下のような場所へデジタルサイネージを設置する事例が見られます。
・待合室:ネットワーク型デジタルサイネージで、診療の順番や待ち時間をリアルタイムで表示
・ロビーや廊下:ネットワーク型デジタルサイネージで、医療や健康に関する豆知識を配信
・受付エリア:ネットワーク型デジタルサイネージで、診療科や受付方法、保険情報などの案内を表示
上記のように、デジタルサイネージを通じて診療案内や待ち時間の表示、各種健康情報を提供することで、病院内の運営効率アップに繋げています。
教育機関での活用事例
国内の大学や学校図書館では、デジタルサイネージを活用することで学生や教職員の利便性向上に繋げています。ここでは、教育機関におけるデジタルサイネージの活用事例をご紹介します。
1.大学キャンパス
大学キャンパスでは、学生や教職員、訪問者への情報提供手段として、デジタルサイネージを活用しています。具体的な活用事例は以下のとおりです。
・キャンパス内の主要エリア:タッチパネル式のインタラクティブ型デジタルサイネージで、キャンパスマップや授業スケジュール、イベント情報を表示
・学部・学科棟の入口:ネットワーク型デジタルサイネージで、講義の時間変更や教室の案内など、重要な情報をリアルタイムで提供
・学生食堂やカフェテリア:ネットワーク型もしくはスタンドアロン型デジタルサイネージで、日替わりの食堂メニューや期間限定メニューを表示
上記のように、大学キャンパスに設置されたデジタルサイネージは、キャンパス内の案内や講義情報の表示などへ幅広く活用され、広い大学キャンパス内でのスムーズな情報共有を可能にしています。
2.図書館
図書館では、利用者が必要な情報を効率的に取得し利便性を高められるように、デジタルサイネージを活用しています。具体的な活用事例は以下のとおりです。
・館内エントランス:ネットワーク型もしくはスタンドアロン型デジタルサイネージで、新刊書籍やおすすめ書籍の案内、図書館の利用ガイドを表示
・閲覧エリア:ネットワーク型デジタルサイネージで、イベント情報や展示会の案内、利用マナーに関するお知らせを表示
・館内検索システム:タッチパネル式のインタラクティブ型デジタルサイネージを館内蔵書の検索システムとして活用
上記のように図書館に設置したデジタルサイネージは、新刊案内や館内イベント情報の表示、資料の検索サポートなどに利用され、利用者の満足度向上に貢献しています。
課題や導入目的を明確にする
デジタルサイネージを導入する際は、まず自社の課題や導入目的を明確にすることが重要です。
課題や導入目的が明確になることで、適切なデジタルサイネージの種類や設置場所の選定が特にスムーズになります。
例えば「顧客の滞在時間を約10分伸ばす」といったように、導入目的を数値とともに設定することで、導入後の効果測定が容易になり、継続的な改善が実行しやすくなります。
適切な設置場所を確保する
顧客へより確実に情報を提供し、デジタルサイネージの効果を最大限に引き出すためには、適切な設置場所を確保することが重要です。
デジタルサイネージの設置場所としては、以下のように顧客からの視認性が高く、通行量の多い場所がおすすめです。
・店舗のエントランス
・お会計カウンターや頭上付近
・商品棚付近
また、デジタルサイネージはディスプレイで表示することから光源によっては反射し、内容が見えなくなることもあるため、ディスプレイの表示内容を見る位置や時間に関係なく視認できるかの確認も大切です。
良質なコンテンツを配信する
デジタルサイネージの成功は、コンテンツの質に大きく左右されます。
特に、広告媒体としてデジタルサイネージを活用する際には、ターゲット顧客の興味関心が刺激されるコンテンツを配信できれば、顧客の購買意欲をより高めることが可能です。
良質なコンテンツを作成するうえで、コンテンツ制作のノウハウがない場合には、デジタルサイネージの依頼ができる会社へ相談することをおすすめします。
【サイネージの導入ができる】楽産株式会社
楽産株式会社は、良心的な価格のクラウド型デジタルサイネージを提供している会社です。
一般的なデジタルサイネージのディスプレイの導入費用は約40万円かかる一方で、楽産株式会社では店舗にある簡易的なモニターでも対応可能なため、予算に限りがある場合でも気軽に導入できます。(※2024年8月時点)
また、システムの開発段階から複数のフィードバックを取り入れたことで、管理側にとって使いやすい仕様になっており、これまでに自動車販売店や飲食店、美容院など幅広い業種への導入実績があります。
会社名
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楽産株式会社
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設立年
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2021年
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対応領域
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インフラ構築/システム開発
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おすすめポイント
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・店舗にあるさまざまなモニターで利用可能
・開発段階から複数のフィードバックをシステムに取り入れたことで管理側にとって使いやすい仕様
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【サイネージに写すコンテンツ制作を依頼できる会社】株式会社エイブルデザイン
株式会社エイブルデザインは、社内の多彩なクリエイター人材と外部のプロフェッショナルとの連携により、デジタルサイネージのほかにパンフレット・カタログなどの広報物からWeb・動画制作・外観デザイン制作まで幅広く対応できる会社です。
また、広報物・Web媒体それぞれに対して制作から撮影・編集まで一貫して対応し、デザインで可能な最大限のアウトプットを提供しています。
会社名
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株式会社エイブルデザイン
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設立年
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1971年
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対応領域
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Web制作/紙デザイン/Webマーケティング/ブランディング/採用/空間デザイン
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おすすめポイント
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・社内の多彩なクリエイター人材と外部のプロフェッショナルとの連携により、多角的な視点でデジタルサイネージを提案
・「デザインでビジネスを磨き、企業をより輝かせる」をミッションに、デザインから企業のブランディングをサポート
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【サイネージに写すコンテンツ制作を依頼できる会社】株式会社映像当番
株式会社映像当番は、映像制作に関して豊富な実績を持ち、以下のように映像制作全般に対応しています。
・デジタルサイネージ
・Web動画
・企業・商品プロモーション
・マニュアル・ハウツービデオ
・インフォマーシャル
・番組
・TV/CM
また、企画から構成・台本制作・撮影・編集・CG制作・選曲・整音・エンコード・オーサリングまで一貫して対応しているため、コンテンツ制作の経験がない発注者でも安心して依頼が可能です。
会社名
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株式会社映像当番
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設立年
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2018年
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対応領域
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映像/採用
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おすすめポイント
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・映像制作に関して豊富な実績を持つ
・企画から台本制作・撮影・オーサリングまでワンストップで請け負っているため、コンテンツ制作の経験がない発注者でも安心して依頼可能
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【サイネージに写すコンテンツ制作を依頼できる会社】EtoFUN合同会社
EtoFUN合同会社は、映像制作がメインのプロダクション会社で、デジタルサイネージの他にも以下の多様な制作に対応しています。
・テレビCM
・企業や商品用プロモーションビデオ
・テレビ番組
・Web用動画
・イベント用動画
・ドローン撮影
・モーションコミック
・アニメ制作
また、クリエイター目線での企業コンサルも手掛けており、発注者とともに立案したプロモーション戦略をもとに発注者の目標達成に役立つ映像制作の提供が可能です。
会社名
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EtoFUN合同会社
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設立年
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2020年
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対応領域
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映像/先端技術系
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おすすめポイント
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・映像制作がメインのプロダクション会社で、デジタルサイネージのほかにWeb用・イベント動画など幅広く対応
・クリエイター目線での企業コンサルサービスも提供
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デジタルサイネージを通じて自社のブランディング強化や顧客の購買意欲を高めるうえでは、デジタルサイネージの導入事例が豊富な会社を選ぶことが重要です。しかし、どのようにしてデジタルサイネージの依頼会社を選べば良いか困っておられる方も多いと思います。そのような時は「Ready Crew(レディクル)」がおすすめです。
Ready Crew(レディクル)ではコンシェルジュがヒアリングを行い、適切な会社選びをサポートします。ぜひ、お気軽にReady Crew(レディクル)にご相談ください。