Vtuberとは
Vtuberとは、主に「2Dや3Dのキャラクター」を用いて、動画投稿やライブ配信を行うYouTuberをはじめとする動画配信者を指します。個性豊かなキャラクターや魅力的なビジュアルを通じて、Vtuberの活動が広がっており、テレビCMに出演したり、自治体や企業のPRキャラクターとして活用されるケースが増えています。
2024.10.07
近年、人気のインフルエンサーを活用した集客や商品販促・PRを目的とするマーケティング手法「インフルエンサーマーケティング」にVtuberが取り入れられるケースが増えており、自社でVtuberを制作したいと考えている企業も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、Vtuberの作り方や制作費用の相場・Vtuber作成に強いおすすめの会社を厳選してご紹介します。
この記事のポイント
1.Vtuberの作り方
2.Vtuberの制作費用の相場
3.Vtuber作成を依頼できるおすすめ会社4選
目次
Vtuber作成に強いおすすめの会社
会社名 |
株式会社WACTOR |
株式会社萌 |
株式会社Noel |
株式会社CAMBR |
対応領域 |
Vtuber作成/SNS運用代行など |
アニメーション制作/CG制作など |
Vtuber制作/システム開発/AI開発など |
Vtuber企画立案・技術支援/ライブ配信制作など |
おすすめポイント |
Vtuber制作に特化した事務所目線で、業界を網羅したサポートが可能 |
デジタルアニメーションやCG制作に特化しており、大手の映画&アニメ制作会社との実績が豊富 |
Vtuberの運営を手掛けており、豊富なノウハウを持っている |
Vtuberの企画立案や技術支援を積極的に取り組んでいる |
このような方におすすめ |
予算に応じた柔軟な対応を受けたい方 |
Vtuber業界で実績のある企業に依頼したい方 |
キャラクター作成から導入・運用まで、一貫して依頼したい方 |
Vtuberのキャラクター制作や配信・メタバース内での企画などを依頼したい方 |
まず、Vtuberの基本概要や種類について解説していきます。
Vtuberとは、主に「2Dや3Dのキャラクター」を用いて、動画投稿やライブ配信を行うYouTuberをはじめとする動画配信者を指します。個性豊かなキャラクターや魅力的なビジュアルを通じて、Vtuberの活動が広がっており、テレビCMに出演したり、自治体や企業のPRキャラクターとして活用されるケースが増えています。
主に企業所属のVtuber(Vtuber専門の事務所)と個人で行うVtuberの2つのタイプがあります。
企業所属のVtuberとは、企業のサポートを受けながら活動を行うので、契約に基づいた業務委託や芸能タレントに似た働き方です。企画や編集などは本人やマネージャーなどが担当することが多いですが、配信機材の提供や、動画編集・プロモーションなど、動画制作からプロモーションまで多岐にわたる支援を受けることができます。
企業の支援によりVtuber活動に専念しやすくなりますが、企業の利益を優先した活動が多いため自由な活動は難しくなります。
個人の場合は、フリーランスや個人事業主のように、自分のペースで自由に活動できます。キャラクターの設定から機材の準備まで、全て自分で用意する必要がありますが、理想のキャラクターを自由に作り上げ、思いのままに動画制作や配信を楽しむことが可能です。
さらに、Vtuberとして人気が出た際には、得た報酬を企業と分け合う必要もありません。もちろん、企画、撮影、編集などを全て自己責任で行うため負担はありますが、成功した時のリターンが大きいという特徴があります。
次に、Vtuberの作り方を項目別に解説します。
キャラクターのデザインでは、性別や年齢・体型・髪型・目の色・服装などを細かく決めていくことが重要です。特に顔や体型は通常固定されるため、重要なポイントになります。企業がVtuberを制作する際には、企業のブランドカラーやメンバーカラーなど、既に決まっている色をもとにデザインを行うと効果的です。また、既存のキャラクターがある場合、そのキャラクターをVtuber化するのも良い方法です。
キャラクターのデザインが決まった後には、そのキャラクターを実際に動かすためのモデル制作が必要です。モデルは、2Dや3Dで制作します。
2Dでモデルを作成する際には、主に「Live2D」ソフトを活用します。そのため「パーツ分け」されている2Dのモデルが必要になります。
この「パーツ分け」が行われていないと、口の動きや目の動き・髪の揺れなどのアニメーションを作成することができません。2DのVtuberモデルの制作や依頼をする際には、「Live2Dでの対応を考えている」と事前に伝えるようにしてください。
3Dで作成する際は、Blenderや無料ソフトのVRoid Studioなどのツールを活用できます。これらのツールを使うことで、イラストをもとにキャラクターモデリングが可能です。
VRoid Studioは、デフォルトのモデルにパラメーターを調整するだけで簡単にカスタマイズできるため、3Dモデリング初心者には特におすすめです。一方で、より繊細な装飾やフォルムにこだわった3Dモデルを作成する際は、Blenderを使って一からモデルを作り込むのが良いでしょう。
ここからは、Vtuberの制作費用の相場を項目別にご紹介していきます。
項目 |
制作費用の相場 |
キャラクターデザイン |
約10~12万円程度 |
2Dモデル |
約5~15万円程度 |
3Dモデル |
約10~30万円程度 |
(※2024年8月時点)
・キャラクターデザイン制作費用の相場、約10~12万円
(※2024年8月時点)
キャラクターデザイン費用は、以下の4つの工程によって変動します。どれもイラストレーターの作業時間に応じて費用が増します。
・イラストの範囲により変動
・イラストのタッチにより変動
・ポーズによって変動
・修正回数に応じて変動
・2Dモデル制作費用の相場、約5~15万円
(※2024年8月時点)
2Dモデルの制作には、イラスト作成やモデルを動かすためのモデリング作業など、さまざまな工程があります。そして、依頼の方法によっては、イラスト作成からモデリング作業まで一貫して依頼する方法とイラストは自分で用意し、モデリング作業のみを依頼することも可能で、依頼する範囲を調整することで、コストを抑えることも可能です。
以下は、2Dモデル制作の主な工程になります。
1.イラスト制作
2.パーツの分割
3.モデリング作業
・3Dモデル制作費用の相場、約10~30万円
(※2024年8月時点)
3Dモデルの作業工程は2Dと同様に複数ありますが、依頼者としては以下2つを押さえておけば十分です。
1.三面図の制作
2.モデリング作業
キャラクターイラストを自分で用意できる場合、モデリング作業のみを依頼することで、制作費を抑えられます。しかし、3Dモデルの場合は、キャラクターの正面、側面、背面を1枚にまとめた三面図が必要で、2Dイラストよりも多くのイラストを用意する必要があるため、手間がかかります。
ここでは、Vtuberの作成を依頼するメリットを3つ解説します。
制作会社は、個人クリエイターと比べてコストが高くなることが一般的ですが、実績のある会社であれば、品質についての心配は不要です。さらに、複数のスタッフが対応できるため、納期の調整がしやすいのもメリットといえるでしょう。
制作会社は豊富なノウハウを活かし、ヒアリングを通じて発注者のイメージを正確に形にしてくれます。企業のブランディングやキャラクターデザインにこだわりたい場合は、制作会社が特におすすめです。
Vtuberを企業キャラクターとして活用する際は、著作権や権利などの問題に注意が必要です。制作会社では、著作権の確認や権利譲渡の手続きが行われているため、トラブルのリスクが低くなるのもメリットです。
ここからは、Vtuber作成依頼時の注意点を3つ解説していきます。
イラストなどの著作権は、基本的に制作者側にあります。制作後に自由に使用できるわけではなく、通常は使用範囲が事前に設定されていることが多いため、決められている範囲を超えて利用する際は、許可をもらう必要があります。トラブルに発展するケースも多いため、依頼する際には必ず著作権やその他の権利について確認しておきましょう。
アバター制作時に予想外のトラブルが生じ、追加作業や修正が発生してしまうことがあります。その際、追加作業や修正に対する費用を事前に明確にしておくことが大切です。特に、追加費用が発生する場合や、支払い条件、金額などを契約書に事前に決めておくことがおすすめです。
支払い方法やタイミングについても、プロジェクトが開始される前に詳細を決め、双方の合意を得ておくことが大切です。特に、支払方法(銀行振込・クレジットカード払いなど)や支払いのタイミング(前払い・分割・完全納品後など)・途中でのキャンセル料や違約金の条件など、金銭的な取り決めを細かく行うことで、予期せぬトラブルを避けられます。
ここでは、Vtuber作成依頼の成功事例をご紹介します。
商品プロモーションでのVtuber活用の成功事例として、若年層女性向けシャンプー「ululis(ウルリス)」を取り上げます。企業所属のVtuberが、個性を活かしてシャンプーの魅力をPRする動画を制作し、大きな話題となりました。
このプロモーションでは、最大で約1万8,000人が同時視聴し、X(旧Twitter)上で約1万7,000件ものUGC(ユーザー生成コンテンツの略で、消費者であるユーザーにより、制作および発信されるコンテンツ)が生まれ、生配信開始からわずか10分で限定セット1,200個が完売するという、大きな成果を収めました。
教育系Vtuberの活用事例として挙げられる、学術系Vtuberユニット「まなぶい」は、エンタメの手法を取り入れた学術的なテーマの発信を行うVtuberの有志団体です。「新しい学び」のスタイルを提案し、YouTubeやX(旧Twitter)といったプラットフォームでバーチャルアバターを活用しながら、学術的なコミュニケーションや教育活動を行っています。
観光業界での成功事例として、Vtuber「春日部つくし」が挙げられます。2021年から「埼玉バーチャル観光大使」に任命され、以来、埼玉県が運営するYouTubeチャンネル「ちょこたび埼玉」に度々登場し、地元のイベントにも参加して埼玉県の魅力を発信してきました。
「ちょこたび埼玉」に春日部つくしが出演後、YouTubeチャンネルの登録者数が1年半で15倍に増加し、春日部つくしがガイドを務めるバスツアーは、販売開始から1時間半で満席となるなど、埼玉県の地域活性化に大きく貢献しています。
ここからは、Vtuber作成に強いおすすめの会社4社をご紹介します。
株式会社WACTORは、上場企業の案件も多数手掛けており、海外プロモーションパッケージも提供するインフルエンサーマーケティングサービスを行う会社です。特にVtuber制作に強みを持ち、幅広い価格帯での対応が可能です。さらに、Vtuberに限らず、大手声優・歌い手・ゲーム実況者・アイドル・モデルなど、幅広いキャスティングにも対応しています。
会社名 |
株式会社WACTOR |
設立年度 |
2019年 |
対応領域 |
Vtuber作成/SNS運用代行など |
おすすめポイント |
・Vtuberの制作に特化している ・幅広い価格帯に対応可能 |
株式会社萌は、秋葉原を拠点とするアニメーション・CG制作に特化した会社です。特にデジタルアニメーションを得意とし、名だたるスタジオとの共同制作の実績を持つ点が強みです。また、業界内で実績を積み上げており、安心して制作を任せることができます。
会社名 |
株式会社萌 |
設立年度 |
2017年 |
対応領域 |
アニメーション制作/CG制作など |
おすすめポイント |
・アニメーションやCG制作に特化 ・Vtuber業界で実績を持ち、安心して任せることが可能 |
株式会社Noelは、システム開発やAI開発・エンタメの3つの分野を中心に事業を行う会社です。特にエンタメ事業では、オリジナルのVtuberの運営を手掛けており、キャラクターの作成から導入・運用までの豊富なノウハウを持つ点が強みとして挙げられます。さらに、VtuberとAIを組み合わせた商品も販売し、相乗効果を図っていることも特徴です。
会社名 |
株式会社Noel |
設立年度 |
2019年 |
対応領域 |
Vtuber制作/システム開発/AI開発など |
おすすめポイント |
・Vtuberの運営を手掛けており、豊富なノウハウを持っている ・VtuberとAIを融合させた商品を販売し、相乗効果を図っている |
株式会社CAMBRは、音楽ライブやエンターテイメントの豊富な経験をもとに、映像作品としてのライブ配信制作も手掛ける会社です。特に「Vtuber」やXRなども含まれる「バーチャル」や「メタバース」といった領域においても、企画立案や技術支援を積極的に取り組んでいる点が強みです。
会社名 |
株式会社CAMBR |
設立年度 |
2019年 |
対応領域 |
Vtuber企画立案・技術支援/ライブ配信制作など |
おすすめポイント |
・Vtuberの企画立案や技術支援を積極的に取り組んでいる ・VR・ARといったXRなども対応可能 |
本記事では、Vtuberの作り方や制作費用の相場・Vtuber作成に強いおすすめの会社4選をご紹介しました。
Vtuberマーケティングを行う際は、多くの会社が専門のプロに依頼するケースが多いですが、一体どの作成会社に依頼すべきか悩んでおられる方も多いと思います。
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