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【システム開発】オープン系・汎用系・Web系の各特徴と違いを徹底解説!

【システム開発】オープン系・汎用系・Web系の各特徴と違いを徹底解説!

2021.09.30

システム開発には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれ特徴があり、システム開発を考えているのであれば目的に応じて選ぶことがおすすめです。 今回は、オープン系、Web系、汎用系のシステム開発について詳しく解説します。

システム開発の3つの種類

システム開発には代表的な3つの種類があります。

オープン系システム

オープン系システムは、アプリケーションの中でも業務系のシステムを開発する手法です。

各種メーカーがすでに公開している技術的な仕様やソースコードなどのソフトウェアと、デバイスなどの機材に関するハードウェアを組み合わせて構築し開発が行われます。

インターネットを活用する方法やオフラインでも対応でき、特定の製品や環境に依存することなくさまざまな条件下で開発できるオープンな印象であることが名前の由来です。

企業ごとに必要となるシステムは異なり、より高い専門性を実現するオーダーメイドのシステム開発といえます

開発実例としては以下のようなシステムが挙げられます。

・受発注管理システム
・在庫管理システム
・顧客管理システム
・給与管理システム など

主な使用言語は、JavaやC言語などです。最近ではRubyやPythonも用いられるようになりました。

Web系システム

Webアプリケーションを開発するシステム開発です。

インターネットを介して利用できるシステムのため、パソコンやモバイルデバイスなどのクライアントマシンが用いられます。

開発実例としては以下のようなWebサイトがあります。

・ECサイト:楽天、アマゾンなど
・口コミサイト:食べログ、ぐるなびなど
・予約サイト:HOTPEPPER、じゃらんなど

不特定多数がアクセスできることからBtoCのシステムに向いています。また、サーバー上で大量のデータを保持できるため、業務システムなどの複雑なデータ管理も可能です。

使用言語には、PHPやJava、JavaScript、PythonやRubyなどがあります。

汎用系システム

専用の汎用機といわれる大型のコンピュータを用いて開発を行うシステム開発です。

1964年にSystem/360という汎用コンピュータが開発される以前は、用途によってコンピュータが使い分けられていました。それらを統合して1台で完結できるようにした高性能なコンピュータが汎用機です。

開発対象としては、高いセキュリティと耐久性が必要な金融系や流通系、メーカー系などの基幹システムが該当します。

使用言語は主にCOBOLなどです。

オープン系システムの特徴

オープン系システムの特徴についてより詳しく解説します。

使用できるプログラミング言語が多い

システムの目的や用途に応じて柔軟な選択ができ、最適な言語を使用して開発を進められます。

近年、開発環境が多様化しており、それに伴いプログラム言語も同時に増え続けています。対応できる言語の多さはオープン系システムの秀でた強みです

開発・変更が柔軟にできる

システム開発の目的、用途に応じて幅広い選択肢から最適な組み合わせを検討できるため、変更などに対しても柔軟な対応が可能です。

そのため、勤怠管理システムや経理・会計システムなど会社独自のシステム構築に向いています。

一方、web系は不特定多数のユーザーが利用できる、一般的なシステムの構築に向いておりシステムに向いている点で違いがあります。

Web系システムの特徴

Web系システムの特徴についてより詳しく解説します。

Web開発に特化したプログラミング言語を使用

より高速で開発効率の良いプログラム言語が採用されており、Web系システムに特化したPHPやRubyなどが使用されています。

反対にほかの分野で用いられることはほとんどありません。

コストパフォーマンスが良い

開発環境の構築が容易で、汎用系に比べてコストも安く抑えることが可能です。

一部のソースコードを自動生成できたり、テスト構成を自動化できたりする開発ツールを導入することで工数が削減でき、より効率的な開発が可能です。

UI/UXに注力したシステム開発

システム開発は、ユーザーが直接目にする部分をフロントエンド開発、ユーザーからは見えないフロントエンドを支えるバックエンド開発のふたつに分類されます。

ユーザーがより快適に利用できるよう、見やすさを考えたレイアウト、通信でストレスを感じさせない処理速度など、使い勝手を意識したシステム開発が重要です。

汎用系システムの特徴

汎用系システムの特徴についてより詳しく解説します。

使用するプログラミング言語が少ない

基本的に使用する言語はCOBOLに絞られており、FORTANやJavaが用いられることはありますが、そのほかのプログラミング言語はほとんど使われません。

種類が豊富になっているプログラミング言語の中でも、COBOLは最近では使われることが少なくなっています。言語が制限されると、システム開発の目的や用途に応じた柔軟な対応も困難です

コストパフォーマンスが悪い

汎用系システムは、開発基盤をゼロから構築したり、アプリケーションを含めたスクラッチ開発をしたりする必要があります。

汎用機そのものの価格が高く、オープン系よりも工数が増え、開発までの時間も長期化して総合的に高額な費用が必要になるためコストパフォーマンスは悪いです。

データの高速・大量処理が可能である

大企業で業務処理を効率化するために使用されるという背景から、高性能なデータ処理が可能です。

大量のデータを高速で処理する必要がある業界には必要不可欠で、オープン系が主流となった現在でも金融系や流通系には欠かせません。

ただし、外部のシステムとの連携性は低く、あくまでクローズドな環境に適したシステムです。

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システム開発をアウトソーシングする場合は、複数の見積もりから探すことが大切です。

企業によってエンジニアのスキルや得意分野に違いがあるので、予算や開発期間に応じて自社に適した会社を選ぶようにしてください。

しかし、自社にシステム開発の知識がないと会社選びも難しいかもしれません。そのようなときには、資料請求の手間や工数を削減できる紹介会社に依頼するのがおすすめです。

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まとめ

システム開発にはオープン系、汎用系、Web系と大きく分けて3種類あり、それぞれに特徴やメリットがあります。

業務システムでは主にオープン系システム開発が主流ですが、現在のシステム開発分野ではWeb系システムの需要が高いです。

システム開発をアウトソーシングする際は、会社選びにもある程度の知識が必要になりますので、不安であれば質の高い企業を紹介できるReadyCrew(レディクル)にお任せください。

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