【最新】eラーニング会社の選び方とおすすめ企業紹介|開発・制作・システム導入まで解説
2025.10.01
eラーニングを導入して社内研修の効率化を図りたい、研修費用を削減したい企業向けに、eラーニング会社の選び方とおすすめ企業について紹介します。また、費用や導入における注意点を解説しつつ、発注先の検索におすすめのサービスも紹介します。
eラーニングの市場規模は今後において拡大が見込まれており、その要因にはコロナウイルス流行によるオンライン化や在宅ワークの需要が急速に増加したこと、IT技術の進化とコストの低下などが挙げられます。
今やeラーニングは企業が働き方の多様化の波に乗り、社員のニーズも叶えつつ効率よく人材育成をするための重要な手段となっているのです。
そこで本記事では、eラーニング会社が提供するサービス内容の詳細や依頼先の選び方、導入における注意点などを解説します。
eラーニング制作会社とは?
eラーニング制作会社は、企業の教育を時間・場所の制約から解放し、社員がわかりやすく学べる形に設計し直す専門パートナーです。LMSで使うデジタル教材の企画、シナリオ設計、撮影・編集、クイズやテスト作成、運用ガイドまでを一貫して担い、導入後の定着まで見据えて支援します。
また、現場で働く社員の視点に立ち、飽きずに学べる構成・演出を設計します。短尺分割や復習しやすい導線、理解度チェック、上長からの促進コミュニケーション案まで含め、途中離脱が起きにくい学習体験(UX)をつくるのが特徴です。
対応形式は幅広く、動画はもちろん、インタラクティブ教材、PDFやHTML教材、シミュレーション、VR/ARにも対応可能。SCORMやxAPIなどの標準規格やアクセシビリティに配慮し、既存のLMS上で運用できる形で納品するのが一般的です。
eラーニング開発会社とは?
eラーニング開発会社は、学習体験の設計だけでなく、学びを管理・可視化するためのシステム基盤(LMS〈学習管理システム〉や周辺機能)を要件に合わせて実装するパートナーです。既存LMSの活用・カスタマイズからスクラッチ開発まで幅広く対応し、設計→配信→管理→分析のプロセス全体を支えます。
強みは連携・拡張にあります。社内のSSO(SAML/OIDC)や人事データベースとの自動連携、API連携によるアカウント/受講データの同期、SCORM・xAPI・LTIへの対応、複雑な権限階層や監査ログ、SLAと可用性設計など、運用に耐える“器”を整えます。
導入後はダッシュボードで受講率・離脱ポイント・設問別の正答傾向を可視化し、通知やワークフローの自動化で改善サイクルを回します。PoCで実環境のボトルネックを検証し、セキュリティやコンプライアンスの要件を満たしたうえで本番運用へ移行するのが一般的です。
既存システムと深くつなぎたい、監査要件が厳しい、独自フローや多言語・多拠点運用がある――そんな環境では、開発会社の伴走が最短ルートになります。
会社でeラーニングを導入・刷新するなら、まずは何を達成したいか(目的)とどの数値で判断するか(KPI)を固めたうえで、各社の提案を同じ物差しで比較することが重要です。
具体的には、必要な役割(LMSの提供/教材制作/連携・カスタマイズ開発/収録・運用支援)の優先順位、スマホ対応や受講促進の仕掛け、社内システムとの連携可否、セキュリティ方針、そして費用・納期の読み方を揃えて評価します。ここでは「目的適合」「実績と専門分野」「費用・納期」の三点を中心に、選定時の着眼点を整理します。
自社の目的に合ったサービス内容か
導入目的を「誰に・何を・いつまでに・どの指標で」まで言語化し、それに紐づく必須要件を早い段階で提示します。新入社員の標準化、営業のケース学習、コンプライアンス徹底など目的が違えば、必要な機能や教材の形式も変わります。
学習体験(スマホ完結、オフライン再生、倍速・スキップ制御、確認クイズ、レコメンド等)が受講者の利用環境と合っているか、LMSの基本機能(受講管理、テスト、レポート、権限階層)が運用体制に馴染むかも確認ポイントです。
加えて、SSO(SAML/OIDC)や人事DB・ポータルとの連携、SCORM/xAPIやLTI対応など、連携・拡張の前提条件は「必須/任意」で明確化しておくと比較がぶれません。可能であれば小規模なPoC(試験運用)で受講率や離脱ポイント、運用負荷を実測し、目的への適合度を数字で確かめます。
実績と専門分野を見る
同じ「eラーニング会社」でも強みは異なります。自社と近い業界・規模・ユースケースの事例があるか、成果が受講完了率・テスト合格率・離脱率の改善など具体的な数字で示されているかを重視しましょう。
サンプル教材や管理画面を確認し、短尺分割や章テスト、復習導線、上長巻き込みなど定着のための設計が実装レベルで担保されているかを見ます。
セキュリティとガバナンス(データ保存地域、暗号化、監査証跡、アクセシビリティ方針、著作権・出演同意の管理)も提案段階で方針と証跡を提示してもらうと安心です。制作寄りの会社か、LMS寄りか、開発・連携に強いか、といった役割の適合も最終判断を分けます。
費用・納期の透明性
eラーニングの費用は制作内容・規模・カスタマイズで大きく変わります。比較の前提として相見積もりは必須です。主な料金モデルは次の3つです。
定額制:月額/年額で使い放題。小規模やスピード重視に向く。
従量課金制:受講者数・コンテンツ数・配信量で変動。中~大規模で最適化しやすい。
買い切り(準買い切り):LMSや教材を一括購入。長期運用でコストを抑えたい企業に向く。
見積は「初期費用/月額(ID・機能)/制作(企画・台本・撮影・編集・字幕・ナレーション・修正回数)/連携・開発」の総額で比較し、最低契約ID・オプション・更新/解約条件・SLA・サポート範囲(問い合わせ一次受け・運用設計・社内広報素材)まで明文化して確認します。
納期は「要件定義→デモ→PoC→本番」から研修開始日を起点に逆算し、余裕(バッファ)を確保。担当体制、レビュー回数、検収条件、データ移行やSSO接続試験などの前提タスクをスケジュールに織り込んでおくと、後ろ倒しのリスクを抑えられます。
eラーニング提供会社
ジャパンライム株式会社
ジャパンライム株式会社は様々な業界での幅広い実績があり、オリジナルコンテンツの企画から販売などを行っています。また、納品まで迅速な対応も魅力で、手厚い支援を実施する点が特徴です。
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会社名
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ジャパンライム株式会社
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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株式会社FCE
株式会社FCEは専任のコンサルティングにより、手厚い支援を実施します。提供するSmart Boarding(スマートボーディング)は導入企業1,200社を突破し、多くの場で活用されています。
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会社名
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株式会社FCE
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サービス名
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Smart Boarding(スマートボーディング)
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費用
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ライトプラン 1ID(=1社員数)につき1,080円 30IDで32,400円
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ベーシックプラン 1ID(=1社員数)につき1,620円 30IDで48,600円
両プランとも30IDからの契約となっており、月額制。ID数によって月額に変動あり。
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おすすめポイント
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株式会社システナ
株式会社システナは、顧客のビジネスに役立つオリジナルサービスを提供します。セキュリティeラーニングはクライアント専用にカスタマイズできるため、大いに活用できるでしょう。また、導入後の分析をはじめ、トータル的にサポートしてくれます。
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会社名
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株式会社システナ
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サービス名
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セキュリティeラーニング
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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株式会社エンターイノベーション
株式会社エンターイノベーションは、動画学習にありがちな分析や提案が主体のアウトプブット型のコンサルティングではなく、現場のリアルな問題に寄り添い「継続的な成果とプロセス支援」にこだわった実行型コンサルティングを提供します。また、コンサルティングや教育サービスを提供する点も特徴です。
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会社名
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株式会社エンターイノベーション
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サービス名
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UDEMY(ユーデミー)
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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ゴールの実現とアクション実現の可能性を分析
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株式会社AVILEN
株式会社AVILENはAIやDXに関する、あらゆる資格講座を展開しています。徹底的な支援により合格を目指せるため、知識が乏しい人でも安心です。約900社に昇る支援実績を持つ点も、信頼性を伺わせる要素と言えます。
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会社名
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株式会社AVILEN
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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AIやDXに関する様々な資格講座が展開
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合格するまで徹底サポートがあり、高い合格実績あり
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実際の試験問題の学習もあり、実践的に学べる
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eラーニング収録に強い会社
株式会社Geecs
株式会社Geecsは動画の収録から編集を得意としており、これまでに多数のCMやプロモーション動画などに携わってきた実績があります。また、教育分野への取り組みも実施しており、映像制作の指導を行っています。
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会社名
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株式会社Geecs
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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eラーニング開発に強い会社
株式会社pluszero
株式会社pluszeroは課題の発見からAI開発、さらには保守までを一括して提供します。システムの開発はオーダーメイドで進められるため、あらゆるニーズに応えることが可能です。顧客のビジネスや業界に関する知識を踏まえ、最適なアプリ開発を実施します。
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会社名
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株式会社pluszero
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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株式会社Namespace
株式会社Namespaceは、丁寧なヒアリングのもと最適なシステム提案を実施する点が特徴です。これまでの豊富な実績をもとに、顧客にとって新たなデジタルサービスの可能性を提案してくれます。
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会社名
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株式会社Namespace
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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ヒアリングが丁寧で最適なシステムの提案ができる
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株式会社ルートゼロ
株式会社ルートゼロはIT診断やソフトウェア開発など、開発と人材という2つの側面から課題を解決します。自社システムを作りたい、開発に関するリソースが足りないなど、各社の抱える課題に対して最適なサービスを提案してくれます。
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会社名
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株式会社ルートゼロ
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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株式会社クラスフォックス
株式会社クラスフォックスは、顧客と密にコミュニケーションを取りながら課題解決に向けてサポートしてくれます。DX推進プロジェクトマネジメント教育やローコードでのシステム開発などを実施しており、様々な規模のクライアント企業において実績があります。
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会社名
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株式会社クラスフォックス
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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ローコードでの開発ができる
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幅広い規模のクライアント企業の実績がある
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クロテッコ有限会社
クロテッコ有限会社は顧客のビジネスや目的に合わせて、Webサイトの企画から保守までをトータル的にサポートします。Webサイトを公開してからの運用も支援してくれるため、知識がなくても安心です。
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会社名
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クロテッコ有限会社
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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Librus株式会社
Librus株式会社は数多くの開発実績を持ち、顧客から高い評価を獲得しています。高いスキルを持つエンジニアチームが、迅速かつ手厚く開発を支援する点が特徴です。また、設計や開発、さらには保守運用まで柔軟に対応してくれます。
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会社名
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Librus株式会社
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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株式会社衆
株式会社衆は制作者が直接対応するため、コミュニケーションを取りながら進められます。デザインから開発までをワンストップで対応するため、理想のシステムを作成できる期待が持てるでしょう。幅広いクリエイターの支援により、様々な分野に対応可能です。
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会社名
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株式会社衆
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サービス名
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WEBSTUDYS(ウェブスタディズ)
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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株式会社ルーク
株式会社ルークはWebやクラサバ系の実績が豊富で、システムの開発からインフラの構築、さらには運用保守やITコンサルなど様々な事業を展開しています。担当者がシステム開発やeラーニングへの知識が乏しい場合でも、手厚い支援を受けられるため安心です。
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会社名
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株式会社ルーク
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サービス名
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不明
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費用
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要問い合わせ
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おすすめポイント
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受講者視点での設計が重要
設計の主語は常に受講者です。想定するペルソナの勤務環境(PC/スマホ、移動時間、就業形態)に合わせ、短尺で区切った学習導線、復習しやすい戻り道、上長からの声がけや評価連動など“続けられる仕掛け”を最初から組み込みます。
倍速やスキップの可否、章テストや小クイズの配置、合格基準と再受講ルールも、学びの邪魔をしない範囲で明確にしておくと修了率が安定します。
システム連携・拡張性も考慮
ログイン方式や人事DBとの自動連携、権限階層、SCORM/xAPIやLTIの対応などは、最初の要件に含めて判断します。
現時点の使い方だけで選ぶと、拠点拡大や科目増加のたびに再構築が発生しがちです。将来の拡張(多言語、SSO、外部BI連携、監査ログ)やデータ移行の計画、セキュリティ方針と運用体制まで、提案段階で整合を取っておくと後戻りを防げます。
運用定着と改善サイクル
導入後はダッシュボードで受講率・離脱箇所・設問別の傾向を定点観測し、教材の再編集や配信タイミング、リマインド設計を小さく回して改善します。
開始月は社内広報を厚めにし、上長ミーティングでの周知、初回達成のハードル設定、早期受講者の可視化など“初速づくり”が鍵です。PoCの結果をKPIに落とし込み、四半期ごとのレビューで仮説検証を続けると、学習が業務のリズムに定着します。
eラーニング会社を選びに関するよくある質問を以下にまとめています。
会社でeラーニングを導入するとは?
社員研修やスキル教育を、パソコンやスマホを通じてオンラインで行えるようにすることです。従来の集合研修に代わり時間や場所を選ばず、個人のペースで学習できる仕組みを導入できます。企業によっては、新入社員教育やコンプライアンス研修、商品知識の習得など、幅広い用途で活用されています。
eラーニング動画教材を飛ばすとどうなる?
eラーニング動画教材を早送りやスキップで飛ばしすぎると、受講未完了のままになってしまうことがあります。LMS(学習管理システム)には、途中スキップや早送りを制限できる機能があることが多いです。「動画だけ流して見たフリをされては困る」という企業の不安に対応するために、早送りやスキップの制限設定や視聴完了後にしか進めない設計、さらには中間テストや確認クイズで理解度をチェックするなどの受講管理機能があるのです。これにより、見ただけでは終わらせない仕組みを作れます。
eラーニングのベンダーとは?
eラーニングに関するシステムや教材を開発・提供・運用している専門会社を指します。その種類は様々で、主にLMSベンダー・教材制作会社・総合ベンダーの3種類があります。目的に応じて、自社に合ったタイプのベンダーを選ぶことが重要です。
eラーニングの欠点は?
eラーニングには学習の自主性任せになりがちなところや、まとまった初期投資が必要などの課題もあります。また、結局は受講者のやる気に左右されることから受けっぱなしになってしまったり、形だけで終わったりする可能性がある点もデメリットです。さらに、導入コストや社内調整が必要で、教材制作やシステム構築など初期投資が必要になります。これらを補うために、受講履歴の見える化や管理者からのフィードバック、社内での学習促進キャンペーンなどを定期的に行うと効果的です。
この記事では、eラーニングの導入を検討中の企業向けにeラーニング提供会社の選び方とおすすめ企業、開発・制作・システム導入などについて解説しました。
eラーニングを提供する会社を選ぶ際は、サービス内容は自社の目的に合っているか、実績が豊富か、専門分野が自社のサービスや悩みと相違ないかなどを確認しましょう。
依頼先に迷っている場合は、複数のeラーニング企業を比較・相談できる無料マッチングサービスのレディクルを活用しましょう。
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